初夏から製作をお願いしていた別誂えの単衣の小紋ですが、長くかかりましたが
ようやく出来上がり、反物が手元に届きました
赤みを帯びた淡~い藤色をベースにし、初夏から初秋の花たちを集めた御所解き
文様を総柄で描いて頂きました
生地はほんのりとツヤのある牡丹唐草の地模様のあるもので、光の加減によって
織柄が浮き出るのがとっても美しいのですが、柄の邪魔をしない程度ですので、
全体的にとてもすっきりとした印象です
そこに描いて頂いたのは、撫子・桔梗・菖蒲・女郎花・芥子・二人静・萩などの
花たちと、流水・雲・飛沫などの御所解きにつきものの柄たち
単衣の小紋なので通常の総柄御所解き小紋よりはだいぶ柄を減らして、そのぶん
一つ一つを少し大きめに描いて頂きました。
遠目からだとわかりづらいのですが、花と花の間の空白を埋めるように、流水・
雲・飛沫などが、薄いグレーで描かれています。
花はいずれも基本は白(胡粉)で描いて頂いて、ところどころにポイントとなる
色を入れています。なるべく涼しげに、すっきりと見えるようにして頂きたいと
お願いしましたが、希望通りの仕上がりになりました
単衣用ですので、いつもは金色でたくさん入れていただく金彩も、銀色に変えて
量も減らし、より涼しげに見えるように工夫して頂きました
単衣向きの御所解きはなかなか気に入るものが見つからなかったので、こうして
別誂えで自分好みの柄の量でお願いすることができてとても嬉しいです
早速仕立てに出して、来年の6月に着られるように準備したいと思います
仕立てが終わりましたら、今までの工程をまとめた記事を書くつもりです。
ようやく出来上がり、反物が手元に届きました
赤みを帯びた淡~い藤色をベースにし、初夏から初秋の花たちを集めた御所解き
文様を総柄で描いて頂きました
生地はほんのりとツヤのある牡丹唐草の地模様のあるもので、光の加減によって
織柄が浮き出るのがとっても美しいのですが、柄の邪魔をしない程度ですので、
全体的にとてもすっきりとした印象です
そこに描いて頂いたのは、撫子・桔梗・菖蒲・女郎花・芥子・二人静・萩などの
花たちと、流水・雲・飛沫などの御所解きにつきものの柄たち
単衣の小紋なので通常の総柄御所解き小紋よりはだいぶ柄を減らして、そのぶん
一つ一つを少し大きめに描いて頂きました。
遠目からだとわかりづらいのですが、花と花の間の空白を埋めるように、流水・
雲・飛沫などが、薄いグレーで描かれています。
花はいずれも基本は白(胡粉)で描いて頂いて、ところどころにポイントとなる
色を入れています。なるべく涼しげに、すっきりと見えるようにして頂きたいと
お願いしましたが、希望通りの仕上がりになりました
単衣用ですので、いつもは金色でたくさん入れていただく金彩も、銀色に変えて
量も減らし、より涼しげに見えるように工夫して頂きました
単衣向きの御所解きはなかなか気に入るものが見つからなかったので、こうして
別誂えで自分好みの柄の量でお願いすることができてとても嬉しいです
早速仕立てに出して、来年の6月に着られるように準備したいと思います
仕立てが終わりましたら、今までの工程をまとめた記事を書くつもりです。