いやいや、私ではありません、私はそんなに軟じゃない。
薬局ご主人よ、マサチャンママの夫。
横浜に帰る前の日、征伐してもらうべく食料もって訪問。
四方山話に花を咲かせていたら、マサチャンママ。
「うちのおじいさんさ、具合悪そうな顔してたから、なんしたのんやって聞いたら、あれらが帰ったら微熱が出たっていうんだや」って。
もう、まって、娘一家がおる間中、店に出とっても眉根にしわ寄せておっかねえ顔しとったっちゃ、って。
ああそうか、いやそうか、さもありなん、とおかしくておかしくて。
マサチャンまで、からかう。
「あんのう、はよ帰ってくれんかはよ帰ってくれんか」って言うとったし、と追い払う動作付き。
私もさあ、正直いらいらしたっちゃ。
出かけるって言うてからどんぐらい時間かかるっちゃ出るまで。それから化粧始めるんだや。
ありゃあ、急ぐこと知らん、急げえんだね。って。
なに、あんたはさっさとするのんか?と冷やかすと、
私かあ、すぐ出るわよ、言うたらもう子供の手を引いとるもん。
マサチャンなら、こっちはこっちでさもありなん。
要するにペースが極端に合わない父vs娘。
どっちも知っている私としては他人事だからさ、大笑いして、なんのかんのと突っ込んでいたのよ。
それでどうした!なんした!どうなった!ってさらに父vs娘エピソードを聞き出して楽しんでたの。
深刻じゃないんだからさ、いいのよ、熱出したぐらいのこと。
それにしても、娘一家が3泊4日しただけで微熱が出たなんて、ね。あるのか?そんなこと。
ほんと、体二つ折りして笑ったわさ。