シドニーに約1年行っていた娘が、現地で取りつかれたのがサワーブレッド。
それまで「パンなんて嫌い」と言っていた彼女だが、帰国後はライ麦からサワー種まで起こしたという変貌ぶり。
私も知識だけはあるのだが、使える状態にするまで何週間も発酵させては捨ててを繰り返すのが
面倒だなぁと思っていて。ずーっと手を付けずにいた天然酵母という代物。
その酵母を去年の暮れに連れて(まさしくお連れ下さり)帰郷してくれた。
娘がサワー種を使って焼きあげてくれたパンは、私の大好きなGUTEの食パンにも似ていて。
夏に娘を訪ねて同居人と行ったシドニーのパンを思い出す味。
爽やかな酸味とモチモチした食感が、何とも言えない味わい深いパンでした。
最終発酵だけでも冷蔵庫で12時間以上かけるという、まさに超めんどくさいパンではあるけれど。
(トータルで丸々17時間以上かかる)
その酵母を娘が廃棄分を分けてくれて、週に1.2度種次をし続けています。
(一体いつまでやれるだろうか?これじゃ一週間以上の旅行とか行けないじゃない!)
と思いつつ。
しつこく、しつこく更新しています。
梅干しに始まり、味噌、甘酒。そしてカスピ海ヨーグルトにサワー種。
この二つに関しては、更新しなくてはいけない為に本当にめんどいっ!
夫婦二人きりの生活なので、一度作ると食べきれなくて(一回の種次で2キロ分の生地ができる)
せっせと焼いては、実家や友人に配っています。
娘は使わない分は廃棄しているみたいですが、なかなか私の心情としてはそれは出来ない。
酵母は生きてるからね。
サワー種が来てからは、他のパンが焼けないのが玉に瑕ってとこかな?
水蒸気が出るタイプのオーブンではないので、写真のように工夫しています。
(これも娘からのアドバイス)
粉を少しづつ配合をかえて楽しんでいます。
今週金曜日に各コースの会長・会計さんで集まりますが、その時に召し上がって頂こうと思っています。
楽しみにね~
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