先日、雑貨のデザインの参考にと、手に取った本を見ていたら、急に思い出したことがあった
あれは大学に入りたての頃だったかもしれない
丸ビルの1Fにあった広々としたショップで、一目惚れした大きめのバッグ
艶のある濃いめの茶をした革で出来ていて、中にはリネン素材らしきインナーバッグが入っている。珍しいデザインだと思った。
当時はなめし革の色が好きで、パンプスや巾着トートなんかも同じ色で揃えていた
それ以来見かけるチャンスがなく、また私の革製ブームが過ぎ去ったため、今まですっかり忘れていた。そのバッグは、内田彩仍さん愛用のジュスト カンパーニュだったのかもしれない。
調べてみたらフランス製だった。パリに行った時に見つけられなかったのかなと不思議に思った
早速メルカリで手に入れた新品が欲しいけど、現状お店に行く予定が立たない。
メルカリで見つけたのは一目惚れした大きめのバッグではないけれど、手頃なサイズ感と、この網状のデザインが、やっぱり今も可愛い
早速インナーバッグのリメイクに取り掛かった。私のブランドテキスタイルであるトワル ド ジュイの生地で作ってみたかったの
予め、いらない生地で試し縫いをした。実物から起こした型紙だから、多少の修正は生じる。大好きな生地の無駄を避けるための、大切なひと手間だ
丈夫にする目的で、表生地と裏生地を接着芯でくっつけたら、だいぶ厚みが出てしまい、縫いづらかった。でもクタッとはせずに形が保たれたのは良かった。元々のデザインはインナーバッグと外側のバッグが、4つのスナップボタンで留めて固定されるが、接着芯のおかげでボタンをつける必要がなくなった
元のインナーバッグの巾着に使われていた革製の紐を引き出し、付け替えて無事完成
思ったとおり、いい感じの出来栄え
季節ごとにインナーバッグだけを変えて楽しみたくなるバッグだ。
末長く大切に使います
このワンピースと一緒にコーディネートしてみたい
元はこのストライプのインナーバッグが入っていました