
従弟のお嫁さんはなかなかユニークだ。
9時5分前に行くからね、と言うとほぼぴったりに来る。9時を超えることなんてない。
で、どこのお山に行くかなんてもべつにだ。
車に乗せられたらどこへ行こうがあなたの意のままにだ。
またシャッシャか運転して迷いがない。
きのうも山道くねくね登り、かなり登り着いたところが大佐渡の白雲台。
この山に咲く1本桜の「千竜桜」命名者は写真家の故天野尚さん。
海抜880メートル、雪の重みで大きく枝分かれして広がったミネザクラが、
千の竜がのたうち回るがごとく見えるからとのこと。そうか。
車を降りて100メートルも歩くと。


見事だ。






例年はゴールデンウィークの後見頃を迎えるらしいが、
今年は開花が早く、昨日は木の下の方が残っていただけだった。
それでも充分よ。風雪に耐えて生き残っている1本の桜。
孤高の桜とは、素晴らしい。
我が道をいくお嫁さんに感謝よ。
我が道をいくお嫁さんに感謝よ。