昨日の記事で藤色の単衣小紋が出来上がってきたと書きましたが、一緒にお願い
していた絽の名古屋帯も同時に出来上がってきました
黒く染め上げた絽塩瀬の生地に、脚付きの優美な虫籠と、桔梗と萩という初夏と
初秋の花を描いた名古屋帯です
当初は9月だけに締める予定だったので、お花は萩のみにしようかと思っていたの
ですが、図案を考えているうちに欲が出てきてしまって、やはり6月にも使える
ほうが活躍機会が多いだろうということで、初夏の花も描いて頂きました
お太鼓部分に描いたのは、丸みを帯びた長方形の虫籠です。籠の中からは芝草が
描かれていますが、肝心の虫は描いていません
虫籠柄というと虫も一緒に描くものが多いと思いますが、そうすると描いた虫に
よって季節が限定されてしまうので、今回は敢えて虫を描かず、芝草だけを描く
ことによってそこにどんな虫が留まっているのかという想像を掻き立てることに
しました
前帯については関西腹(下側)に添えの花である桔梗と萩を、関東腹(上側)に
メインである虫籠を描いて頂きました。関東腹にもお花を描いて頂いても良いの
ですが、そうするとお太鼓と同じくらいのボリュームになってしまいバランスが
悪いので、虫籠だけにしています。
こちらで描いた虫籠は、お太鼓と違って円形のもの。やはり脚付きにして頂いて
います。せっかく二つの虫籠を描くのなら形が違うものの方が面白いかなと思い
お願いしたのですが、やはり違うものにして正解でした
絽の帯なので全体的な色使いは袷用の帯よりも落ち着いた雰囲気です。飾り紐の
赤も鮮やかなものではなく、深みのある色を使って下さいました
この帯であれば、6月には蛍ぼかしの小紋に合わせて蛍籠をイメージさせて、9月
には一緒に製作した御所解き文様の小紋に合わせて鈴虫をイメージさせることが
出来るかな、と思います
写真ではわかりづらいですが、こちらも金彩は金色ではなく銀色にして頂いて、
涼しさを演出しています
こちらも小紋同様、早速仕立てに出すことにしました。
仕立てが終わりましたら、今までの工程をまとめた記事を書くつもりです
していた絽の名古屋帯も同時に出来上がってきました
黒く染め上げた絽塩瀬の生地に、脚付きの優美な虫籠と、桔梗と萩という初夏と
初秋の花を描いた名古屋帯です
当初は9月だけに締める予定だったので、お花は萩のみにしようかと思っていたの
ですが、図案を考えているうちに欲が出てきてしまって、やはり6月にも使える
ほうが活躍機会が多いだろうということで、初夏の花も描いて頂きました
お太鼓部分に描いたのは、丸みを帯びた長方形の虫籠です。籠の中からは芝草が
描かれていますが、肝心の虫は描いていません
虫籠柄というと虫も一緒に描くものが多いと思いますが、そうすると描いた虫に
よって季節が限定されてしまうので、今回は敢えて虫を描かず、芝草だけを描く
ことによってそこにどんな虫が留まっているのかという想像を掻き立てることに
しました
前帯については関西腹(下側)に添えの花である桔梗と萩を、関東腹(上側)に
メインである虫籠を描いて頂きました。関東腹にもお花を描いて頂いても良いの
ですが、そうするとお太鼓と同じくらいのボリュームになってしまいバランスが
悪いので、虫籠だけにしています。
こちらで描いた虫籠は、お太鼓と違って円形のもの。やはり脚付きにして頂いて
います。せっかく二つの虫籠を描くのなら形が違うものの方が面白いかなと思い
お願いしたのですが、やはり違うものにして正解でした
絽の帯なので全体的な色使いは袷用の帯よりも落ち着いた雰囲気です。飾り紐の
赤も鮮やかなものではなく、深みのある色を使って下さいました
この帯であれば、6月には蛍ぼかしの小紋に合わせて蛍籠をイメージさせて、9月
には一緒に製作した御所解き文様の小紋に合わせて鈴虫をイメージさせることが
出来るかな、と思います
写真ではわかりづらいですが、こちらも金彩は金色ではなく銀色にして頂いて、
涼しさを演出しています
こちらも小紋同様、早速仕立てに出すことにしました。
仕立てが終わりましたら、今までの工程をまとめた記事を書くつもりです