昨日は祭日だったのに、あいにくジムも定休日で。
夫は「金曜日も休みやんか~。どうすんねん。打ちっぱなしでもいくか?」
と、何故かやる気満々。
というのも、彼は先日。生まれて初めて自身のゴルフクラブを買ったのだ。
ゴルフを始めて、かれこれ30年・・・・(とは言っても年に一回程度のラウンドする程度で、この10年間はクラブも握ってなかった)。
元々、高校生時代は野球部でバッターだった夫。
打つのは得意なのか?当たれば飛ぶのだが、どこへ飛ぶのか分からない
しかもやたらとテンプラショット(球が上にあがっていくので、練習場の天井に当てては、回りの皆さまにご迷惑をかけている)
が多い・・・・。
それが、私がゴルフを始めてからは、彼の負けず嫌いに火が付いた様子。
実家の父から譲り受けた中古のクラブではいかんと思い立った夫は、ゴルフクラブを買う事に決めた。
いつもの電化製品購入時のように、ネットでクラブを調べてはプリントアウト。
見れば、赤線まで引いている。
「私、調べたんや~」と、いざドヤ顔でゴルフショップへ。
そんなに調べはったんやったら、自分1人で買いに行けば?と言ったが。
「きみぃ、付いてってくれへんかぁ~」とのたまう。
専門店では、ヘッドスピードなるものを測定してもらったが。
年齢的には、まぁまぁと言うスピードに、本人は不満・・・・・。
しかも、6本以上セレクトして頂いたが、どれもマトモに当たっていない・・・・・。
「まっすぐ飛ぶクラブ、ありまへんの?」と言っては店員さんを困らせる。
どのクラブも、まっすぐ飛ぶようになってるのに。あんさんの打ち方が悪いんちゃうん・・・との言葉を飲み込んだ。
店員さんと私の呆れたような表情に、本人は焦りに焦り。
どこの誰が何時投稿したのか分からないようなサイトのコピーを、今度は店員さんに差し出す始末。
「こんな形のヘッドのクラブありまへんか?私、調べてきたんですわ。」
しかも、ドヤ顔で。
「え・・・・っ、こんなクラブもうないですよ。3.4年前から・・・」と店員さんはさらに困っている。
「・・・・・・あ、そう・・・」今度は、夫が口ごもる番。
「一体、それ。どこの誰が書いたん?もうええから。これと、これ。もう一回打ってみて」
もっとシャフトが重い方がいいと、さらに訴える夫に。
「そんなん、ヘッドスピードにおうてないやんこれにしまだ当たってるわ」
こうなってくると、店員さんも私の顔しか見て話さない。
夫に説明しても無駄だと思った様で、最後は私と店員さんで3本のクラブに決めさせた。
夫は試打に疲れたらしく、茫然自失状態で。
それでも、自分でお金を払うべく、クラブを抱えて嬉しそうにレジへ急ぐ。
「これで、私も100切れるやろか」
なかなか、懲りない性分やね・・・・
「そりゃ、そうちゃう?でも、練習してなじませた方がいいよ~」と一応持ち上げとく。
その後の練習場では、まずまず当たっていたようだが。
本番のコースでは、1年半前に始めた私と僅か1打差で。
夫はがっくり肩を落とし・・・・。
「あそこのコースな、むずかしいわ・・・・他のゴルフ場やったら、もっと上手く打てるんちゃうかなぁ」
そうやね~
でも、簡単なコースやったら、私のスコアも良くなる事をお忘れなく