Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

着物のカビ

2012-03-05 23:22:00 | 日記
このところ、雨の日が続いていますね。
冬の雨なのに気温もそこまで低くならず、なんだか湿気が高そうです。

昔は着物をカビさせるのは女の恥といわれていたそう。今もそうなのかな
でも最近の住宅事情を考えると、なかなか昔のようにはいかず難しいですね。
木造住宅でも昔ほど風通しが良くないですし、まして鉄筋のマンションなど、
機密性の高い住宅は、どうしてもカビが生えやすいものです。

かくいう私も、実は着物を数枚カビさせてしまいました・・・
女の恥・・・

たぶん、実家に居た時の保管場所が悪かったせいだと思うのです。
家の北西角部屋の和室で、普段はあまり風を通さないようなお部屋でした。
虫干しのように、年に数回は着物に空気を含ませることをしていたのですが、
それでも追いつかないほどに、湿気の溜まりやすい場所だったのでしょうね。

最初に気が付いたのは黒っぽい単衣の着物。
虫干ししようと畳紙を開いたら、ぽつぽつといくつもの白い点が出来ていて、
手で払ってみると少し薄くなったので、「カビだ~」と気づきました。
急遽他の着物も広げて全部調べたのですが、その時はその1枚だけでした。
単衣なので汗をかく時期に着ていたし、干し足りず畳んでしまったのかな
と、それ1枚だけ特別な例だったのだとばかり思っていました。

そして結婚し新居に引越すにあたり、畳紙を全て入れ替えていた時のこと。
これまた黒地の、今度は袷の着物にまたうっすらと見たことのある白い点が。
見た目で確実にカビだと分かったので、またもや着物を全部調べてみると、
もう1枚、黒っぽい紫紺地の袷の着物にも、カビが出てしまっていました

その他の黒や紫や紺などの濃い色の着物には何も出来ていなかったので、
一緒に置いていた全ての着物にカビが生えてしまった訳ではなさそうです。
とはいえ、色の淡いものは気づかない可能性もあるのですが・・・

同じ部屋においてあった三味線も、毎年夏には必ず皮が破れていたので、
きっと部屋自体に相当な湿気があったのだと思います。

今は新居のマンションに移ったので、実家と状況は違うかもしれませんが、
カビの予防策として、今後は全ての着物をなるべく年に一度は着るようにし、
月に一度は、晴れが続いた日に箪笥の引き出しを半日ほど開けて風を通し、
半年に一度は畳紙から出して、畳み直して空気に触れさせるようにします。
そして梅雨~夏場は除湿機を購入して乗り切るつもりです

三味線の皮が破れたり着物にカビが生えたりすると、まさに一大事です
皮の張替えや着物の丸洗いに、一万円札がたくさん消えていきますので、
日々の努力と少しの出費(除湿機)で、なんとか防ぎたいと思います。


というわけで、まずはお部屋の湿度を知るべく、温湿度計を購入しました。
あまり邪魔にならず家具に調和し易いものが良かったので、こちらに決定。
小さめでナチュラルな木目調なので、桐箪笥の近くに置いても合いそう
除湿機は今狙っている機種があるので、4月頃には購入しようと思います。