Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

【付下げの別誂え(フルオーダー)第3弾】《友禅編》

2015-03-16 23:05:38 | 着物
先日地色が染め上っていた、別誂え中の「七宝に絵草紙」柄の一つ紋付き付下げ
ですが、すでに友禅の作業に入って頂いているようです


今回は地色が柔らかな卵色なので、柄の友禅の色にもあまり強い色は使わずに、
優しい色彩に仕上げて下さるようです

一部の七宝に施す染め疋田と、絵草紙の中の雲取りには少しはっきりした赤系の
色を使いますが、お花などには中間色を中心とした色を挿します

葉の色には利休系(黄緑色系)を中心に使って明るく仕上げ、少し千總風寄りの
友禅にして頂きます

これまで礼装は格調高くと思って重厚な色使いを中心としてきて頂きましたが、
今回の付下げはもう少し軽やかに着られる感じを目指しています

近いうちに友禅は仕上がるようなので、そのあと水元や蒸しを経て、金彩加工に
まわってから反物が仕上がります。

仕立て前に一度お写真をお送り頂くことになっているので、どんな反物になるか
楽しみでワクワク待っているところです


家族で梅園へ / おうちごはん(イタリア料理:手打ちパスタ中級・2月)

2015-03-15 23:56:55 | おうちごはん
今日はあまりお天気の良くない一日でしたが、午前中には雨も降っていなかった
ので、夫のご両親もお連れして近所の梅園へ梅を見に行ってきました


先日一人で見に来た時は満開だった梅の花も、数日経った今日は少し散り始めて
きたようで、梅園の一般公開は今日までだとのことでした。知らずに来たので、
一般公開が終わる前に来ることができて良かったです



散り始めとは言っても花の量は満開の時と大差ないほどの見ごたえで、蕾だった
花たちも開いていたので、今日の方が綺麗なのかもしれません。梅園の中は一面
芝生になっているので、娘はてくてくてくてく楽しそうに歩いていました


こちらの梅園の木は比較的背が低いものが多いのですが、中には植えたばかりの
若木などもあって、そんな木々にも花が咲いていたので、娘も自分の目の高さで
花を見ることができました


梅園の一角にはオリーブ畑もあって、そこに入ると急に日本ではない場所に来た
ような感覚になります。いつかイタリアのオリーブ畑を見せてあげたいなぁ



散り始めなので地面にはたくさんの花弁が落ちているのですが、綺麗な花の形の
まま落ちた花だけを集めて、娘に向かってフラワーシャワーをしてあげたところ
とっても喜んでくれて、娘もお花ひろいを始めました


何度かそんなことをしていると娘の髪に花がくっつくのに気が付いて、ピンクや
白の花を集めて、花冠のように飾ってみました。本人は見えないのでしょうが、
見ているこちらは可愛くて写真をいっぱい取ってしまいました

通りがかりのご夫婦からも「あら~可愛い。このまま結婚式に行けそうねぇ
なんてお言葉を頂いて


梅園で思いっきり遊んだあとは、併設されているカフェでケーキを買って帰り、
自宅で簡単にランチをお出ししました。急だったので家にあるものだけで出来る
プッタネスカを夫に作ってもらいました

夫のご両親も、息子の手料理を喜んでいらっしゃったようです。食後には買った
ケーキを食べながらおしゃべりしたり、保育園のクリスマス会のDVDを見ながら
楽しんだりして夕方まで過ごしました

夫のご両親にも娘にも楽しい時間になったようで良かったです。

日中はたくさんはしゃいでお昼寝が短かったので、夜は早めに娘を寝かしつけて
ゆっくりとディナーを楽しみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:手打ちパスタ中級編・2月】


前菜はトスカーナ風レバーパテのクロスティーニ。私も夫もあまりレバーは得意
ではないのですが、こちらのパテはバターを混ぜて食感を滑らかにしているので
比較的食べやすく、おつまみならこういうのも良いね、と話していました


パスタはピーチ・豚肉とペペローニの煮込みソース。うどんというよりソフト麺
(給食で出てくるようなパスタ)に近いパスタですが、私はこういう麺が大好き
なので、パクパク食べてしまいました


メインはカッポンマグロ。野菜も魚介もたっぷり食べられる「サラダの女王」。
具材にかけているソース「サルサ・ヴェルデ」がとっても美味しくて、ついつい
たくさん食べてしまいます

今日は家族で梅園にいけて、とっても楽しい一日でした


お茶のお稽古(千總・竹に福良雀柄小紋) / おうちごはん(イタリア料理:シチリア料理中級・2月)

2015-03-14 23:52:00 | 着物
今日は朝から身支度を始めて、朝一番でお茶のお稽古へ行かせてもらいました


今日はお稽古以外に特に何か用事があったわけではないのですが、お気に入りの
着物は出来る限り年に一度は袖を通しておきたいので、今日もそんな一枚を


総柄小紋ですが、私にしてはかなり大ぶりな柄の着物です。メインは竹(笹)に
なっていますが、ところどころに小さな福良雀が飛んでいるのが可愛らしくて、
ついつい買ってしまった着物です

普段はコーディネートが難しい動物柄はあまり好みませんが、福良雀だけは別。
まんまるな愛らしい姿にメロメロです

以前着た時には鶸色地の福良雀柄の染め帯を合わせましたが、今日は違う帯を。


着物は淡い鳥の子色の縮緬地に大きな笹(というより竹の葉)と小さな福良雀が
控えめな色使いで描かれている、と~っても可愛らしい「千總」製の小紋です。

帯は鮮やかな赤地に、白・黄・緑の小花模様が規則的に織り出された名古屋帯。
帯揚げは菱形地紋の白い綸子地にピンクの葵柄の絞りの「きねや」製の輪出し。
帯締めは黄緑色~白のグラデーションになった組紐。

今日のお稽古は旅箪笥を使った濃茶のお点前でした。旅箪笥はこちらのお教室で
3月~4月になるとよく使うものですが、基本的にはいつ使っても大丈夫なもの。
今日は釜が釣り釜でした。こちらは裏千家では3月に使うとされているもの。

お菓子は小ぶりなサイズと色合いが可愛らしい「花弥生」で、「鶴屋吉信」製。
お軸は「春水満四澤(しゅんすい したくにみつ)」と書かれた墨蹟でした。
茶花は「伯州」椿と万作の枝が活けられていました。

夕方からは娘と一緒に実家へ遊びに行ったりしてのんびりと過ごし、夜はいつも
よりも早めに娘を寝かしつけて、ゆっくりディナーを楽しみました。

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:シチリア料理中級編・2月】


前菜はアランチーニ・ビアンコ。レッスンでは俵型に仕上げると教えて頂いたの
ですが、私はやはりアランチーニらしくまるく仕上げてみました。さっぱりした
お味なのでソース無しでも良いのですが、今日は基本のトマトソースを添えて


パスタは彩り野菜のスープパスタ。お教室で習ったものよりも若干水分を多めに
仕上げて、スープパスタらしく作ってみました。と~っても優しいお味なので、
体調が悪いときなどにお粥の代わりにして食べるのも良さそうですね


メインはホタテとオリーブのトマト煮、カレー風味。本当はヤリイカで作るもの
なのですが、我が家は夫がイカを食べないので、ホタテに変更して作りました。
ちょっぴりカレー風味が食欲をそそります

明日の夜も頑張ってイタリア料理のコースを作る予定です。


ピアノが大好きなようです

2015-03-13 23:39:57 | 日記
まだお座りがやっと出来るかどうかという時期から、娘には細々としたおもちゃ
ではなく、キーボードや積み木や絵本といった長~く楽しめるおもちゃを与えて
きましたので、そういうものがとても好きな子に育ちました


こちらは少し前の写真ですが、1歳を過ぎた頃から娘は実家に行くと必ずピアノを
弾きたがるようになりました

家でキーボードで遊んでいるときもとっても楽しそうなのですが、はやり本物の
ピアノの音は全く違うのか、実家へ行くとピアノの椅子を叩いて「座らせて」と
アピールしするので、私の膝に乗せて座らせると、ご機嫌な様子で鍵盤を押して
遊んでいます

音楽が大好きなようなので、少し大きくなったらピアノを習わせてあげようかと
思っていますが、今の家は賃貸なのでピアノ演奏不可という条件がついていて、
家を建てるまでは練習ができないので、どうしようかと悩んでいます

電子ピアノはあまり好まないのですが、家を建てるまでの数年の我慢と考えて、
ヘッドホンをつけて練習が出来るようにして早めに習わせてあげるべきなのか…
子供の習い事は悩むことが多いですね

保育園では最終年で毎週茶道を習いますので、茶道は自然にお稽古に通うように
なってくれると思いますが、それ以外のお稽古事は何をさせてあげようかな

私の希望としては日舞をしてもらいたいのですが、本人がバレエが良いと言えば
そちらになるでしょうし、娘の希望と適性を考えて、本人にとって一番楽しくて
好きなものを習わせてあげられたら良いなぁと思います


イタリア料理教室【シチリア料理中級編・3月】

2015-03-12 23:57:01 | イタリア料理
今夜は夫に娘の世話をお願いして、イタリア料理教室に行かせてもらいました


今日はシチリア料理中級のレッスンを受講します。今日のレッスンでご一緒した
生徒さんは初めてのご参加の方々で、私も2年前に始めてこちらのお教室に来た
ときのことを思い出しました。懐かしいなぁ


今日はまず前菜から作っていきますね。今日の前菜は「Sfincione di patate」。
スフィンチョーネとはパレルモあたりで食べられている、ピザ用の生地を使った
フォカッチャのようなもの。今日はピザ生地ではなくじゃがいもで作ります。

前菜として出したり大きく作って切り分けて付け合せにしたりする家庭料理で、
じゃがいもや玉ねぎを下茹でせず焼くので、シャキシャキした食感が特徴です。



耐熱皿にオリーブオイルを塗り、スライスしたじゃが芋、スライスした玉ねぎ、
トマト缶の順番で重ねます。その上にちぎったアンチョビをのせたらオレガノを
ちらして粉チーズを乗せ、オリーブオイルをかけます。これを2回繰り返します。

あとは180度のオーブンで40分程焼けばできあがりです。日本だとじゃがいもを
下茹でしてホクホクさせたりするのですが、イタリアではシャキシャキのままで
食べることが多いので、手間が少なくて助かります


次はメインを作りましょう。今日のメイン料理は「Polpette all’agrodorce」。
こちらはパレルモあたりで食べられているお料理で、ポルペッテ(=肉団子)に
アーモンドが入るのがいかにもシチリアと言った感じがします。

アグロドルチェとは砂糖とビネガーを使った甘酸っぱいものを指しますが、夏は
とても暑いシチリアではこうした甘酸っぱいお料理がたくさんあるようです



ボウルに合いびき肉・みじん切りのイタリアンパセリ・刻んだアーモンド・卵・
粉チーズ・パン粉・シナモンを入れてひとまとまりになるまで混ぜ合わせます。
少し硬いようでしたらここで牛乳を足します。



日本で良く見かける肉団子ほどのサイズに丸めたら、まわりに小麦粉をまぶして
余分な粉を落とします。



本来ポルペッテを素揚げしますが、今日は多めの油で揚げ焼きにして作ります。
フライパンの底に行き渡るくらいの量のオリーブオイルをひいて、ポルペッテを
並べたら、たまにころころと転がしながら揚げ焼きしていきます。


フライパンの油をふき取って、同じフライパンに新たにオリーブオイルをしき、
スライスしたニンニク・玉ねぎを炒めます。




玉ねぎがしんなりしてきたら砂糖・白ワインビネガー・水・ローリエを加えて、
ポルペッテを戻してから10分ほど煮込みます。ソースにとろみがついて来たら、
ポルペッテ全体に絡めて出来上がりです


最後はパスタを作ります。パスタは「Varmicelli con acciughe e zafferano」。
ヴァルミチェッリは日本ではあまりなじみのないパスタですが、直径2.1mm程の
太目のスパゲッティのようなものです。

ソースにサフランを使うのが特徴。パスタの茹で時間を少し短めにしてソースと
合わせてから少し煮込むことでパスタにサフランの色を移し黄色く仕上げます。

具材があまりないので一品では少し物足りないパスタでコース料理の一品として
レストランなどで出されることが多いもの。


まずはパスタを茹で始めます。ヴァミルチェッリは茹で時間が長いパスタなので
茹でているあいだにソース作りができます



フライパンにオリーブオイルをしき、サフランとスライスしたニンニクを入れて
炒めます。アンチョビとケッパーを加えて炒めて、アンチョビが崩れ始めたら、
水を加えて軽く煮込みます。サフランの色が良く出るよう10分ほどを目安に。


煮込み始めて5分ほどしたら半割りにしたミニトマトを加えてさらに煮込みます。
あまり早くミニトマトを入れてしまうと形が崩れすぎてしまうので要注意。


茹であがったパスタを入れて水分が足りないようなら少し水を加えて、ソースを
吸わせるようにしながら絡めつつ、みじん切りのイタリアンパセリを加えます。
最後に塩コショウで味を整え、オリーブオイルを入れて乳化させれば完成です

全て出来上がったところでお待ちかねの試食タイムに


前菜はジャガイモのスフィンチョーネ。材料をカットして重ねて焼くだけという
簡単さながら、玉ねぎの旨味がジャガイモに行き渡っていて、加熱したトマトの
酸味や甘みがあいまって、とっても美味しいお料理でした

ラザニア皿などでたくさん作って大勢で食べたいような一品です。


パスタはアンチョビとサフラン風味のヴァルミチェッリ。オイルベースのとても
シンプルなパスタなのですが、サフランの香りが効いてとっても美味しいです

よくサフランをターメリックで代用できないか?という質問があるそうですが、
サフランは色を付けるだけでなく香りもつけているので、ターメリックだと全く
別物になってしまいますので、代用は不可

サフランは高価ですし使用頻度も低いものですけれど、長期保存が可能なので、
是非キッチンに常備しておいて頂きたいなぁと思います。


メインは甘酸っぱいポルペッテ。日本にも肉団子の甘酢あんかけはありますが、
こちらの肉団子はアーモンドが入っていてプチプチした食感もあって、玉ねぎを
入れていないのでよりお肉を感じる仕上がりになっています


食後はコーヒーを淹れて頂いてホッとひと息。今日一緒した生徒さん達はとても
お忙しい職業の方々でしたが、お仕事の合間を縫って、お二人で日程を合わせて
いらっしゃったとのことでした

こちらのお教室は全て単発レッスンで、どの曜日のどのレッスンに何回通っても
大丈夫というスタイルなので、お忙しい職業の方が集まりやすいようです。

仕事もプライベートも充実させたい方が多いので、そういう方々とご一緒すると
なんだか元気をもらえる気がします