町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

残り2編成…終焉が近づく小田急1000形ワイドドア車

2021年08月17日 | 小田急電鉄

5000形の導入と入れ替わるように続々と廃車が進んでいる小田急1000形の未更新車ですが、休車扱いになっていたワイドドア車の1755Fが廃車になってしまい、この記事を書いている時点では主要な機器の撤去作業を行っています。これで現在も残るワイドドア車は1754F1756F62編成となりましたが、今年度は更にもう1編成の5000形の増備が予定されている為、更にまた廃車が出る事が予想され遂に消滅までのカウントダウンに入ったと言えます。

雨模様の空の下、ホームグラウンドとなった感がある江ノ島線の各停運用に就く1754F。登戸駅にもホームドアを設置した為、向ヶ丘遊園より先の区間での営業運転は不可能になってしまいました。

2019年に撮影した多摩線でも頻繁に運用されていた頃の1756F、離合しているのは標準ドアの1254Fです。前述のホームドア設置の影響で多摩線運用は激減し、相模大野よりも東の区間で姿を見る機会は殆ど無くなっています。

クヤ31牽引対応ながら1751Fと共に早々に廃車になってしまった1752Fの在りし日の姿。現在の江ノ島線では未更新の標準ドア車も運用に入る機会が多く、このような並びを今でも見る事が出来ます。かつてはありふれた並びのシーンですが今や珍しい光景になってしまいました。

(※この写真のみ再掲載)改造に改造を繰り返し、結果車内と車外でドア幅が異なって見える不思議な内装もいよいよ見納めです。ラッシュの切り札として設計された広いドアが仇になってしまった形ですが、こうした車両は二度と現れる事は無いでしょう…。全廃まで残り少なくなりましたが、最後までその活躍を見守りたいと思います。

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