Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お彼岸の蓬餅 / お茶のお稽古 / おうちごはん(イタリア料理:手打ちパスタ・3月)

2015-03-21 23:09:40 | おうちごはん
今日はお彼岸のお中日ですね。午前中に母が家に来て、よもぎ餅を置いて行って
くれました。毎年恒例なのですが、親戚の家では春のお彼岸のお中日に、朝早く
から親戚中のよもぎ餅を作っているのです

母はそのお手伝いに行って、帰りに私たち家族の分も持ってきてくれました


もち米を炊き、きちんとよもぎをすり潰して作る本格的なよもぎ餅。つきたてに
食べるのを前提にしているので、翌日になると硬くなって変色してしまいます

おやつにさっそく食べてみると、よもぎの良い香りがふわっと広がって、とても
柔らかくて美味しいお餅でした

夫は午前中にお茶のお稽古へ行っていたので、午後からは私がお茶のお稽古へ

今日のお稽古は旅箪笥を使った芝点て。野外でのお茶席を想定したお点前です。
お菓子は小さな蝶々が飾られた可愛らしいお菓子で「新松月」製の「春の野」。

お床は利休忌の室礼でした。本来ならば利休忌は3/28なので1週間早いのですが、
来週は振替稽古で、今日が今月の通常稽古最後の日なので、今日にしたとか。

利休忌の室礼は決まっていて、お軸は利休が利休号を頂いた時に大徳寺官長から
もらったお祝いの手紙の下に、利休の絵が描かれている画賛。床には三つ具足と
言われる花台・香合・燭台が置かれていて花台には菜の花が活けられています。

お稽古の後は夫の実家の最寄駅まで電車で移動して駅で待ち合わせをして、夫の
ほうのお墓参りをしてきました

娘を連れてお墓参りに行くのは初めてだったと思いますが、娘はあまりわかって
いないようで、お墓よりも煙の出るお線香に興味津々。持たせて欲しいと騒いで
いましたが、危ないので火のついていないものを持たせて、お供えしました

夫の実家へ立ち寄るとお義姉さまご夫婦と甥っ子君も来ていたので、手土産にと
持ってきた親戚の家で作った草餅を皆で食べました

帰宅するともう真っ暗だったので、急いで娘にご飯を食べさせてお風呂に入れて
寝かしつけて、夜はゆっくりとディナーを楽しみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:手打ちパスタ編・3月】


前菜がフリッコ。じゃがいもと玉ねぎを固めて焼いたものですが、お互い旨味を
吸収しあっているので、とっても美味しい前菜です。おつまみにも最適なので、
お酒をたくさん飲む方は多めに作るのが良いかも。ちょっと焦げましたが…



パスタは手打ちパスタファルファッレ・桜クリームのソース。こちらは先生の
オリジナルレシピなのですが、春らしくて気に入っています。桜の塩漬けを使う
淡いピンク色のソースに蝶々型のパスタが浮かんで、とっても可愛いのです


メインはカプネット。ロールキャベツのような感じですが、煮込むのではなく、
オーブンで焼いて仕上げます。ソースはトマトベースではなくて、ネギを使って
作る生クリームベースのものになりますので、普通のロールキャベツには飽きた
という方にオススメの一品

明日のディナーもイタリア料理のコースを作る予定です


明日は春分・春の最中夜昼平分

2015-03-20 23:31:50 | 季節行事

明日は春分。本格的な春の始まりでもありますが、昼と夜が同じ長さになって、
太陽が真東から登り、真西に沈む時期

春分は春のお彼岸のお中日で、その前後3日を含めた合計7日間が、春のお彼岸と
なります。お彼岸にはもち米を小豆餡で包んだ和菓子をお供えするのが習わし。
同じ菓子を春は「牡丹餅(ぼたもち)」秋には「お萩(おはぎ)」と呼んで区別
するのも、季節を大切にする日本人らしい細やかさですね

初候である3/21~3/25は「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」。
可愛らしい雀たちが枯れ草を集めて巣作りを始めるころです。この時期に綺麗な
啼き声を聞かせてくれる鳥はひばり。春には様々な鳥たちが美しい声や姿で心を
和ませてくれます。この時期のスーパーには蕗が並びます。蕗の煮物を食べると
春だなぁとしみじみ感じますね

次候である3/26~3/30は「櫻始めて開く(さくらはじめてひらく)」。
毎年今か今かと待たれる桜の開花ですがたいていはこの時期のようです。今は
桜というと淡い色が美しい染井吉野が主流ですが、江戸時代までは、桜と言えば
少し濃い色合いの山桜のこと。吉野山の山桜は多くの歌にも読まれています

桃の節句に食べられることの多い桜餅はこの時期にまた食べたくなりますよね。
名前に桜のつく桜海老も、ちょうどこの時期が旬なのだそうです

末候である3/31~4/4は「雷乃声を発す(かみなりこえをはっす)」。
春の訪れを告げる雷が鳴り始めるころ。この雷は恵みの雨を呼ぶ兆しだとして、
「春雷」として昔から喜ばれていたそうです。春から夏にかけては稲が育つ時期
ですので、雨を呼ぶ雷は「稲の夫(つま)」として稲妻と呼ばれるように

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今年は少し早く暖かい日がやってきました


沈丁花の香り

2015-03-19 23:26:56 | 日記
この時期になると通勤路にあるお家の庭先から、ふと良い香りが漂ってきます。
春先に咲く沈丁花の甘く爽やかな香りです


花はそれほど目を引くものではなくて、外側が濃紅色で内側が白色の小さな花が
まるで手毬のように枝先にまとまって咲く姿が可愛らしい程度なのですが、その
香りの豊かなことと言ったら、言葉では言い表せないほど

そもそも「沈丁花」という名の由来は、沈香のような香りを持ち、丁子のような
花をつけることからつけられました

中国では「瑞香」と呼ばれていますし、その香りは千里先までも届くほどという
意味合いで「千里花」「千里香」とも呼ばれます

秋に咲く金木犀もとっても良い香りですが草木の中で一番好きな香りと言ったら
やはりこちらの沈丁花の香りがダントツ

あの瑞々しい香りをいつでも楽しむことができたらなぁと思っていたところに、
とっても良い商品を見つけました


銀座にある創業430年という香老舗「香十」から発売されているオードトワレの
シリーズ「down to earth」のひとつである「沈丁花」。

クチコミでもその香りはまさに生花に近いと書かれていたので、ワクワクしつつ
早速取り寄せてみました

香水専門店ではないのでボトルはとってもシンプルなものなのですが、シュッと
ひと吹きしてみると、その香りの瑞々しさと豊かさにびっくりしました

どこかのお家の庭先から香って来ては、ふと足を止めて香りを楽しんでしまう、
まさにあの瞬間の香りだったのです

オードトワレなのでそれほど香りは長続きしませんが、他の香水と違って時間の
経過による香りの変化があまりなくて、沈丁花のお花の香りだけを楽しむことが
できるすぐれものです

いまの季節は生花の香りを十分楽しめますので、沈丁花の季節が終わってから、
出がけに身に付けたり室内にひと吹きしたりして、香りを楽しむつもりです

久しぶりに好きな香りのトワレに出会えて、とっても幸せな気分になりました


伊勢名物「赤福」

2015-03-18 23:26:34 | 日記
先日のことですが、夫の親友が東京に遊びに来ていて、手土産に住んでいる所の
銘菓「赤福」を持ってきて下さいました


赤福は日持ちがしないのでなかなか頂く機会がないのですが、こちらは出発する
直前に買って東京に付いた日に渡してくれたので、私も夫も餡の瑞々しい赤福を
久しぶりに食べることが出来ました

夫の親友は東京の出身ですが、東京のゴミゴミした感じが好きではないようで、
自然が多い場所が良いと、数年前に三重県の志摩に引っ越してしまいました

年に何度かは東京へ戻ってくるのでそのたびに夫と会ったり、私達も一昨年には
志摩へ遊びに行ったりして交流が続いています

親友と会ったあとの夫はとっても嬉しそうなので、これからも良い関係を続けて
行ってほしいなぁと思います


たねや「花饅頭」

2015-03-17 23:06:03 | 日記
先日、同僚からとっても可愛らしいお菓子を頂きました。「たねや」さんの春の
和菓子なのだそうで、とっても可愛らしい包みで開けるのがワクワクします


鞠のようにころんとした形の可愛らしい竹籠で、その中には桜色の和紙のような
紙が詰められていて、和紙の包の中に和菓子が入っています


頂いたのは「花饅頭」。見た目は素朴なのですが上に桜の塩漬けが乗っていて、
なかの黄身餡と一緒に桜の塩漬けを食べると、甘さとしょっぱさが程よく合って
とっても美味しいお菓子でした

桜の香りとピンク色の包みで、一足先に桜が咲いたような気分になりました

春にふさわしいお菓子を可愛らしい包みで下さる、そのお心遣いが素敵ですね。
可愛らしいお菓子をありがとうございました