お手軽ひろうす

　昨日はパン教室を終えて帰宅したら、もう２時でした。洗濯も干さないうちに家を出てたから、慌ててバルコニーに走る私。

　軽く掃除機をかけて、お昼を食べたら３時近くに。

昼からはシュトレーン納品先のギャラリーに、伺うつもりでしたが・・・。何かお疲れ。少し横になろう。

にゃんこをはべらせて、ウトウト・・・・。

　気が付いたら５時だった～ガーン。

ギャラリーにお邪魔するのは諦めて、病院へ行こう。

　最近、肩こりがひどいし。リンパ線が腫れてるから、息子と夫が「病院行け！」とうるさくて。

　かかりつけの病院の待合で待っていたら「着信音」が。私のは常日頃から「マナーモード」選択。

　誰の携帯？ここは病院やで～。なんて思ってたら、どうやら犯人は私のカバンからだっ恥ずかしいっ誰から？

　娘やんか何かあったん？めったにかけてこないのに。

　慌てて病院の外に出た。

「ママ、この間作ってくれたやつ。あれ何ていうの？ぐちゃぐちゃ～っとして、中にいろいろ入っていて。からりと揚げたやつ」

　クイズ番組みたいやね。

「・・・・ひろうす？」

「そうそう、それ。レシピ送って」

あのね～。今、私病院来て待ってんの。それに、今日じゃなくてもいいでしょ。

「あかん私それ今日食べたいねん。兎に角、何買ったらいいか材料だけメールして」相変わらず、言い出したら一歩も引かない娘。誰に似たんや～。と言うか誰が育てたん？

　私か？トホホ・・・・。

　しかも、病院は携帯禁止やで～。ええ加減にして欲しいわ！

とは言いながらも、あの様子では今スーパーにいるんやわ。グルグル回って時間潰してたら、可哀相やし・・・。結局、隠れてメールしてるバカな母親。

　診察が無事終わって買い物していたら、今度は息子からメール「駅まで迎えに来て」。こちらもクラブでお疲れらしい。

　息子は車に乗り込むなり「今日の晩御飯は？」「何？クリームシチューやと～」。手抜きかと言わんばかりのご不満な顔。勘弁してよ～。

　息子の晩御飯の世話でバタバタしていたら、１９時をとっくに回り・・・。そうだっ！忘れてたわ！レシピ

「もう、自分でシチュー位よそってママ、お姉ちゃんに今からレシピ○△×■・・・」テレビの前で寝そべっている息子に叫ぶ！

　慌てふためいて、舌がもつれて言葉にならない・・・。早くしなければと言う思いと、息子に指示するのと、パソコンを立ち上げるのと。一つの事すらまとも出来ない私にとって、同時進行は至難の技なのだ

　息子は状況を察知して、黙って自分で用意した。

　え～っと。「ひろうす」っていつお教室でやったっけ。
ひとつひとつデーターを調べていく・・・。あった！２００４年第４回。

　こんな時間でええのかな？今から作ったら８時過ぎるよ。

「送ったよ。あなたのパソコンに」
「ありがとう？今、豆腐混ぜてるとこ」

娘は既に、準備を途中まで進めていたらしい・・・。さすがやね。

　その後も、メールがうまく送れてなくて。何度かやり取りがあったが・・・。

９時過ぎに娘からメールがきた。題名「うまい」

　そりゃあ、良かった。

でもさぁ、部屋で「ひろうす」作って。独りで食べて美味しいの？

　早く「おいしい」って言ってくれる彼氏。探さはった方がええよ。と母は心から思う・・・・。

火曜日教室！肉まんだよ

　一番奥に鎮座されているのが、肉まんです。

今まで基礎コースでは、何度かお目見えの「肉まん」。（３度目かな？）

　その度に、中の具材を変えて変化を付けています。前回は、「四川風」だったかな？

　今回は、キャベツや玉ねぎ・しいたけ・豚ひき肉・春雨を加えたオーソドックスなもの。

　蒸しパンには、生イーストと決めているマリママですが、「生イースト」の扱いに慣れていないから少し心配。

　でも、スームーズに発酵まで移行したものの。あちこちでハプニングが。

　私に失敗を見つからないように隠す人やら、もう大騒ぎ！！笑いすぎて涙がでちゃう程賑やかです。

　「鶏肉のゆでたお汁としいたけの戻し汁・水を加えて３カップにしましょう」とお願いしたら、大鍋にあふれんばかりのスープが。

「何カップですか？」

「３カップです」ホンマですか～。

　思わず、「これどのカップで計りました？」と聞いちゃって。どうやら500ccのカップで計らはったらしい・・・・。なるほど確かに「３」カップには違いない

　でも、他にも同じ班がいました。私の説明が悪かったみたい。すみません。

　蒸し時間が結構かかったから、お茶を飲みながら待ってたけれど。

出来上がった瞬間に「わぁ～っおいしそう」と完成があがる。その瞬間が最高に嬉しいです。

　そんな時に「パンの先生」で良かったなって思います。前日までの苦労も、すっ飛びます。

「お腹空いた～早く食べたい」と言う声も聞こえ、慌しく試食へ。子供みたいなのよ、皆さん。

　おいしい物が、幸せをくれる瞬間です。

サイドメニューは「鶏の炒め物四川風」と「キャベツの残り物スープ」です。

嬉しいね アクリルたわしが！

　実は、例のたわしが、デジカメHPのフォトギャラリーに登場しています。


　娘も東京で愛用。

「こんなところで日の目を見れて。良かったな～。」夫もニコニコ。


　CM視聴とメイキング映像も、H.Pからどうぞ。

シュトーレン

少し早いですが、シュトーレンを焼きました。（ドイツではシュトレンと呼ぶそうですが）

　友人が学園前でギャラリーのオーナーをしています。GM－１　学園前　

　こじんまりしていますが、落ち着いた空間です。オーナーである友人とは、昔上司と部下の間柄（彼女は３歳年下ですが、私の上司でした。非常に有能で楽しい方です）。
　結婚と出産もほぼ同時期で、バルナバ（大阪の産婦人科病院）に検診に通った間柄でもあります。

　場所は近鉄学園前駅からすぐのロケーションで、電車からも見えます。

そこで、今日から１１月１日までの１週間『掘り出し物市』のイベントを開催。

　お洋服やアクセサリー、「使える」陶器（信楽焼）などの販売を。彼女の娘さんがオランダで買い付けた生活雑貨もあります。余り興味ない方には、「かぶせ茶」もおススメ。彼女のお宅で頂きましたが、値段もリーズナブルでおいしいです。

　お時間のある方は、是非覗いてみて下さいね。

　彼女の依頼で「シュトーレン」を焼きました。沢山お買いあげ頂いた方には、プレゼントとして差し上げるそうです。

　シュトーレンは「杭道」という意味で、その形からトンネルをイメージしたものと言われています。真っ白い粉砂糖にくるまれているのが、幼子イエスを産着で包んでいるようとも言われているそうな。

　ドイツではクリスマスツリーのオーナメントとして飾り、クリスマスを待って薄くスライスしたものを少しづつ頂くとか。

　一般では、３０ｃｍのものは5000～6000円で販売されています。ブランデー漬けのドライフルーツをふんだんに使いますので、価格帯もそうなるのでしょうね。

　私のお教室（公民館・生涯学習講座）では１２月に「シュトーレン」に取り組みます。

　お教室は、現在７２名定員で締め切り（ありがとうございます）状態です。生涯学習講座は、市在住の方を対象にしています。

お教室に来れない方の為に、自宅でも「シュトーレン」講座を開催します。

　料金は１人3000円。（今回材料費が高いので）４名～６名様まで。１０時～１４時頃を予定しています。お一人１０×３０cmのものを、１本お持ち帰り頂く予定です。（試食分は除く）生涯学習講座会員からのご紹介でしたら、特に優先させて頂きます。

　マリママのシュトレーンは、ブランデー漬けではありません。イタリアの「アマレット」と言うリキュールで漬けています。

　イギリスに長く息子さんを留学させている友人が、運動会（奈良学園）の時にミルクティーに入れて持ってきてくれました。その時からのお気に入りです。

　非常に、上品で優雅な香です。

　クルミやドレンチェリーもたっぷり、卵も極上赤玉を使用しています。勿論天然バターを使い、安全です。

ご興味のある方は、是非メールでお問い合わせ下さいね。

やれやれ、やっと帰ったよ。

　水曜の夜に帰宅した娘。

元気な顔を見るとホッとするものの、帰ってくると気を遣うのは何故？

　その夜はおでんだったが、新幹線の中でお弁当を食べた娘は「食事いらんわ」あっ、そう。

　翌日、「お腹空いた～」と起きてきた娘。

「おでんがあるよ」と声をかけると、

「私、おでん嫌～い」と言う。

「ローソンのおでんは好きって言うてたやんか」添加物山盛やと思うが・・・。
我が家のは全くの無添加よ。みりんにもこだわっています。

「ママのは、味しみてないし～」と不服顔。

「ほな、見てみいや」

「ほんまや、染みてる」と鍋の蓋をとりながら娘は言う。

一昨日の夜から炊いとったんや！！どう、大根なんかあめ色になってるやん。

　ところで、私は最近肩こりがひどい。首筋にぐりぐりまで出来ている。かかりつけの接骨医院では、「よほどお疲れなんですね～。ストレスちゃいますか？」と言われている。

　肩こりがひどくなると、リンパ液が流れなくて溜まるそう。そんな、話をしていると。

「ママなんてストレスあんの？」

「そりゃ、気ぃ遣う事かってあんがな」

「パパの方が、余程ママに気ぃ遣こてんで」

あ～、そうですかそうでしょうとも。

「ママかって、気ぃ遣って死にそうな時もあるんです」

「ほな、死んだら」

もう、一時が万事この調子。

　でも、仕事帰りに接骨院（堺筋本町）に寄ってたら、大阪に出ていた娘が迎えに来てくれました。

　結構、優しいとこあんのよね～。口は悪いけど。



　

秘伝のだし醤油

　後少しでなくなるから、また作らないといけません。

秘伝の手作りだし醤油です。

　濃縮タイプだから、薄めて素麺のつゆにも。味にうるさい友人にお土産に持って行ったら。「また、頂戴」ですって。

　昆布とかつぶし・しいたけ・みりん・酒で作ります。「濃縮だし」を取ったあとの昆布他で「２番だし」を取ります。こちらは煮物にも使えます。

　だしがらは、佃煮にしたり。刻んで煮物に入れたり。

１２月のお教室では、レシピをプレゼントしたいと思います。

やったー！！合格しました。

　文部科学省後援の「家庭料理技能検定２級」家庭料理技能検定に合格しました。

　こんなに嬉しい事はない！しかも、自分自身の事で。

９月２８日のテスト以来、毎日生きた心地がしなかった。

　去年は、初めて２級に挑戦。勉強不足の為に、実技のみ合格。筆記は惨敗。

今年は実技は免除されるものの、今年もダメなら来年は振り出しに戻る。

　夏には、料検に向けての女子栄養大学（東京）勉強会にも参加。娘のところに泊まらせてもらい、朝から夕方までみっちり勉強した。

　けれど、主婦にとって、勉強の時間はなかなかとれないのが実情。

　加えて加齢の為に物覚も悪い・・・・。二人の子の母として、娘として、料理講師として。妻として。そして他にも週３日のパートもこなし。

　堺筋本町に出勤する際には、必ずテキストを持ち歩いた。

出勤前には、コーヒーショップでブツブツ言いながら勉強。

　息子の家庭教師の先生が、息子に「テキストに、勉強した日にちを書き込みなさい」と言われてたのを思い出し。ひたすら実行。（ホントの私は素直なんだ！！）
なるほど、そうすればどこが弱点かが分かるのだ。

　試験前の1週間は、仕事も休んで家にこもった。

　でも、テストでは習ったとこすらポロポロ間違い・・・。帰りの電車の中では泣きそうになった。

　正当率は７０％が合格点。毎年、合格者は申込み者の２割しかない。

（夫は「２割も通るんかいな～」と言う。秀才の彼にとっては、2割の合格率なんて大した事ないらしいよ）

あれもこれも間違って、あれで合格する訳がない・・・・。

　息子も夫も、「もう、そろそろやな。結果」とニタニタ。あ～ぁ、どうしよう。

来年、自身のモチベーションを上げて、また１から挑戦するのは正直つらい。実技調理も、２度とやりたくない程の難易度だった。

　毎日、郵便ポストを確かめた。それが「合格」

　良かった。正直ホッとした。

　沢山の生徒さんを教えさせて頂く以上、自身のスキルアップは必要不可欠だ。

　来年はいよいよ１級に挑戦します。そして、生涯学習インストラクター１級を目指します。

　私を勉強の為に東京へ出してくれた夫。

試験当日に、「頑張れよ」と送り出してくれた息子。ありがとう。

　娘よ。あなたが居ない間、内緒で勉強机をお借りしたよ。

　支えてくれた家族に、心から感謝します。

　そして、私を発奮させて下さったお教室の皆様にも、深く感謝しています。

牡蠣ご飯

　一日病院だったけれど、外で仕事をするよりは体が楽。上司にヤイヤイ言われる事もないし。不思議だね～。

今朝の息子のお弁当。後１日で今週のお弁当作りが終わる。

　ハンバーグ、れんこんきんぴら、たいの子、かぼちゃ煮、みりん干しです。

　夜は家庭教師の先生が来られる。手作りチャーシューで焼き飯を作ろう。

夫と娘にはあっさり「牡蠣ごはん」を。

　ぷっくり生姜で味付けした牡蠣を、薄く味付けした炊きたてご飯に混ぜる。その上に上品に味付けしたあんをかけ、たっぷりの大根おろしで頂くの。

祖母のおはこ料理でした。

　娘からも「おいしい。レシピ書いて」と好評。

夫は「こんなん初めて食べたわ。おいしいわ」

前にも、つくったけど～。

「パパ、味わかんの？」と娘は相変わらず毒舌。

「あぁ、ハハハ・・・」と夫は嬉しそうだ。娘が帰宅してると、どうしてこうも早く帰ってくるんだろうね～。

　

笑いの免疫療法

　今日は「病院の日」だった。

朝は予約していた皮膚科へ。息子の同級生のお母さんは、皮膚科の女医さん。

　「テスト、やっと終わりましたね～。」

「ほんと、ウチの息子なんて、始まる前から終わってるって言ってました。」

いずこも同じらしい・・・・。

それから母を迎えに行って、大阪の病院へ行く。月一回の検診だ。

　診察前の１時間前に受付と血液検査を済ませるのだが、今日は受付の番号がいつもと違う。
　診察の順番を待っている人が多いようだ。

　何年か通うと、そんな事情も把握出来てきた。

軽くサンドイッチで昼食を済ませ、３時間は待っただろうか。

　その間にアクリルたわしが４つも編めた。しまいには、手持ちの毛糸が無くなってしまったほど。

　待合では、母とたわいもない話で盛り上がる。私が一言言う度に、母は「ククッ・・・」と笑う。

「そんなに、待合で笑ってる人おらへんよ。皆さん、重病の方ばかりやのに。
顰蹙やわ」

「だって、あなたが可笑しい事言うから～。ククッ・・」ととどまるとこを知らない。

「まぁ、パパが言ってはったわ。『笑う』のは免疫力を高めるって」

　夫は日頃から、「おかあはんは、笑わはるから。元気やで～」と。

　そうかも知れない。日頃忙しくて母と顔を会わせる機会もないが、こんなに笑うのだから。月１回の検診には、付き添おうと決めている。

　お陰さまで数値も下がっているようだ。担当の先生も「順調です」とニコニコ。

　良かったね。

また、始まった

　相変わらず機械オンチの夫。前にも話しましたが。

　その割には、電気製品・パソコン・カメラ等は「最新」の機材を求めたがる。

　その夫が、娘が出ているCMのメイキングDVDを手に入れた。娘が「命」の夫は、それを親戚や知り合いに見せたくてたまらない。

　でも、ダビングの仕方が分からなくて～。

以前、「韓流」の友人にBS放送を録画してDVDに入れてと、頼まれた事がある。

　録画もダビングもうまく行ったのに、何故か友人のパソコンやレコーダーでは画像が映らなかった。我が家のDVDレコーダーでは映るのだが。その時もずいぶんイライラしながら、ダビングしてくれたっけだが、映らなかったのだ・・・。

　別の友人に聞いたら「貸した相手のレコーダーが最新のではないんじゃない？あなたのとこは、いつも最新でしょ」と言われ。その時は「そんなもんかな？」と納得してしまったが。

　今回、夫は知人に娘のDVDを見たいと頼まれたそうな～。先方は気を遣って言って下さっていると思うのだが、本人はその気になってガゼン張り切っている。

　DVD機器の前に座り込んだ。

　話は変わるが、お彼岸の墓参りの後に義兄の家へ寄らせて頂いた。その時、いとも簡単に義兄が娘のDVDをダビングした事があった。

　義兄は夫より９歳上だ。それを見て、夫の目が僅かにうろたえたのを私は見逃さなかった。

　夫が出来ない事を、夫の兄はいとも簡単にやってのけたのだから。なのに彼の口から出た言葉は、「それ、うちの機種と同じですわ～」

　同じなのは、リモコンだけのような気がするが・・・。


　数日後、一番上の義姉からお礼の電話があった。義兄がコピーして近所に住む義姉に届けてくれたよう。

　義姉は夫より１２歳上だ。７０歳を過ぎて、パソコン教室に通っているのだから、これもまたすごいのだ。とにかく夫の兄姉は、電子機器にはめっぽう強い。

　そんな事を思い出しているうちに、録画は無事終了。夫は何度も画像が再生できるか確認していた。

　が、だ。　渡した方の家では、そのDVDは再生出来なかったらしい。

　その方の知り合いの家でもまた・・・。パソコンでも映らないのだ。

　夫は焦った。何が一体悪いのか・・・・。

「お義兄さんは、簡単にダビングしてはったよね。あなた、うちと同じ機種やっていってはったけど～、あのメニュー画面全然ちゃうかったよね～」

　「もうその話は、今せんといてくれ」
　
おりしも、阪神が負けている。夫はいたく機嫌が悪い。

　さよか。そんなら、あれこれ聞かんといて。

　しばらくして夫は言った。「あれ、原版持って行くわ。それ貸す事にする」

え～っそこまでせんでもええやろ～。かえって迷惑ちゃいますぅ。

　一応反対してみたが、聞く耳もたず。あの様子では、原版を勝手に持ち出すな。夫の事だから原版までこねくりまして、おかしくなるかも知れない・・・・。

　こっそり、DVDを二階へ持って上がる。明日でも、私がやらんとあかんな。しまっとこう。

ほな、お休み

　しばらくして、私が寝ている部屋に夫が来た。「あの。ＤＶＤどこやった～？」

「あぁ、あれ。私が明日、ちゃんと説明書読んでやっとくわ。あなたが持ち出したらあかんから、隠しといた」

　夫はそれを聞いてマジ切れ

「君、ほんまに意地悪やな！！」その後も「意地悪」「意地悪」「意地悪」と３回言ってバタンと戸をしめて寝はった。

　次の日、５時過ぎに私は起きた。まずは、息子の弁当作り。それから、今日は９時に皮膚科の予約があるし、その後は母の定期健診に大阪の病院まで行かなくてはならない。ホンマに忙しいのに～っ。

　　一段落してから、取り扱い説明書を取り出す。なるほど、フンフン。

ＤＶＤを作動させる。

　「この、フォーマットをしますか？ちゅう表示が出てややこしんや～」と夫がよくボヤいていた画面が出る。

「フォーマット」て何？後ろの索引を見てみる。な～るほど、そう言うことかいな。

　どうも、夫が録画した画像は、他の機器で見る為の後処理が出来ていなかったようだ。

　夫が息子を駅まで送っている間、DVDのダビングを始めた。「ファイナライズ」処理も終了。よっしゃ、これでいけるかな？

　帰宅した夫に手渡す。「これ、パソコンで見れるかな？」

　夫は黙ってパソコンにディスクをセット。・・・見れた～。

　「何で？どうやったん？」と夫。

「さぁ？自分でやらはったら～？私、意・地・悪ですから～。

でも、今日はイジメ過ぎちゃったかなぁ～。今夜は夫の好物「ポテトサラダ」でも作ろう。リンゴ入りの。