Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

千總の小紋を取り寄せました♪

2012-04-26 22:30:47 | 着物
そろそろ新しい小紋が欲しいな~と思って、少し前から私が好むような反物
を探して頂いていたのですが、先日やっと気に入る反物が出てきました

2月発売の「美しいキモノ」に掲載されていた「千總」製の御所解模様です。
雑誌に載っていたもの&同柄色違いの反物も取り寄せていただきました


水色は少し落ち着いた色合いで、「秘色色」とか淡い「浅縹」といった感じ。
鶸色も少し落ち着いた色合いで、「鶸萌黄」と「萌黄」の中間くらいの濃さ。
生地に多少のツヤがあり、大きめの七宝の地模様が織り出されていて、
金彩も控えめに施され、落ち着いた地色ながら華やかさのある小紋です
(水色はほぼ実物と同じですが、鶸色の実物はもう少し明るい綺麗な色)


着物は水色系が好きなので迷ったのですが、反物を仮着付けしてもらうと、
鶸色のほうが若々しく綺麗な印象になり、お店の方もそうおっしゃるので、
取り寄せた時はどちらにするか返事を保留にさせて頂きました。
※自分撮りですみません。iPhoneに慣れていない店員さんは撮影が
 うまくできなかったようで、自分で撮ってしまいました・・・


鶸色系の着物はあまり持っていないし、母に聞いても鶸色が良いとの事で、
1週間ほど迷った結果、鶸色のほうの反物を購入することに決めました。
来週にでもお返事をして、仕立てをお願いしようと思います

私が持っている着物の中では、少しだけ落ち着いた色合いになりそうですが、
八掛に同系色を使うと、帯次第で40代いっぱいまで着られそうな着物です

毎年春は訪問着の別誂えや小紋を作ったりと、着物を買う機会が増えます。
というのも、6月から9月の間は単衣や薄物の着物に衣替えをしますので、
その期間は、秋から着る着物を用意するのにちょうど良い時期なのです。

訪問着は秋の三味線の舞台用に、小紋はお茶会や踊り初め用に誂えます。
別誂えは半年近くかかるので、春先には始めなければ間に合いませんし、
小紋も気に入る反物に出会えるまでは1~2ヶ月程度かかってしまうので、
いつもこの時期に発注をするようにしています。

秋冬は新しい着物は買いませんが、夏に冬ものはあまり出ていないので、
秋から年末にかけては、名古屋帯や袋帯などを中心に見ています。

夏の間、次のシーズンのために新しい着物が用意できていると思うだけで、
夏の暑さも楽しめたり、秋が来るのが待ち遠しくなったりしますね
今回の着物も出来上がりが楽しみです


イタリア本ふたたび / イタリアで野外オペラ。はて、服装は・・・?

2012-04-25 23:27:32 | 日記
新婚旅行計画を全面的に任された夫は、日々色々な計画を練っています。
飛行機のチケットは取れたので、各都市での宿泊先や観光する場所など、
詳しく調べてくれています。

そして私に予備知識をつけさせようと、イタリアの本を用意してくれています。
今日もまた新たな本が・・・


トスカーナでは、フィレンツェ郊外の小さな町やワイナリーを巡る予定なので、
今回はその時に役立ちそうな本を、何冊か見つけて来てくれたようです。
イラストや写真がたくさん入っていて読み易く、面白い本でした

フィレンツェからヴェネツィアに行く途中にヴェローナにも寄れることになり、
この街の名物アレーナ・ディ・ヴェローナという2000年前の円形闘技場で
毎年夏に開催されるオペラ・フェスティバルを見に行く事になりました

今年は「ドン・ジョヴァンニ」「アイーダ」「カルメン」「トゥーランドット」「トスカ」
「ロメオとジュリエット」の6つの演目が交互に上演される予定のようです。
ヴェローナといえば「ロメオとジュリエット」ですが、日程的に難しそうで・・・
「ドン・ジョヴァンニ」「アイーダ」「カルメン」のどれかになりそうです。
イタリアで野外オペラを見られるなんて、とっても素敵

野外ということで服装はだいぶラフでも大丈夫なようですが、難しいです
ローマで三ツ星レストランに行く予定なので、同じものを着るつもりですが、
そこそこきちんとしたワンピースとかなら大丈夫なのでしょうか
ディナーなので、アクセサリー類もそれなりのものをつけたほうがいい
野外オペラのときはアクセサリー無しでOK

こういう時に着物なら迷わなくてラクなのに~


別誂え訪問着の図案が確定 / 工房について

2012-04-24 23:57:15 | 着物
先日、別誂えをお願いしている訪問着の最終的な図案が届きました。
京都で担当の方とお話した事に基づき、柄をもう少し伸びやかにして、
袖部分の柄も増やして頂きました


最初の図案では後ろ身頃あたりで終わっていた柄を下前まで伸ばし、
肩にある束ね熨斗も袖の下のほうまで伸ばし、反対袖にも1本足して、
かなり動きのある柄になりました

色もやっと決まり、山吹色とクリーム色の中間くらいの色にする事に。
ただ、こればかりは生地に染めてみないと実際の色がわからないので、
生地の端に何色かの試し染めをしたものを送って頂くことにしました

七宝の地織模様が美しい生地なので、どんな風に染まるか楽しみです

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昨年から私が訪問着の別誂えをお願いしているのは、こちらの工房です。
今までは許可を頂いていなかったので名前を掲載していませんでしたが、
先日京都に行ってお話をして許可を頂いたので、ご紹介させて頂きます

「公庄工房(ぐじょうこうぼう)」さん
http://www.yuuzen.jp/

今までの職人悉皆仲間問屋前売り問屋小売店顧客という、
驚くほどに多くの中間業者を通して行われてきた古い慣習的流通を見直し、
職人顧客というダイレクトな流通にする事により、中間マージンを抑え、
着物をより身近なものにするとともに、職人さんの生活も支えていくという、
まったく新しい手法を取り入れられた工房です

過去数十年、欧米文化や洋服が入ってきたという背景はあったものの、
着物の値段が上がっていったことも一因となり、民族衣装にも関わらず、
自分で着物を着られる人がほんの一握りとなるほどの着物離れが起き、
それにより仕事を失った職人さん達は、次々と廃業に追い込まれました

そんな中で問屋さんが打った手は、安価な「プリント着物」の量産でした。
最近の安い着物の多くは、インクジェットプリントで作られているのです。

これによりなんとか残っていた職人さん達も更に仕事がなくなってしまい、
このままでは後継者も育たず、数十年後には数えるほどになるでしょう。
そんな状況に異を唱え、新しい風を吹き込もうと頑張っていらっしゃいます

私は百貨店での別誂え経験もありますが、それと比べてもかなり質の高い、
そしてセンスも良い、素晴らしい着物を作っていただけます

気になる事にはとことん答えて下さいますし、密にコミュニケーションを取り、
アドバイスもして下さり、安心して製作をお任せする事ができる工房です。
業界内でも質が高いとされる染匠さんの仕事を任されている職人さんで、
その腕は確かです

何でもそうですが、モノは業者を通せば通すほどマージンで値段が上がり、
最終的に顧客に渡るときには数倍の値段になることもしばしばあります

流通を変える事で、顧客は質の良いものをコストを抑えて買うことができ、
職人さんは「プリント着物」に奪われてしまった仕事を取り戻すことができ、
着物業界は大切な伝統技術を継承し守っていくことができます。

昨年秋に作った流水花筏文の単衣の訪問着も、こちらでお願いしたもの。
現在私が別誂えをお願いしてる訪問着も、百貨店を通せば150万以上の
値段になるものだとおっしゃっていました。

私のような庶民が数百万単位の着物をちょくちょく作ることはできませんが
こちらの工房でお願いできるくらいの予算であれば、毎年でも可能です。
(そこは夫の理解があるので、ありがたいと思っています。ありがとう

きちんと予算に合わせて、その範囲内で最大限の努力をしてくださいます。
百貨店では最初に伝えた予算から十万以上あがることもしばしばですが、
こちらではそんなことはありません。

それでも洋服と比べると数十万という価格は大きく感じるかもしれませんが、
着物は洋服と違い数十年単位で着られますし、子供に譲ることも出来ます。
私は着物が大好きなので、「プリント着物」は苦手ですし(持ってはいますが)、
私の子供の世代まで、手描きの着物が残っていって欲しいと願っています

私は公庄工房さんの考えに全面的に共感し、その新しく素晴らしい活動を、
今後も着物をお願いする事で、出来る限り応援していきたいと思っています。
小紋以外は、今後こちらに一任するつもりでいます。

店頭に置いてある在庫の中から選ぶことが普通になっている現代ですが、
昔は多くの着物が別誂えでした。好きな柄を好きな色で好きな生地に。
そんな楽しい着物が出来上がったら、本当に大切に出来るものです。

もし別誂えに興味はあるけれども躊躇しているという方がいらっしゃったら、
是非一度、お問い合わせだけでもしてみてください。
きっと誠実にお答え頂けます


三味線の暗譜は難しい... / 利休バッグ

2012-04-23 23:55:05 | 日舞&三味線
今日は仕事の後に三味線のお稽古へ行ってきました。
先々週はお師匠さんと予定が会わず、先週は体調不良でお休みしたので、
久しぶりのお稽古です

お師匠さんが「今日は譜面を見ずにお稽古しましょう」とおっしゃったので、
なんとかなるかな~と思いながら引き始めたのですが、これが難しい
自宅でも譜面を見ずに練習しておけばよかったのですが・・・

ピアノをやっていた頃は暗譜が得意だったのですが、三味線はピアノと違い、
違う糸でも押さえる位置によって同じ音が出てしまうので、指使いで大混乱
お師匠さんはスパルタかつドSなので、わたわたオロオロする私をよそに、
にっこり笑いながら「間違えても譜面を見ずに弾いてね」とおっしゃって・・・

もう少し、自主稽古を頑張ります・・・

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休日着物で色々なお稽古に行く際には花籠を持って出かけていますが、
きちんとしたおでかけの時には利休バッグを持っていくようにしています。
少し大きめのサイズのものが便利で気に入っています。


深い黒地に可愛らしい手毬文様が織り出されたもの。本体部分は柄あり、
持ち手は同色の縮緬で、柄が多すぎずうるさくないところが良いですね
どんな色の着物にも合わせやすく、重宝しています。


こちらは上の黒地の色違いで、淡い黄色地に手毬文様のバッグです。
私は気に入ったものを色違いでそろえるクセがあって、これもついつい・・・
でも、これもやはり色々と合わせやすくて、いつも便利に使っています。

これまた合わせ易いピンク系が欲しくて、生地は用意してあるのですが、
まだ必要に迫られていないので、仕立ては保留中。そのうち作らないと


ベーグルでブランチ / 野の花摘み / イタリア本 / 友人のお見舞い

2012-04-22 22:49:20 | 日記

今日も夫はお仕事で少し遅めの出社なので、一緒に朝食を食べました。
コストコのベーグルにベビーリーフとトマトと玉葱とクリームチーズをサンド。
フルーツはマンゴスチンを添えました。


普段はあまり見かけないフルーツですが、夫がお土産で頂いてきたので、
早速食べてみました。包丁を使わずに皮が外れるのでラクチンですね
果物の女王といわれるだけあって、とても甘く爽やかな良い香りがして、
果肉は桃のようなフルーツです。美味しい~


今朝はコーヒーも私が淹れました。
コーヒープレスにも慣れて、やっと美味しく淹れられるようになってきました。
ブラックは苦手なので、私は相変わらずカフェオレにして飲んでいます


夫を駅まで送った後は、実家や実家の周りの道端で、野の花摘みを。
春は小花がたくさんあって、お花を探しつつお散歩するのも楽しいです
オレンジのポピー(ケシ?)とタンポポがあったので、数本摘んできました。
ポピーはダイニングテーブル、タンポポはキッチンに。
どちらもすぐにダメになりますが・・・

私にはお花を活けるセンスがあまりないので、投げ入れ状態です・・・
実家の母と、夫の姉(私にとっての義姉です)は華道を習っていたので、
どちらかに活け方の基本を習ってみようかなぁ。


八重山吹と白い乙女椿は自宅の庭から切ってきました。
本当は山吹だけのほうがスッキリするのでしょうが、花瓶がこれしかなくて、
なんだか上の方のバランスが悪かったので、おまけで椿も入れてみました。
山吹は一重よりも八重のほうが、もこもこしていて可愛らしくて好きです。
これは玄関に飾りました


お洗濯や掃除などを済ませ、お昼ご飯を食べてからはゆっくりと読書。
また夫がイタリア旅行関連の本を用意してくれたので、読んでいました。
現地の都市間を電車や車で移動するので、電車からの景色も楽しみ
「世界の車窓から」みたいな旅になるのでしょうか

午後はもう一度実家に行き、来月のドルパに向けた準備をしてきました。
出品するドレスを決めたりロマンティックドレス用のアクセサリーを作ったり。


おやつには横浜・霧笛楼の人気商品「横濱煉瓦」を出してもらいました。
生チョコのように濃厚でしっとりとしたチョコレートケーキで、美味しいです。
一個は食べ切れなかったので、半分に切って、残りは後で食べました。

夕方からは友人のお見舞いをしに病院へ。
EXILEのライブに一緒に行く予定だった友人が急遽入院することになり、
やっと少し落ち着いたということで顔を見に行ってきました

まだ検査結果が出ていないのですが、脊髄に炎症が起きてしまっていて、
体の痺れや痛みに加え運動障害もあり、入院は1ヶ月以上になりそうです。
早く病名がわかって、治療が開始できるといいのですが・・・心配です

そんな大変な状況なのに、私が誰かと一緒にライブを楽しめるようにと、
一緒に行ける人の手配をしてくれていました。それどころじゃないのに・・・
いつもいつも人に気を使ってくれて、とっても優しい良い子なのです。
本当にどうもありがとう。一日でも早く良くなるといいね