今日は大寒。一年でもっとも寒さが厳しいころですが、日が次第に長くなって、
春へ向かう時期でもあります
初候である1/20~1/24は「款冬華さく(ふきのとうはなさく)」。
蕗の花が咲き始め、凍てつく地面の下では春の支度が着々と進んでいます。昔は
二十日正月と言って、正月の祝い納めとして1月20日には仕事を休むならわしが
あったのだそうです。この時期に美味しいのは小松菜。霜を受けて甘みが増し、
葉が柔らかく美味しくなっています
次候である1/25~1/29は「水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)」。
沢の水が厚く張りつめるころで、寒さが最も厳しい時期。この時期には厚く氷が
張った湖などで、わかさぎ釣りが解禁されますね。湖の氷の上にテントを張って
火を持ち込み、釣ったばかりのわかさぎを頂くのはとても楽しそうですね
まだ花の少ない時期ですが、黄色の可愛らしい福寿草が咲き始めます
末候である1/30~2/3は「鶏始めて乳す(にわとりはじめてにゅうす)」。
鶏が卵を産み始めるころです。今では養鶏が盛んで一年中産卵するようになって
いますが、本来の鶏の産卵期は春から夏にかけてです。この時期は節分があり、
いよいよ暦のうえでは季節は冬の終わりになります
このころになると金柑がようやく綺麗に色づいてきますので、甘露煮など作ると
良いですね。夫の実家の庭に大きな金柑の木があるのですが、正月用に甘露煮を
作ろうとしたら、12月末ではまだまだ薄い色の実ばかりでした
節分が終わればもう春。実際にはまだまだ寒さの厳しい時期ですが、暦だけでも
春という字を見ると、なんだかワクワクするような気がします