町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

京急ファミリー鉄道フェスタ2019開催(その2)

2019年05月21日 | 京浜急行電鉄

今年のファミリー鉄道フェスタは撮影用の展示車両は、今ひとつインパクトに欠ける並びでしたが、目玉となるのは初代1000形の公開でした。むしろこちらがメインだったかも知れません。

登場60周年記念の特製ヘッドマークを装着して展示された1000形デハ1351+デハ13561000形保存車といえばデハ1052・デハ1185が廃車後に鉄道グッズ専門店の「赤い電車」に売却され、栃木県真岡市と小山市で見ることが出来ます(1052は店舗の移転に伴い群馬県に移設済)が、何れも前頭部のみのカットモデルであるため、高松琴平電気鉄道に譲渡された車両を除くと完全な形で現存するのはこの2両のみでした。ラストランの後に長年放置され、倉庫代わりになっていた時期もありましたが、2017年に京浜急行電鉄の前身である大師電気鉄道創業120周年の節目を記念し再整備が施され、保存までに至りました。車内も公開されましたが、人が多かったので撮影はしていません・・・。

予想していなかったのが1000形の隣に置かれた20002011編成。デハ2011+デハ2018が背中合わせで並べられました。この他に中間電動車のデハ2012がノッチ操作体験に使用されており、何れも車外・車内共に部品の取り外し禁止の貼り紙が出されていました。保存を前提にしていることは明らかにされていたものの、先頭車1両だけではなく一応編成として成立(Mc1M2Mc3の形態)する姿で残るのは嬉しい限りです。しかし解体線に置かれていた5両の中間車にも同じ貼り紙が出ていたのは「?」ですが・・・。

久里浜工場公開時には一番先に来場者の目に飛び込んで来る京浜電気鉄道51形。東京市電直通に備えて1924年に登場した車両で、京急120年の歩み号でデハ1521が纏っていたラッピングはこの車両を模していました。

京浜電気鉄道の系列会社であった湘南電気鉄道の開通に伴い導入されたデ1形。路面電車の形態で走り出した路線のイメージを一新し、現在に繋がる都市鉄道に脱却させました。

今年は初代1000形と2000形を再び見る事が出来ただけで大満足でしたが、いつかは他形式と共に、太陽の下に並べてくれることを期待したいですね。


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