町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

都心の地下の赤い新星・東武鉄道70000系

2019年05月18日 | 東武鉄道

東京メトロ日比谷線では、長らく18m車8両で全車3扉車と混雑緩和の為に編成両端2両を5扉にした2種類の編成で運転されて来ました。しかし、新形式13000系により20m車体・4扉車7両編成に置き換え、車両の大型化と乗車位置の統一を図る方針になりました。東武鉄道も在来形式の置き換えに着手することになり、13000系と同時に70000系導入を発表していますが、細部の機器に違いはあるものの東京メトロ車と大部分を共通設計とし、東武鉄道では初となる近畿車輛製車両の導入となったことで注目を集めました。

杉戸高野台駅に進入する70000系の普通列車中目黒行き。外観の赤を主体に黒を加えたカラーリングが目を引きますが、これは前任の20000系グループが纏っていたロイヤルマルーン帯を原色に改め、正面と側面帯を2色としたものだそうです。

日比谷線の起点である東横線中目黒駅で、置き換えが進行している20050系との並び。70000系の導入で運用離脱した20000系列は日光線南栗橋以北と宇都宮線向けに転用改造を受けており、新たに20400系として既に運用を開始しています。

先行の13000系同様にガラスを多様した開放感のある車内。3台のワイド液晶画面や全車両へのフリースペース新設で大幅にサービス水準が向上しました。因みに70000系・13000系共に先頭車両も電動車化された為、東京都心では数少ない前面展望と走行音を同時に楽しめる車両だったりします。マニア的には堪らないポイントですね・・・。

案内表示は3画面配置で大幅に情報量が向上しました。戸閉装置には電気式を採用しており、空気式を採用した13000系との相違点となっています。

20000系列の置き換えも時間の問題となりましたが、日比谷線~東武伊勢崎線の直通車に座席指定列車の設定が発表され、同時に座席をデュアルシートとした派生形式の70090系の導入が発表されました。直通開始以来、各駅停車のみだった日比谷線方面への速達列車が定期では初めて新設されることになり、こちらも併せて今後が楽しみです。

 

 
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