Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

京都旅行2日目(鶸色御所解き小紋)

2013-04-20 23:59:02 | 旅行
京都旅行二日目です

朝のうちはお外は晴れていたのですが、夕方から雨が降り始めるということで、
一応雨支度をして出かけることにしました。


今日はおどりを見に行くので、着物でのおでかけです。キャリーケースに入れて
持ってきた荷物の9割は、この着物と着付け小物でした。着物って、着ないで持ち
運ぼうとすると、重いし嵩張りますよねぇ


毎年春のおどり鑑賞には、前年に作った千總の小紋を着る、と決めているので、
昨年の春に作った鶸色の小紋を選びました。今日は一日着物で過ごすので、帯は
お腹と腰に少しでも負担が少ないように軽い染め帯にしました
(写真では実物に近い色が出せました)


着物は七宝地紋のある綺麗な鶸色の縮緬地に、白を中心とした色で御所解模様が
描かれている、華やかながらもどこか落ち着きのある「千總」さんの小紋です。
帯は明るい橙色の塩瀬に、京友禅らしい色使いで華やかな文箱を描いたもので、
今日のお昼にお伺いする予定の京都にある工房さんに別誂えをお願いしました。
帯揚げは菊唐草地紋の白い綸子地に赤い蝶々の絞りの輪出し。「きねや」製。
帯締めは白地に赤いポイント柄の入った組紐。

ホテルをチェックアウトし荷物はキャリーサービスで京都駅まで送ってもらい、
早速朝食を食べにでかけました。


今日の朝食はホテルのそばにある「イノダコーヒー」本店さんで。去年もここの
お店にお伺いして朝食を食べたのですが、昔ながらの喫茶店らしい美味しさが
気に入ってしまって、今年もリピートしました


去年は一階にあるサンルームのような席だったのですが、今朝は生憎満席だった
ようなので、二階のお席に座らせて頂きました。シックでクラシカルな内装で、
落ち着いた雰囲気の店内です。


注文したのは去年と同じ「京の朝食セット」です。ハムやスクランブルエッグ、
野菜サラダやポテトサラダ、人参のグラッセや茹でインゲンなど、彩り豊かな
食材が並ぶプレートと、クロワッサンとオレンジジュース、そしてコーヒー

見た目もボリュームも栄養バランスも満点で、お気に入りのメニューです


ゆっくり朝食を楽しんだ後は、夫へのお土産に春限定の「コロンビア・ウイラ」
というコーヒーを買って、次の目的地へ向かいました。


次に向かったのは、最近小紋や染め帯の別誂えをお願いしている工房さんです。
もともとは今回お伺いする予定ではなかったのですが、八掛の地色確認のために
急遽数日前にお伺いする事が決まったのです。

確認させて頂いた八掛についての詳細は、また別の記事にてアップしますね。
担当者さんはしばらくの間入院されていたのですが、わざわざ今日のために一時
病院を抜け出して来てくださったのだそうです

ご無理をさせてしまったのではないかと心配をしましたが、色々とお話をさせて
頂いて、お互いに有意義な時間となりました。また、お話をしているなかで次の
別誂えに向けての構想が具体的になってきました

次回は単衣をお願いしようと思っているのですが、考えていた図案や地色をお話
しているうちに色々アイデアを出して頂き、そのまま進められそうでしたので、
まだ小紋や帯が完成していませんが、次の別誂えに入ることにしました

今回は単衣の小紋と絽の帯の組み合わせで、小紋はごく淡い藤色地に、白を中心
とした淡い色彩で、初夏~初秋の草花を描いた御所解き模様を、帯は濃い紫地に
秋草と虫籠を描いたものを予定しています。どちらも私にしては珍しい色を選び
ましたが、どんな風になるのか楽しみです


小一時間ほどで工房を後にして、タクシーで宮川町の歌舞練場へ移動しました。
例年ならば道路沿いに見事なソメイヨシノが咲いているのですが、今年は散って
しまっていて残念です…

春のおどり巡りツアーの最初は、宮川町の「京おどり」です。


こちらはお茶席は撮影禁止なのですが、祇園甲部に比べるとお部屋が狭いので、
間近で芸舞妓さんのお点前を拝見することができます。まずは、パンフレットを
購入してからお茶席に入り、その後客席へ。

いつも京おどりでは良い席にあたりますが、今年も前から4列目と良い席でした



公演中は写真撮影ができませんので、パンフレットから抜粋を。恒例の黒紋付を
着た芸妓さんと可愛らしい舞妓さんの踊りで幕を開け、まるで藤娘のような簪を
つけた芸舞さん方の踊りなど、舞踊がいくつか続きます。


私が楽しみにしている、舞妓さんだけで行われる演奏と唄とおどりの幕。大勢の
舞妓さんの美しい衣装と、可愛らしい唄声が楽しめる、お気に入りの場面です。
いつもここで舞妓さんから手拭が投げられるのですが、今年はキャッチできずに
悔しい思いをしました。舞台に近すぎたのでしょうか

その後は雪女の物語が続いて、最後は華やかな宮川音頭でフィナーレを迎えて、
あっという間の一時間の公演が終わりました。とってもとっても楽しかったです


帰り際に売店をもう一度覗いてみると、なんと、溝渕ひろし先生の新しい本
並べられていました。宮川町を特集した写真集で発売されたばかりのものです。
今まで花街別では祇園と先斗町が出ていましたので、これで三つの花街が出揃い
ましたね。あとは祇園東と上七軒ですが、いつか出るのでしょうか

歌舞練場を出たところで少し雨がパラついてきましたので、雨コートを羽織って
祇園甲部の歌舞練場へ急ぎました。


続いては祇園甲部の「都をどり」です。こちらは宮川町に比べて会場も大きく、
宣伝もたくさんしているので多くの人が訪れます。花見小路沿いにあるためか、
外国人観光客が外から写真を撮っている姿も見られました


まず入口に入ると、今年用の総おどりの衣装が展示されていました。総おどりの
衣装は毎年新しいデザインのものが作られるのですが、今年は私の予想通り傘を
モチーフにしたものでした。帯は桜と牡丹。


こちらが昨年の衣装ですが、昨年は帆船をモチーフにしたもので、帯は能衣蝶。


祇園甲部ではお茶席の撮影ができるので、いつも入場するタイミングを少し
調整してなるべく前の席に座れるようにしています。今年は最前列にてお点前を
拝見することが出来ました。今日のお茶席担当は市和佳さんと市十美ちゃん



私が入ったお席はお正客さんが多かったのか、10椀以上も芸妓さんが点てていた
ようで、ちょっと手が辛そうでした。お運びの舞妓さんも水屋と茶席を忙しそう
に行き来して頑張っていました。


客席に入る前にパンフレットを購入しておき、お庭を少し散策してから客席へ。



こちらも公演中は撮影できませんので、パンフレットから抜粋。お揃いの衣装を
着た芸舞妓さん(地毛で髪を結っていますが、芸妓さんも混じっています)達に
よる総おどりで始まって、小野小町と深草の少将の物語、蟹満寺の物語、道成寺
で有名な安珍清姫の物語、そして鶴の恩返しなど、誰もが知っている昔話などを
モチーフに、楽しく時に迫力のある舞台が繰り広げられました

都をどりのすごいところは、やはり総おどりの完成度の高さでしょうか。全ての
芸舞妓さんの動きがぴったりと合う様子は、なかなか他の花街では見ることの
出来ないレベルです。腕の上げる位置から足の立て具合まで揃っています

花街の素晴らしい公演を二つはしごしたあとは、四条通へ出てお買い物を。


八坂神社側から歩き始め、まずは「かづら清」さんで髪飾り用の丸ぐけの紐を、
次に「よーじや」さんで撫子色の口紅、「幾岡屋」さんでは今回は見るだけで、
「井澤屋」さんでは鶸色~白のグラデーションになった帯締めを買いました

今回はお買い物の時間を小1時間ほどしか取っていなかったのですが、6月の京都
旅行ではお買い物三昧をすると決めています

井澤屋さんを出てすぐそばにある祇園四条駅から電車に乗って、東福寺駅でJRに
乗り換えて京都駅へ向かいました。

荷物を受け取った後は、移動中にお腹に負担がかからないようにと帯を外して、
楽な状態にしてから新幹線に乗り込みました。そのおかげで今回の旅行はあまり
疲れずに移動が出来た気がします

仕事に行っていた夫よりも少し早めに帰宅して、お風呂に入ったり荷物を片付け
たりして待っていました。夫が帰宅したので、少しして眠ろうとしたのですが、
夫は昨夜はよほど寂しかったのか、なんとか寝かせまいとあの手この手で私を
引きとめようと必死でした(笑)

夫には少し寂しい思いをさせてしまいましたが、諦めていた枝垂桜も見られて、
ゆっくり美味しいお料理を楽しんで、お世話になっている工房にもお伺いでき、
花街の素敵なおどりも堪能して、買いたかったものも買えて、とっても良い旅に
なりました。外にいる時は雨にもあまり降られず、運が良かったです

明日は体を回復させるため、家でゆっくり過ごそうと思います。


京都旅行1日目

2013-04-19 23:59:24 | 旅行
今日から、毎年春の楽しみである1泊2日の京都旅行が始まります

例年はかなり早起きをして朝から着物を着て、9時台には京都に着くようにして
いたのですが、今年は体のことを考えてゆっくりめのスタートです。

朝は6時頃に起きてお化粧をして、洋服に着替えて出かけます。荷物が重いからと
言って、夫が駅まで車で送っていってくれました。夫は、今回の旅行が本当に
心配なようで、昨夜も「心配なんだよ。寂しいのもあるしね…」と寝る直前まで
言っていましたが、今朝は快く送り出してくれました。ありがたいことです

8時過ぎの新幹線に乗って、一路京都へ。車内では昨夜の内に用意しておいた
おにぎりで朝食を済ませ、あとは京都に着くまで本を読んで過ごしました。
東京は曇り空でしたが、京都に近づくにつれてどんどん空は晴れ渡っていき、
京都駅に着くころにはとても良いお天気になっていました

まずはホテルに荷物を預けて、電車とタクシーを使って洛北にある龍安寺へ。


市内の桜はほとんどが散り始めもしくは散ってしまっていたのですが、龍安寺の
中だけはまだ桜が咲いていると聞いていたので見に行ってみました。山門では
青楓の新緑の色がとても鮮やかで、涼しげな風景を作り出していました



参道を抜けると、柔らかなピンクの枝垂桜がお出迎えしてくれました。山桜も
まだ咲いていて、今年は見られないなと諦めていた桜を堪能することが出来て、
とっても嬉しいです


庫裡に続く石段の上には、鮮やかな青楓の天井が広がります。紅葉の時期には
とても綺麗でしょうね。でも、私は生命力に溢れる青楓も大好きです。


残念ながら石庭の枝垂桜はすでに散り始めでしたが、美しいお庭に彩を添えて
いる様子が見られたので充分満足できました。修学旅行生がいたので、ぼ~っと
お庭を眺めるような風情のあることは出来ませんでしたが…


方丈の北東にある「吾唯足知(われ ただ たるをしる)」の蹲は、水戸光圀公
による寄進と言われています。苔むしたお庭に佇むその姿に、心が和みます。

お庭が少し騒がしかったので、落ち着いた風情を求めてランチに向かいました。
龍安寺の中にある湯豆腐のお店「西源院」さんです。


ソメイヨシノが満開の時期には、観光客が多すぎてなかなか入れないのですが、
今回は少し時期がずれていることと、ランチタイムには遅めの時間だったので、
すぐに入ることができました


しかも、一度は座りたいと思っていた、お庭の目の前のお席です。雪見障子から
見えるお庭には大きな枝垂桜が咲き誇り、小さな池があったりと、とても風情
のある風景が広がっています



障子を開けて緋毛氈の敷かれた縁側に出ることが出来るので、料理を待っている
間に、縁側に座ってお庭をゆっくりと眺めさせて頂きました。暖かで穏やかな春
らしい日差しの中で見る満開の桜と、苔むしたお庭。西源院専用のお庭なので、
修学旅行生も来ず、静かな時間を楽しむことができました。


そうこうしていると、お待ちかねの七草湯豆腐と懐石料理が運ばれてきました。
湯豆腐はテーブルの上に、精進料理はお膳に載せられて床に置かれ、畳に座って
雪見障子越しのお庭がちょうど良く見える高さでお食事ができます。


こちらの湯豆腐は絹ごしかと思うほど喉ごしがとても滑らかな木綿豆腐を使い、
季節の野菜と一緒に茹でられています。とってもボリュームがあるので、普段の
私なら湯豆腐だけでお腹いっぱいになってしまうほどです


懐石膳は、湯葉と生麩と野菜の炊き合わせ、和え物、山菜の炊き物、ごま豆腐、
香の物、そしてご飯という、いたってシンプルなもの。丁寧な美味しい味付けで
ボリュームもちょうど良く、あれだけあった湯豆腐も懐石も完食してしまいました。

こんな素敵なお庭を静かに眺めながら美味しい料理を頂けるだなんて、とっても
贅沢なランチタイムでした

龍安寺のあとには妙心寺の退蔵院へ行く予定だったのですが、タクシーの運転手
さんから「もう桜は散っているよ」と聞き、一度行ってみたかった源光庵に足を
伸ばしてみることにしました。


こちらは市内から少し外れた場所にあり交通の便もよくないため、タクシー以外
ではなかなか来ることができません。しかも帰りにタクシーを捕まえるのも困難
ということで、今まで来る機会がなかったのです

ところが今回乗ったタクシーの運転手さんがとても良い方で、拝観に付き合って
下さる上に、ガイドもしてくれるとおっしゃってくださったのです。帰るときに
タクシーが拾えないと大変でしょう?と言って、移動する時間以外はタクシーの
メーターを切っておくからね、と言ってくださって、数時間もお付き合いをして
くださいました

運転手さんは源光庵についてのお話をたくさん聞かせてくださって、お庭の木々
の説明や、観光客は知らないような見所を教えてくださったりと、とても親切に
して頂きました。

例えば、源光庵の建物の屋根にはしゃちほこが飾られているのですが、普通だと
京都の寺社にはそういったものはないですよね?これは、本堂の天井に使われて
いる板がもとは伏見桃山城の床板で、合戦の際に城内で亡くなった人たちの血が
染み込んでいて、それを供養するための建物なのでお城と同じようにしゃちほこ
が飾られているのだとか。



また、本堂の枯山水庭園に隠れている鶴亀石を教えてくださったり、障子越しに
良い写真が撮れるよ、とセッティングしてくださったりと、至れり尽くせりでした


こちらは源光庵のメインともいうべき、「悟りの窓」と「迷いの窓」の2つです。
丸窓が悟り、角窓が迷い。本当は紅葉の時期が一番美しいのだそうですが、新緑
の鮮やかな光が入る様子も、とっても綺麗でした


その後お勧めの食べ物があるということで、近くにある今宮神社に連れて行って
頂きました。こうして参道の脇にお店が立ち並ぶ光景は京都では珍しいですね。


今宮神社は縁結びで有名な神社です。こちらの神社は五代将軍綱吉の生母である
「桂昌院(お玉)」に縁が深く、西陣の八百屋の次女として生まれたお玉が将軍
家光の側室となって、その後将軍生母となり従一位までのぼりつめたことから、
「玉の輿」という言葉ができたとも言われています。


お玉にあやかろうと、玉の輿を祈願する多くの独身女性が参拝にくるそうです。
運転手さんに「祈願しなくていいの?」と聞かれたのですが、「玉の輿なのかは
わかりませんがもう輿には乗ってしまいました(笑)」と言ったら、それじゃあ
必要ないねぇと笑っていました。


この神社でもう一つ有名なのが、境内にある「阿呆賢さん」と呼ばれる石です。
両手でやっと持てるほどの重さの石なのですが、この石を撫でてから三回軽~く
たたいて石を持ち上げて、次に願い事を心の中で唱えながら、撫でて三回軽~く
たたいてもう一度石を持ち上げます。


一度目よりも、二度目に持ち上げた時のほうが軽く感じれば、願い事が叶うのだ
そうです。健康へのご利益も大きい石なのだそうで、私は安産を祈願しながら
持ち上げました。二度目のほうが軽かった...かな


参拝したあとには、運転手さんお勧めの美味しい食べ物を頂きに、参道脇にある
「一文字屋」さんへ。こちらの名物は「あぶり餅」です。門前に二軒のお店が
あるのですが、どちらも元を正せば同じ店だそうですが、今はそれぞれに個性が
あるようです。

もう一軒のお店のお持ちは柔らかめで、気をつけないと落ちてお洋服を汚す事が
あるのだそうで、運転手さんは女性には一文字屋さんをお勧めするそうです。


一文字屋さんの軒先を見てみると、なんと大きな松の木が屋根を突き抜けて上に
飛び出していました。こちらのお店は千年もの歴史があるそうで、どこかの時代
に植えた松が、大きくなってしまったのでしょうか


お待ちかねのあぶり餅は店先で炭火を熾して焼かれるため、表面はパリッとして
いて、中はもっちりです。白味噌ベースの甘いタレをたっぷりつけて頂きます。
たくさんあるように見えますが一つ一つは小さいので、これだけ量があっても、
ぺろりと食べきる事ができました。渋めのお煎茶とともに、至福のひととき

ひょんなことから運転手さんには長い時間をお付き合い頂いてしまいましたが、
次の予定があるので、予定地のすぐそばで降ろしてもらいました。これだけの
時間をお付き合い頂いてガイドをして頂いたのに、移動した距離分の代金だけで
良いから、とおっしゃってくださって、数千円で本当に楽しませて頂きました。
素敵な出会いに感謝感謝です。どうもありがとうございました

次に伺ったのはいつも訪問着の製作でお世話になっている「公庄工房」様です。
まずは工房にお邪魔をして、訪問着の図案の見直しと地色や彩色などについての
ご相談をしてから、生地を選びに「伊と幸」さんへ移動しました。



伊と幸さんでは、広~い畳の間に、ところ狭しと白生地が保管されていました。
担当者さんに図案と地色をお見せして、訪問着用の四丈ものの白生地の中から、
合いそうな反物を10反近く出して頂き、公庄様と3人で相談しながら決めます。

生地選びの詳細については、後日別記事にアップしますので、よろしければご覧
下さいませ


伊と幸さんを出て公庄様とお別れした後は、すぐ近くにある「本家 尾張屋」の
本店へお伺いしました。以前から次に京都旅行に行ったら、お土産にはこちらの
「蕎麦板」と「蕎麦餅」を買おうと決めていたのです



暖簾をくぐって風情のある日本家屋に入ると、中には待合所と小さなお庭があり
ました。こちらはお蕎麦屋さんなので、入店待ちの際には、こちらで過ごすので
しょうか。待っている間も飽きさせない工夫が良いですね


お店を入ると、左側にはお蕎麦を頂くテーブル席等があるのですが、真正面には
持ち帰り用のお蕎麦やお菓子類を売っているカウンターがありました。こちらで
蕎麦板と蕎麦餅を買って帰りました。


5時を過ぎて薄暗くなってきたので一度ホテルに帰って荷物を置き、ホテルのすぐ
そばにある伊右衛門サロンで遅めのティータイムを楽しみました。


お夕飯の前なので軽めに...と思って、あんみつと深蒸し緑茶を注文しました。
あんみつには甘酸っぱいベリーがたくさん入っていて、黒蜜の甘さとベリーの
酸味がとても良くあっていて、後味の甘さを緑茶の爽やかさが流してくれます。


伊右衛門サロンは「千總」ビルの一階に入っているので、そのサロンの二階には
「千總ギャラリー」がありました。今は子供の小袖コレクションを展示してあり
と~っても可愛らしい産着から、七五三のお手本にしたくなるような振袖まで、
色々な小袖を見ることができました。

サロンを出た後はホテルに戻って、部屋着に着替えてリラックスタイム。本
読んだりゆっくりお風呂に浸かったり、一日の疲れを癒しました。


お夕飯は外に出たくなかったので、京都駅の伊勢丹で購入した、「和久傳」の
鯛ちらしを食べました。いつもなら懐石とちらしが二段になった二段弁当にする
のですが、ランチをたくさん食べてしまったので、今夜は控えめに

お夕飯のあともゆっくりと過ごして、早めに就寝することにしました。夫と約束
した「無理をしない旅行」を心がけて、今日一日を過ごしたつもりです。

明日は花街のおどりを見に行きます


明日から京都旅行です

2013-04-18 23:23:04 | 旅行
安定期に入ったばかりではありますが、明日からは1泊2日で、楽しみにしていた
京都旅行に行ってきます

もともと旅行の計画を立て始めた頃には既に妊娠がわかっていたのですが、例年
よりも日程を遅くして安定期に入ってからなら大丈夫だろうと思っていたので、
迷わず予約をしていました

元から一人旅のつもりでいたのですが、安定期に入ったといっても、夫はかなり
心配だったようで「一緒に行く」とずっと言ってくれていたのですが、お休みが
どうしても取れなかったようで、予定通り一人で行くことに

安定期の中でもまだお腹もそれほど大きくは無く、一番体調の良い時期だと思い
ますので、私自身はそれほど心配していないのですが...行き慣れた場所ですし。

でも、待っている側としては心配で仕方ないのでしょうね。無理をしないことを
約束して、なんとか認めてもらいました

この先夫と2人での旅行はしばらくいけなくなってしまうので、今回の京都旅行の
あとに、いくつか2人での旅行を計画しています

私一人での旅行を含めると、4月~7月は毎月旅行に行くことになりそうです

今回はお腹の赤ちゃんとの二人旅、ゆっくりと楽しんでこようと思います


妊婦向け健康食品?

2013-04-17 23:21:36 | 日記
今まではチームメンバーと部署のトップにしかご報告をしていませんでしたが、
安定期に入り、それ以外の会社の人にもお話しする機会があれば少しずつ妊娠を
お知らせするようになりました

お腹も少しだけ大きくなってきたのか「あれ、もしかして」とお声をかけて
くださる方もいて、だんだん妊婦として認識されるようになってきたようです。

そんな同僚(といっても、もう成人したお子様のいらっしゃる方)の一人から、
妊娠中に良いとされる食品をプレゼントして頂きました


こちらは黒胡麻をクリーム状になるまで細か~くすりつぶしたもので、その名も
「絹こし胡麻」。栄養調味料と横に書いてあります。これを毎日スプーン1杯分
舐めるだけで元気が出るのよ、と教えてくださいました


また、妊婦さんはノンカフェインのお茶を飲むものですが、これは柿葉を使った
お茶で、ビタミン類やポリフェノールが豊富に含まれています。その方いわく、
これを飲んでいたから羊膜や胎盤が強くなったとのこと。通常なら出産の時には
自然に破れて赤ちゃんが出てくる羊膜ですが、その方は鋏で切らないといけない
ほどに羊膜がしっかりしていたとかで、前期破水防止にオススメだとか

会社でも、こうして気に掛けてくださる方がいることが本当にありがたいです。
先日ウォーターサーバーのお水(10L)を変えようとしていたら「やめて~っ
と言いながら駆け寄ってきて代わってくださった方がいらっしゃいました

たくさんの人に見守られて、幸せな妊婦です


新しい命を授かりました

2013-04-16 23:20:16 | 日記

突然ですが、このたび、私達夫婦は新しい命を授かりました

1月末の妊娠判明以来、2月~3月はつわりのためなかなかブログをアップできずに
いたり、お稽古事を休んだりしておりましたが、ようやく安定期に入り、皆様に
ご報告することが出来るようになりました

コメントの返信が遅かったり、かなりの日数のブログを大量にまとめてアップを
しまったりと、何かとご迷惑やご心配をおかけしておりましたが、状況をお話し
できず心苦しい日々を送っていました

つわりは4月上旬には治まり、現在はまだ胎動は感じないものの、体調も良く経過
も順調で楽しい日々を送っています。少しずつ起こる体の変化にも、母親になる
喜びをかみしめる毎日です

結婚して1年くらいは2人で過ごしたいねと話していたのですが、昨年の11月末に
結婚1周年を無事に迎えて、その頃から折に触れて夫と将来のことや子供のことを
話すにつれ、お互いに「そろそろ子供が欲しいよね」と考えるようになった頃、
新しい命が舞い降りてきてくれました

お互いに望んですぐの妊娠だったため、妊娠がわかった時には本当に嬉しくて、
夫も大喜びしてくれました。思っていた以上に、驚くほど早い妊娠だったので、
きっと神様が「今が産むべきタイミングだよ」と言ってくれたのだと思います。

夫は最初の検診から毎回一緒に病院へ行ってくれて、つらいつわりの時期にも
とても優しくサポートしてくれました。つわりで夜中に目が覚め気持ち悪くなる
ことも多く、しばらく別室で寝ていたのですが、夫は文句も言わずに私を寝かし
つけてから別の部屋で寝たり、キッチンの匂いがダメでお料理が出来ない時期
なども、お休みの日はお料理から洗い物まで全てやってくれました

作れず食べられずで、どんどん食が細くなる私を心配して、「平日にもっと早く
帰ってこれたら食べられるものを作ってあげられるのに」とまで言ってくれて...

匂いに敏感になった私のために(夫には全くわからない程度の)お部屋の匂いを
消す為のお香を買ってきてくれたり、だるさで寝てばかりでも「ゆっくりして」
と言って好きにさせてくれたおかげで、つわりを乗り切ることが出来ました

つわり中も仕事はなんとか行っていました。吐き気や頭痛などで大変でしたが、
出血があって医師から安静指示が出ているのではない限り、寝てばかりいては
血流が悪くなって赤ちゃんに良くないということでしたので、無理をしない程度
に休み休み仕事をして、吐き気を紛らわせていました

帰ってからは寝ることしかできない生活でしたが、夫の協力と理解のおかげで、
なんとか過ごせたようなものです。夫は最近はお腹に話しかけたりお腹をなでて
くれたりと、いまから子煩悩になりそうな予感がしています

まだ性別がわからないので、「男の子かな?それとも女の子かな?」と夫と話し
ていますが、私は女の子が欲しくて、夫は男の子が欲しいようです。どちらでも
元気に無事生まれてきてくれれば、それだけで充分なのですけれど

もともと子供が苦手だったこともあり、妊娠するまでは夫の子供を産めるという
ことがこんなにも嬉しいものだとは思いませんでした。どちらの性別でも、夫に
似た優しくて素直な可愛い子供が生まれるといいな、と期待しています

子供が生まれたら、今まで好きで通っていた一流レストランも旅行もおあずけ。
夫と2人きりの旅行もしばらく行けなくなってしまいますね

お稽古なども年単位でお休みすることになってしまうと思いますが、いま続けて
いるお稽古は全てこの先も何十年と続けていけるものばかりですので、お休みを
したり復帰したりを繰り返しながら、のんびりゆったりやっていこうと思います

しばらく子供中心の生活になりますが、子供を持つことの喜びに比べればそんな
ことは些細な我慢だと思えます。今は子供の事を一番に考えていきたいです。

夫は、子供を授かったのを機に将来の事をより具体的に考え始めてくれていて、
子供との時間と、より良い収入を確保するために、以前から声をかけて下さって
いた会社への転職を決めたようです

少し先のことにはなりますが、転職後は5~6時に仕事が終わることも多くなって、
共働きでも子供にあまり寂しい思いをさせずに済みそうなので安心しています。
実家も家から車で5分と近くですし、周りのサポートを受けながら大切に育てて
いくつもりです

今後は仕事を続け、お盆から産休を取って10月初めに出産を予定しています。


ドレスディーラーとしての活動は、5月のドールショウで一区切りとさせて頂き、
その後は体調や赤ちゃんの状況と相談しながら、決めていこうと思っています。
ただ、私はドレス販売のお手伝いをしているだけで製作者は別におりますので、
9月のドールショウには製作者のみで出展するかもしれません

なにぶん初めてのことですので自分がどれだけ出来るのかが全く予想がつかず、
直前でのお知らせになってしまう場合もあるかと思います。ご不便をおかけ致し
ますが、何卒ご理解頂けましたら幸いです

お稽古などは夏頃にはお休みに入ろうと思っておりますので、着物を着る機会も
ぐんと減りますが、子供が生まれれば行事が増えて、また着ることになります。
幸い実家も近く夫も協力的ですので、出産後はお茶のお稽古だけでも早めに復帰
したいなぁと考えています。

初めてのことだらけでほんの小さな変化にもドキドキしたり不安になってしまう
日々ですが、赤ちゃんの力を信じて、生まれる日を楽しみに待とうと思います