父が大事に育てていたサボテンです。11日撮影。
「ところ変われば品変わる」
あれ?こんなときに使っていいのかしら。
ともかく、所が変われば、宗旨が変われば、いろいろと違って目が点状態、しばし固まってフリーズ状態。
以前、佐渡では火葬を済ませてから通夜、葬儀という段取りで、それには驚きももの木だという話をしたことがありますが、これまたびっくりの話。
納骨するときのこと。
「それでは皆さん」とお寺さんが骨箱を開けて。
まず喪主からと言われたからには仕方がない、夫は目を白黒させながら骨箱から父の遺骨を素手でつかんで墓の中にほおりこむ。続いて私。私は2回目だから別に驚かない。
皆さんで、と言われたのだから納骨に立ち会って下さった皆さん、素手で骨をつかみ上げてぽっかり開いた墓の中に投げ入れる。大きい骨1本の方もいれば、がしっとつかんで花咲かじいさんの方もいる。
最後に頭と喉仏の骨。
息子のお嫁さんは、
「頭の骨をガシガシ割ったのにはびっくりしました」と興奮気味。
夫は、
「俺が悪者になるって言うて、○さんがやってくれたが」と見ていなかった私に報告。頭が大きくて穴には入らなかったそうな。
全部の儀式が終わって、ようやく家でほっとしたらその話題で持ちきり。
家族も親類縁者も私以外、遺骨を手づかみでなんてはじめてだからね。
「ふつうは骨壺に入れて墓に納めるよな」と夫は言うけれどそうよね。
でも、よくよく考えてみれば、早く土に戻ってもらうには一番の方法だもの、合理的だわ。ほんと。