3月以来の佐渡行き。
まさか東京に寄って行ったりしないでしょうね、という横浜友の懸念は当たらず佐渡直行。
そうよ、大掃除という使命を帯びているからそんなことはしない。
でもでも帰りくらいはいいでしょと探した結果、これだ!とすぐに決めて。
大津絵、東京駅、上等じゃないの。外を歩かないで済むからね。
大津絵はずっとずっと以前、どこかで見た記憶があって大好きなジャンル。
予約チケットを購入しておいた。
案の定、25日は予定になかった台風の影響で雨。佐渡も東京も雨。
よかった、東京駅構内を歩けば美術館もランチも傘をささないで行くことができる。
鑑賞時間は12時からで予約したが、11時前には着いたのでランチ前に観賞しておこうと
ダメもとで受付へ。大丈夫、空いているからどうぞということで入館できた。
それにしてもこのタイトル(?)がすごい。
何としても手に入れたい!ですって。そう私の気持ちそのまま。
大津絵は江戸時代初期より、東海道の宿場大津周辺で量産された手軽な土産物でした。
わかりやすく面白みのある絵柄が特徴で、全国に広まりましたが、
安価な実用品として扱われたためか、現在残されている数は多くありません。
文人画家の富岡鉄斎、洋画家の浅井忠、民藝運動の創始者である柳宗悦など、
当代きっての審美眼の持主たちが、おもに古い大津絵の価値を認め、所蔵。
こうした傾向は太平洋戦争後も続き、洋画家の小絲源太郎や染色家の芹沢銈介らが
多くの大津絵を収集。(フライヤーから抜粋)
題材は、風刺画・美人画・鬼・仏画・若衆などなど多岐にわたっている。
私は鬼の絵が気に入っている。あと美人画もね。
写真撮影は禁止なので以下の絵はwebから借用した。
同じ画題でいろいろ描かれていてそれぞれに少しづつちがっていて、
こっちのほうがいいな、なんてお持ち帰りの絵を品定め。例えば、
「鬼の念仏」3点
どの鬼をお土産にお持ち帰りしたいですか?なんて、ね。
猫がネズミにお酒を飲ませれば結果は、明白。「釣鐘提灯」提灯の方が重い?!さて。
「外法の梯子剃」さてさてこの絵の意味することは?この画題も多くの絵が展示されていた。
はい、お待ちかね美人画。
「藤娘」 「傘さす女」
いいでしょう、色っぽくて惚れ惚れする。即お土産にお買い上げするな。
他にも惚れ惚れする美人画はたくさんあったわ。
じゅうぶん楽しんだけれど、150点もの作品は私には多すぎて出た後はへろへろ。
でもでも満足。やっぱり美術館には足を運ばねばと。
こちらでお会いしたご婦人が「心に栄養補給しましたね」とおっしゃっていたもの。
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