びっくりな花

初めて見たときはその不気味な姿かたちに、ナンダなんだと顔摺り寄せましたよ。
えっ、これが花か？ほんとか？
後で、ハイキング友に興奮して話すと、
「あんた、そんなの、山行きゃあ、いっくらでもあるが。わたしんちにもあるがさ。」だと。
涼しい顔して言われたら、こちらの立つ瀬がない。大発見のつもりなのにね。で、ごらんあれ。

まずは　エンレイソウ

真上から見るとこんな形・・

横からの姿・・

花をよおーく見ると・・

日にちが過ぎて実になると・・
延齢草　と書きます。その名の通り、花が咲くまで15年ほどかかるそうで。ちょっといとおしくなるね。

次は　コウライテンナンショウ

　　

またの名を　蛇の大八　というそうで・・なんだか池波作品の盗人のような名前だと思って。蛇が鎌首をもたげている姿に似ているからだそうで。

びっくりしたのは私だけだったでしょうか？？？

　　

父と一緒に

昨日、横浜に来ました。（あっ、帰りました、というのかな）
無事に我が家の玄関をまたいだ時は、正直ほっとしました。
そして疲れがどっと・・・

実家を7時に出て、我が家に12時半。もう、最短時間で来ました。
父は私にせかされてきっと疲れただろうなと思います。
新潟の佐渡汽船から、新潟駅、『Maxとき』乗車まで30分しかないのですから。駅構内を急ぎましたね。だってね、次の10分遅れのMaxにすると、大船駅で1時間も違ってくるのですから、踏ん張ってもらうしかないわけですよ。
普段新潟駅なんて同じ通路しか通っていない。が、そこを歩くには、父には遠すぎる。短い通路も一応の知識はあるのですが、階段がネックで、遠くても階段を通らなくてすむそちらの方がいい、と父は言う。うーーん、仕方ないか、でも、と思って、佐渡の待合所で時刻表を借りて新潟駅構内案内図を見ると、階段裏にエレベーターがあることが分った。助かりましたね。
もう、大正解でした。そのお陰で、新潟＝東京、ノンストップMaxに乗車できたというわけです。
父が困ったことといえば、電車のトイレの水の流し方だそうで。
手をかざして水を流すのが分らなくて、端から説明書きを読んでいたそうです。あまりに遅いから、迎えに行こうかと思ったときに帰ってきました。そういうわけだったそうです。

それにしても、今回ほど駅のエレベーターやエスカレーターが有難く思ったことはありません。
だって普段500歩から1000歩しか歩かない父が横浜まで無事に来られたんですから。

「父さん、これが最後じゃないわ、これからも何回でも来られるよ。」
とは、私の父への褒め言葉です。父もまんざらでないようで・・・
ちなみに昨日父は93歳になりました。すっかり忘れていましたが。