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まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

光って輝くものは

2019-12-21 08:54:33 | 自然・風景

月曜日晴れ、火曜日午後晴れ、水曜日素晴らしい晴れ。木曜日。
もうわざわざ暗い曇り空を選んだかのような横浜友との定例会。
昨日のあまりの天気のよさに、そんな自分たちがおかしくなってしまった。

日が差さなければどうということはない光景も、ぱあーっっと光を浴びると、
一瞬にして輝く世界を見せてくれる時がある。妙に感心するわけでして。

町の風景

 

 

 

 

 

 

野っ原

 

 

家の庭 *カサブランカ 図々しくも私になぞらえて 枯れ落ちる前の一瞬の輝き

 

なかなかの美しさよ。
こうありたいと思っているのです、花開いた時の美しさもさることながら、
年相応に枯れて日を浴びればいっときは輝くこともある、なんて、ね。

追)
あれ?今記事を見たら一番上にカサブランカの写真。変!
原稿にはないのに、きちんと下に収まっているのに。
消し方が分からないので、ご覧になった方は、申し訳ありません脳内削除してください。

 

 

 

 

 

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モノトーンの空 山手イタリア山庭園

2019-12-20 08:50:18 | 自然・風景

今月の横浜友定例会は石川町で町の中華屋さんランチ。
火曜日の予定が雨の予報で昨日へ。
ありゃあ何のことはない、火曜日午後が晴れて昨日は1日中雨模様の鈍色の空、モノトーン。
まままそれもよし、3人いればの世界。
こんな感じ。庭園の庭から見た風景。

 遠くはマリンタワー

 ランドマークタワー

石川町まで行くならと一番近い山手イタリア山庭園までぶらぶら散策、と言いたいのだけれど
何しろ急坂を上るからひーひーはあはあよ。

裏側から入ると 冬の意外な美しい風景に出会って 期待していなかった分ちょっと感激

 


ブラフ18番館

庭の一角に初めて見る可愛い建物 

小さな庭


奥の建物は 外交官の家

 

 

正面に回るとバラが少し残っている

門扉には

 

モノトーンの空と葉を落とした木々のキリっとした美しさ。そしてほんの少しの色どり。
冬は冬ならではの光景が見られて、それはそれでよかったわ。

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木々に日が差すと

2019-12-19 08:12:00 | 自然・風景

  
昨夕 16:02               16:12

私が住んでいる町は、山を切り崩して開発したところにできた。
線路を挟み幹線道路で区切られ、4つの町が作られた。それぞれに大きな公園も4つ。
言っては何だがあまり魅力的な公園ではない。
お気に入りは時々写真を載せている梅が咲く公園のみね。
だから家からいちばん近いこの公園もほとんど行かない、用足しでも通らない。
できた当初は木々が生い茂り「昔は山でした」の感が一番残っていた公園だったのに。
治安の面から山は真っ平らなグラウンドになってしまった。仕方ない。

久しぶりにその公園横を通ったら。

なかなかな風景に出会って。よし今度は晴れた日に来てみようと。

印象はがらりと変わる。で、公園にちょっと立ち寄って。

日が差すと、木々の葉も黄金色に生き生きと輝いてくる。

小高いところになごりの紅葉。

 

 

今年は、この色が輝くとやけに素敵に見えるから不思議だわ。

 

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深読み音楽会「井上陽水~Love Songs シュールな愛の詩人」

2019-12-18 09:04:22 | TV

井上陽水さんはドンピシャ私と重なる世代。
陽水さんの20代は私の20代、70代は私も70代。陽水さんの歌はよく聴いていた。
だからこそ、メロディー抜きの歌詞だけを深読みするというこの番組を興味深く観たわけ。
もしこれが全く知らないシンガーだったら、こんなめんどくさい番組は見なかっただろう。

名曲探偵は、ミュージシャンの小室等さん、作家の高橋源一郎さん、版画家の山本容子さん、
これらのお三方はリアルに陽水さんを聴いていた世代。
作家の朝吹真理子さん、シンガーソングライターの安藤裕子さん、
このお二人は他の歌手だったり教科書だったりで陽水さんの音楽を聴いた世代。
その5人が集まって歌詞深読み大会。

ちなみに皆さんの陽水評。
「謎の人」「はぐらかしの達人」「危険な感じ」「臆病」「流れる」
ほかにも「複雑な人」とか「本心を明かせない、明かさないじゃなくて」
小室さんなんか「フェロモン」ですって。うん、分かる。
私の印象は安藤さんが言った「はぐらかしの達人」に近いけれど「つかみどころがない」人ね。
陽水さんとリリー・フランキーさんのお二方、こんなつかみどころのない人を
恋人にしたり夫にしたら思いっきり振り回されるんじゃないかしら、とみている。きっと疲れるわ。

名曲探偵が取り上げた楽曲

歌詞を全部書くことができれば、深読みの内容が分かりやすいのだけれどそうもいかない。
この方たち、取り上げたほとんどの歌詞に死や死者の匂いを嗅いでいるのよ。
そうかともそうかなとも。
♪傘がない ♪夢の中へ ♪氷の世界 ♪人生が二度あれば ♪少年時代 ♪あなたにお金 ♪最後のニュース

これらの曲はもう十分に分析されているからパスして。
でも♪人生が二度あれば 陽水さん20代の曲とは、しかも「井上陽水」の名でのデビュー曲とは驚き。
小室さんは、そんな若い時に父と母を素直に賛美できる?かね、と言っているけれど、私もそう思うのよね。だから陽水さん40代くらいの曲かと思っていたの。
でもその後、泣きますけどね、反則だ、と付け加えて。ほんとその通りだわ。

♪帰れない二人 安藤裕子さん一押しの曲 ♪心もようのB面、忌野清志郎さんと。
この歌詞を、朝吹さんは心中しようとしてできない二人と深読みしていたが、
ミュージシャンの小室さんと安藤さんに、メロディーが洋楽的でおしゃれ感満載と却下されピュアなラブソングとして認定された。そうよね。

♪なぜか上海 高橋源一郎さん一押し 大好きな曲だけれど深読みはパス、面倒だから。

♪カナリア 山本容子さん一押し
切なくとても寂しい詩だ。
カナリアになぞらえてシンガーとしての自分の出現や閉じ込められたい感じを歌っているのではないかと。
歌い手の自分を悲しい者ととらえている。と深読みしていたけれど。

♪リバーサイドホテル 朝吹真理子さん一押し

 

朝吹さん、やはりこの歌は心中の歌だと主張。皆さんふんふんと頷く。
リバーサイドホテルは「三途の川ホテルだ」と。
リバーサイドホテルは「生と死の中間の場所」だって。
「チェックインなら寝顔を見せるだけ」変ね、だけど永眠している顔がパスになると。
そう言われればそうかもしれないな、なんて思ったけれど小室さんが、
「作家さんたちは深読みだ(ま、深読み大会だからね)。
僕はシンプルで上等なポップスだと気持ちよく終わった」と言ってくれて。
うん、私、小室さんに大賛成。大好きな曲で、なんだか訳が分からない歌詞だなと思ったけれど、
なにしろメロディーありきだから 
♪ホテルはリバーサイド 川沿いリバーサイド
とあの甲高い粘っこい声で歌われるともうそれだけでじゅうぶんでなの。

♪ワカンナイ 小室等さん一押し

君の言葉は誰にもワカンナイ 慎み深い願いもワカンナイ
明日の答えがわかればつまんない 君の時代のことまでワカンナイ

小室さんが陽水さんは?マークの人で何に対しても「はてなはてなと言ってないと気が済まない人」
と言っているのがおかしい。
宮沢賢治に対して盾突くことができるということが身の程知らずもいいところ。高橋さんは、
いったん宮沢賢治を否定する立場になっているんだよね。だから“ワカンナイ”し、ダサいし。でも否定しきれないね、っていうところで歌を作っている。ついでに言うと宮沢賢治を擁護しつつ、これは自分の立場だよね、理解されないっていう点では。
うーん、陽水さんは詩の中の何かに自分を託していることが多いわ。

「皆さん、ついてこられましたか?」と問われたので速攻で「ついていけません」と答えたの。
うん、でも面白かった。

そして♪最後のニュース筑紫哲也NEWS23』のテーマ曲
1989年の楽曲ながらその詩を読むと、現在の世界状況とほぼ変わらないところが鋭い。
小室さんは、ありそうなプロテストソングなのに、
♪今あなたにGood-Night ただあなたにGood-Bye
皆に言っているんじゃない「ただあなたに」と言っていることで極上のラブソングになっている、と。
もうもうその通りよ。「ただあなたに」と言われたらドキッとするという山本さんじゃないが
自分に言ってくれてるのね、と思って泣きそうになるわ。

よろしかったら筑紫さんとのいきさつが書いてあるこちらもどうぞ 最後のニュース  

番組の企画を聞いて 陽水さん「自分が出なくていいのならお任せします」と番組作成を快諾したそうだ。
テレビ大好き陽水さんはきっとにやにやしながら観ていたに違いない。
「そう?」「ふーん」「そんなこと考えていたのかしら」なんて例の調子で言いながら。

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我慢の限界に達すると

2019-12-17 08:45:57 | くらし

我慢といってもそりゃあいろいろな我慢がある。
身体的我慢に精神的我慢。
身体的我慢といったら先日大失敗した。
尾籠な話なので詳細は省くとして・・・想像していただくしかない。
精神的な我慢、なんてもうこの年だからしない。
人間ができているから我慢なんて忘れてそんなもんだと悟っている。ほんとか?!ほんと。

が、そんな私が我慢ができないものが一つある。
そうよ「待つ」という行為。どうしてもだめだ、できない。「待つ」我慢、身体に悪い。

昨日は粗大ごみの回収をお願いした日だった。依頼はずっと前にしておいたのよ。
「8時前に家の外の見えるところに置いてください」とのことだったから、
早速7時前には忘れないようにと出しておいた。これでよし、ね。
11時前、買い物から帰ってきても家の前にはまだ鎮座している。えっ?!まだかいな。
ま、そのうち回収に来るだろうと余裕綽々よ。少しは我慢できたね。

ところが昼食食べ終わってもパソコンで遊んでいても、1時を過ぎたというのにまだ来ない。
だんだん不安になってきた。
回収業者が忘れたのかしら、はたまた私の聞き間違いで回収日は16日じゃなかったのかしら。
どうしたらいいか、不安は募るばかり。まだ午後になったばかりというのにね、
頭では分かっているけど我慢はもう限界に達している。
そうだわ、この手のことには大先輩の横浜年上友がいた、訊けばいいんだ。
さっそく電話したね、いちばん遅くて何時ころに回収に来たかと。

友も回収が遅くて同じような不安になったことがあり、3時になったら問い合わせようと
思ったことがあると。そっか、それじゃ私は3時までは我慢できんから2時に問い合わせしようと。
階下に降りて電話番号を確認していたら、外で何やら物音が。ひょっとして。
そうなの、回収車が来たの。ちゃあんと来てくれたのよ、よかった電話しなくて。
そんなものなのよね、とおかしくなったわ。
年上友にも報告、電話に出たとたん「来たの?」ですって。

しかしなあ、こんな待てない客の電話が来たらえらいご迷惑だな環境局の係の人も。
分かってはいる、が我慢ができない!

12月8日の写真


近所の公園

幹線道路

図書館の中庭

 

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イチョウの布団

2019-12-16 08:21:51 | 植物

昨日、2時過ぎの空。雲があまりにお行儀よく並んでいたので。

今朝、洗濯物干しながら見た空。月を撮ったつもりだけれど確認できます?

そう、昨日の公園掃除の話ね。
このところ私も公園掃除に行くのをよく忘れるから、でも昨日は責任あるからとよくよく言い聞かせて。
約束の8時50分、シンチャンママの家でピンポーン。
「あっそうだったわね。お掃除だったわね。今コーヒー飲みながら新聞読んでいたのよ。
すぐ着替えて行くから先に行ってて」って。
ああ、私はシンチャンママの性格がうらやましい。そういう人に私はなりたい、ほんとよ。
で、昨夜の助走時間は3時間だったんですって。あらま。
狭い児童公園を3つの班のメンバーがお掃除。皆さんあれ違う私、手より口が忙しかったことは内緒。

お掃除といえば、私が住んでいる周辺の幹線道路街路樹はイチョウが多い。
今の時期、大変。
イチョウは知らん顔して葉をまき散らすから、かき集めるお掃除、やってもやってもきりがない。
道路に面している家は、知らぬ半兵衛を決め込むか毎日かき集めるかいずれかの選択。
困るだろうな。

この方たちはイチョウの布団でぬくぬく。寒さ知らずでいいことよ。

私も、十年以上使っているよれよれ布団じゃなくて、日のぬくもりがあるイチョウの布団で寝たい。

 

 

 

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「助走がいるの」

2019-12-15 08:36:03 | くらし

お隣だって前だって、1日姿を見ないなんてことはざらだ。
寒いから外の用事は皆短時間で済ませている。
その短時間がずれたら「そういえばこのところ話をしていないわね」となる。

シンチャンママともそう。
昨日回覧板を持っていって玄関先で久しぶりに立ち話よ。
「元気?」「元気よ」なんて。寒くていやね、とか。
「そういえば今朝地震があったわね」と言われて、
「うちのもそう言ってたけど全然知らないのよ。寝るともう何があっても分からないから」
なんでも震度3の地震だったんですって。
「あらあいいわね。それだけ睡眠が深いのね。私はすぐ目が覚めるわ」って。



そこから睡眠の話。
「何時に寝てるの」と訊くと「10時よ」ですって。
そうなの、私が寝る11時ころはあたり近所の家は電気がついていなく、
門灯と外灯の明かりだけが煌々と照っていて、なんだか寂しくなるのよ。
そうか10時に寝るのか。
「けっこう早いのね」と言うと、
「私、寝るのに助走がいるのよ」えっ?!助走?

10時に寝てもすぐには眠れなくて、2時間くらいはグダグダしているんですって。
そうだわシンチャンママも睡眠には苦労している人だった。
以前も二人でぼやいたことがあった。だいたい4時間くらいよね、5時間寝たら御の字よねって。
「2時間も、そりゃあ長いわね。その間妄想しているの」と訊く。
「助走」の言葉に笑ってしまったけれど、2時間も助走に使っていたら疲れるわね。
その間、音楽を低く流して眠気が襲ってくるのをひたすら待っているそうよ。
そうかあ、2時間の助走、おまけにすぐに目覚める、そりゃあつらいわね。
朝が遅いのも無理ない。

今日は今年最後の公園掃除だ、しかも9時始まりだ。
「えっ、早いのね」と驚くシンチャンママに頼まれた。
「あなたが行くときピンポン押してくれる?」
分かった、忘れなかったらたたき起こしてあげる。

 

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小菊乱れる

2019-12-14 08:51:13 | 植物

今朝も冴え冴えとした月。
洗濯物を干していた時もうっすらと見えていた。右側が少し欠けている。

12月も2週が終わりか、と思うとなんということなく気がせく。
年末の予定なんぞ特別なことはないのに落ち着かない。
「のんびりしよう」とつぶやくと「それ以上ののんびりがあるのかさ」
と脳内のあちらこちらが騒ぎ立てる。まままま、いっか。

そんな日々から 小菊 
童謡♪菊の花の歌詞が浮かんだけれど。。。
♪きれいな花よ菊の花 白や黄色の菊の花  うーん微妙。まままま、いっか。

よそ様のお庭から拝借。

こちら公園で拝借 野菊

お寺からも拝借

どの菊も、暴れ暴れて乱れ乱れて茎も倒れて。
それでもたくさん集まると可愛く秋の風情を醸し出してくれるから、よそ様で調達して楽しんだ。

 

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晩秋 妙本寺の紅葉

2019-12-13 08:29:23 | 自然・風景

特に何が何でどうしたからなんてことはないけれど、
自分がごちゃごちゃしたときに訪れてみたくなるお寺『妙本寺』
鎌倉駅から歩いて10分くらい、思い立ったらすぐに行って来られる。
9日もそう。「ちょっと行ってくるわ」と8時過ぎに家を出てぶらぶらと。

「静寂」 これ以外の言葉が浮かばない。

いつも通り総門を入ってそのまま真直ぐ二天門まで歩く。それだけで気持ちが鎮まる。

 

紅葉黄葉

 

祖師堂の堂々とした大屋根

そして祖師堂横の紅葉黄葉

 

 

 

 

ご住職が新しく就任されたようで現ホームページには掲載されていないが、
私が最初に訪れた2017年のホームページでの住職のご挨拶が素晴らしい。

本当にその通りだなとしみじみ思う。2年前と変わっていない。
「手を加えすぎない」
私が好きになったのもそこかもしれない。ってちょっとおこがましいかな。

再掲します。

HP 住職ご挨拶

このお寺は、日蓮聖人と比企大學三郎能本公とのご縁によって、文応元年(1260)に開創され、
身延山久遠寺、池上本門寺と並ぶ七百五十年余の歴史を有する日蓮宗最古の寺院の一つです。
境内の植栽にも、山の木々にも、手を加えすぎないように手入れすることを心掛けており、
今も昔ながらの静かなたたずまいを保っているお寺だと、秘かに自負しております。

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「アキヤマさんに行かなくちゃ」

2019-12-12 09:01:32 | くらし

その前に。
今朝6時前西の空、沈む満月のきれいだったこと。
雨上がりの近所の屋根を照らしてそこがきらきら光っていた。
今日ばかりは早起きの自分をほめたわ。

先日夫が出かけた時のこと。
故郷の人たちの集まりは目黒で開催される。
私が三ッ池公園から帰って間もなく、女性から電話があった。留守電になっているから
ふだんなら出ないのだが、そろそろお開きの時間かな何用かと受話器を取ると、
「○○会のものですが、×夫さんの奥さんですか?ご主人今日どんなコートを着て出かけたかご存じですか?」
ってな感じの内容。えっ!頭の中に?マークが10個くらい並ぶ。


「ご主人、赤いコートを着てきたって言ってるんですけど、ないんですよ」あちゃあ。
「赤いコートじゃなくて、紺色のダウンのジャンパーです。ちょっと黒に近い色です」
「ああそれなら分かりました。また後ほど」と電話は切れた。
いやはや、ついに自分が着て行ったコートまで忘れるようになったか。参ったわ。

帰宅した夫に事の顛末を話すと「そうか」のひと言。
「こりゃあ本気でアキヤマさんに行ってもらうわ」と私。
翌朝、すっかり酔いもさめたらしい夫は昨日の行動を話す。
山手線目黒じゃなくて一つ手前の駅で降りてしまったそうだ。
変だなと思って通りがかりの人に案内状見せて聞いたところ、次の駅だと教えられたって。
まあそんなまさか「ますますアキヤマさんだね」と私。
おまけに100均で買った眼鏡やもろもろパンフレットまで会場に忘れてきたんですって。
あきれて「アキヤマさん行って!」引導渡す。

最近の夫の物忘れのひどさは否応なく「アキヤマさん行き」のレベルに達しているな。
今までは冗談で、忘れるとすぐに「アキヤマさん行って」と言ってたがそろそろかも。
ちなみに「アキヤマさん」は脳神経外科病院である。
私は過去に受診したことがあるから診察券を持っている。行く準備はできている。
問題は夫である。行く心構えをしてもらわなくちゃ。
♪行かなくちゃ アキヤマさんに行かなくちゃ 
と井上陽水の♪傘がないのメロディで歌っていただきたい。

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