記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

ふたたび逢えることを夢見て

2019年04月18日 23時46分03秒 | Weblog


16日の朝、いつもと同じテレビ番組をつけたら、あのノートルダムが、橙色に燃え上がる炎に包まれていた。
何が起きているのか一瞬、理解できなかった。顔も洗わずテレビの前に張り付いた。
紛れも無い事実だと知り、声が出なかった。
これはテロなのか?!

パリ市民の悲鳴とともに、崩れ落ちていく尖塔。もしもテロだとしたら、市民が集まっているこの場所を襲うんじゃないかと、ビクビクしながら見守った。幸いテロではなかったようだ。

あれは、確か4年前、パリを訪れた時のこと。散歩の途中で、変わらずにそこにあるノートルダムを見上げたら、尖塔に登る青銅の像を数名発見した。
いままで、空気のような存在、パリの風景の一部であったノートルダムに、こんな像があったなんて、私にとっての新発見だった。

あの像達は無事だったのだろうか?

そもそも、全て石で出来ているものと思っていたノートルダムが、何故火に包まれ、崩れ落ちていくのか理解に苦しんだ。最初の報道でも、ここまで燃え上がる理由を言及出来ずにいた。

後々の報道で、ノートルダムの屋根部分には、大量の木材が使用されていたことを知らされた。木材を使用する理由を下記の動画で改めて理解。
https://youtu.be/TaL0FG0MaPs


ノートルダム寺院の正面は、威厳を保つ2つの塔、裏側はガラリと変わって、フライングバットレスの美しいアーチが華奢なイメージを与え、正に貴婦人といった感じ。

正面に大きなツリーが登場するクリスマスの時期以外は、裏側の姿が好きだ。

また、あの姿を見たい。
フランス人とパリを愛する誰もがそう願っている。

5年後を楽しみに、待ち続けます。
たとえ長引いたとしても、生きているうちに完成を見届けたい。


もう少し望遠のきくカメラで撮りたかった。。。

2017年の9月のNotre-Dame正面

同じく2017年9月のNotre-Dame裏側

Notre-Dameに登った時の写真。
この風景をもう一度見たい。

隣にはガーゴイルがパリの街を見下ろしています。
コメント (2)
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