Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

4月のデスク飾り

2013-04-25 23:19:12 | 季節行事
早いものでもうすぐ4月も終わりですね。
今月も仕事中にほっこり癒しをくれたデスク飾りを仕舞う前に撮影しました。


4月のデスク飾りは桜と飛びうさぎです。今年は桜の開花が早く、東京では3月の
下旬に散り始めてしまった桜ですが、名残を惜しもうと4月いっぱいは飾って
おきました

の木も花も兎もちりめんで出来ていて、うさぎの耳やお腹に使われている
布はピンク地に桜が描かれたものです。後ろの屏風も枝垂桜の模様で桜尽くし。

ちょっと疲れたときにちらりと見て癒されています

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


おうちごはん(夫作)

2013-04-24 23:18:18 | 日記
今日は朝から雨でしたね。実は、日曜日あたりから腰を痛めていたのですが、
気温の低さと雨(低気圧)のせいで、今日は一層ひどかった気がします

久しぶりに夫が早く帰宅したので、一緒にお夕飯を食べることができました。



今日はベビーリーフとレタスとトマトのグリーンサラダと、トマトと玉葱を
ニンニクと唐辛子でじっくりと炒めたソースを使ったシンプルパスタでした。

私は夫が作ってくれるパスタが大好きなので、いつもパスタばっかりをお願い
してしまいます。私がそう言うといつも嬉しそうに作ってくれるので、ついつい
甘えてしまっていますが…

作ってくれるお料理は、妊婦だからと私に合わせて塩分控えめにしてくれます。
今日もお料理からお片づけまで全てやってくれました。元々とても優しかったの
ですが、妊娠してからは更に優しく私を甘やかしてくれるようになって、本当に
良い人と結婚したなぁと、毎日幸せをかみ締めています

食後は借りてきたDVDを見ながら、マッサージをしてもらいました。妊娠して
からは眼精疲労による肩こりがひどくて頭痛に悩まされているので、時間がある
ときにはこうしてマッサージをしてくれます。本当に、ありがたいことです


最近2人でハマっているのは、海外ドラマ「Person of Interest」というシリーズ。
今まで良く見ていたドラマと違って一話完結なので、気軽に見られるのが良い
ところです。内容もとても面白くて、長く続いて欲しいシリーズです


東をどりのチケットが届きました

2013-04-23 23:17:18 | 京都花街
5月の中旬に開催される新橋芸者さんたちの踊りの会「東おどり」ですが、去年に
続いて今年も見に伺うことになりました

去年はお知り合いの芸者さんにチケットをお願いしたのですが、今年はお稽古の
仲間が新橋で芸者さんとしてデビューをしたので、その子にチケットのお手配を
お願いしました


チケットのお手配をしてくれたのは、まだデビュー半年という初々しい芸者さん
「ちよ美」ちゃんです。デビューして間もないですが芸歴は長く、もともと良く
気の付く子なので、お座敷でも早々に人気者になっているようです


今年は4日間の開催日のうち、土日にあたる18日と19日の二日間で見に行くことに
しました。まず18日はちよ美ちゃんが舞台に出演をする日ですので、一階前方の
良い席を用意して頂きました

封筒には千社札が貼られて、きちんと手書き(しかも毛筆)のお手紙を添えて
くれていました。丁寧なお手紙、どうもありがとう美しい字に感動しました


そして19日はちよ美ちゃんがお茶席で半使を担当する日なので、お茶席メインで
お伺いしますとお伝えしたら、お茶券のほかに、なんと三階席の招待券まで同封
してくれていました。それぞれ2人分頂いたので、夫か母とお伺いしようと思って
います

本当によく気の利く、素敵な芸者さんです。ちよ美ちゃんの晴れ舞台が、今から
とっても楽しみです


【小紋の別誂え(フルオーダー)第3弾】《共八掛編》

2013-04-22 23:16:28 | 着物
先日彩色見本での確認も終わり、糊伏せなどの作業に入って頂いている別誂えの
小紋ですが、小紋本体を染めに出す前に八掛だけを先に染めて頂いて、その地色
の確認をすることになっていました

ただ、染料は日持ちがしないため、八掛を先に染めて送ってもらってまた返送を
して...とやっていると、小紋本体との色の差が出てしまう危険性が高まるという
ことでしたので、京都旅行のなかで工房に伺う時間を作って、現地で八掛の色を
確認させて頂きました。

担当者さんの入院のために作業が遅れていたことに加え、八掛と小紋の糊伏せは
同時に終わらせてなるべく時差なく地色を染めなければいけないために、今回の
小紋の柄がかなり重いものだったので糊伏せにとても時間がかかり、ギリギリの
仕上がりだったそうです。工房の方には我儘を言って非常にご迷惑をおかけして
しまいましたが、なんとか間に合わせてくださって本当に感謝しています

そして私の訪問に合わせて病院を一時的に抜け出して来て下さったとのことで、
担当者さんの体調が心配でしたが、直接お話をさせて頂けて、色々と勉強になる
こともあり、とても有意義な時間を過ごさせて頂きました

話が弾んでしまい、まだ先の予定だった単衣の別誂えも思いがけず始めることに
なってしまいましたが…私にしては珍しく、ごくごく淡い藤紫色で作って頂く
つもりです。


こちらが地色が染め上がったばかりの、まだ蒸しをしていない状態の八掛です。
蒸しをすると若干発色が鮮やかになりますが、それを考慮してもとても良い色に
染め上がっていました

中央部あたりに金色に見えるのは柄部分で、糊伏せがされている状態です。

こちらの小紋と、現在「公庄工房」様にお作り頂いている訪問着の地色がとても
近いのですが、小紋が若干濃い目の色、訪問着は若干淡い色になります。

色の系統は全く同じなのですが、小紋と訪問着ではどんな風に印象が違うのか、
試してみたかったのです。それぞれが出来上がったら、一度並べて写真を撮って
みようと思っています

これで地色の確認ができましたので、小紋本体の染めや友禅の作業に入って頂く
ことになります。


【訪問着の別誂え(フルオーダー)第3弾】《生地選び編》

2013-04-21 23:15:11 | 着物
現在別誂えを進めている若草色の訪問着ですが、昨日・一昨日の京都旅行にて、
生地を決めてきました。


製作をして下さっている「公庄工房」様にお連れ頂いたのは、白生地の老舗の
「伊と幸」さんの本社です。フロアーに入ると目の前には広い畳の間があって、
その奥にある棚には天井にまで白生地が詰まれて、部屋の壁沿いにも沢山の箱が
積み上げられていました


伊と幸さんの社内には公庄工房様を担当している方がいらっしゃって、その方に
図案と地色をお見せして、訪問着用の四丈もののなかから、似合いそうなものを
10反ほど出して頂いて、じっくりと選びました。


いずれも上質で素敵な反物ばかりだったのですが、今回の訪問着は古楽器の柄で
周りに絵巻物や桧扇を散らした平安王朝を彷彿とさせる図案なので、それに良く
合いそうな、正倉院文様風の地模様のものを選びました


伊と幸さんの生地は、前回の訪問着でも実感しましたが、しっかりと重くて良い
生地ばかりを揃えられています。生地が重いということは、同じ長さの反物でも
使われている生糸の量がそれだけ多いということになります。

同じ長さの範囲で使う糸の量が増えるには、経糸の本数を増やしつつ横糸を強く
打ち込み、目を細かくしなければいけません。つまり、それだけの繊細な作業が
なされているということなのです。

昔と違って現代の生地はただ重ければ良いというわけではありませんが、伊と幸
さんでは図案・製織・精錬に至るまで一貫して自社で行っており、「日本の絹」
しか取り扱っていません。本当に上質な信頼のできる生地ばかりです。

公庄工房様は、せっかく別誂えで訪問着を作るならば、生地もこだわった一流の
ものを、という作り手としてのこだわりや信念をきちんとお持ちなので、今回の
ように手間を惜しまずにわざわざ問屋さんまでお連れ下さいます。

最近では絹の値段が上がってきているようですが、事前にきちんと予算をお伝え
しておけば、白生地にこだわっても、その予算の範囲内でできる最高級の着物を
お作りくださいます

こうして素敵な工房に出会えたことに、本当に感謝しています