5月末に、樟蔭女子大学食物学科の同窓会がありました。
今日は、その同窓会幹事の打ち上げ。(とは名ばかりで、しょっちゅうご飯を食べに行ってます)
世間には栄養士の資格がある事をひた隠しにしている、メタボのK子が大好きな淀屋橋アルファロで食事して。
二次会まで楽しく盛り上がりました。
真面目で通っていたY子(私じゃありません、念のため)の衝撃のカミングアウトまで飛び出し!
そんな事あったのと昔話に盛り上がり。4半世紀以上も経つ、今だからこそ出来る打ち明け話に花が咲き。
皆で大爆笑!
現在、他大学の先生をしている才媛は、やっぱり話上手で!彼女の大学での指導内容に、どんどん引き込まれていく私達。いつか彼女の講義を聞いてみたい。
やはり、学生たちに面白い!と思わせる講義を心がけているようです。
同窓会にお越し頂いた恩師のE先生は、大病を患われたようで。すっかりお歳を召してしまわれ。
先生の為にも、次回の同窓会は早めにしようと言う事になりました。
そう言えば、E先生は。
「皆さんが将来結婚されたら。少しでも愛情があったら、塩分は徐々に減らしてあげて下さい。
もし、少しでも気に入らない奴やったら。 塩分を徐々に増やしていってください。そうしたら、確実に先に逝きますから」って、
よ~く講義の時におっしゃっていました。
集まったメンバー殆どが、家庭では低塩分に気をつけている様子。
「え~っ。じゃぁ、(夫に)愛情あったのかなぁ?」と言い出す人も。
かくいう私も、結婚当初は偏食がきつかった夫を矯正。今では、彼は何でも食べれるようになりました。
夫のすぐ上の兄は、50そこそこで胃がんで亡くなりました。
もともと糖尿病だったので、病気に対する免疫力が落ちていたのも原因のひとつだったかも知れません。
幼い子供達を残して逝った義兄の無念を思い、「夫は長生きさせなければ」とその時固く心に誓いました。
体質は変えられないけれど、食生活や生活習慣でいくらでも健康に過ごせる事を、女子栄養大学の講義を通して学びました。
食は、人の人生や健康に大きくかかわっていきます。とても大切な事です。
家族の健康を守るのは、主婦の大切な仕事の一つ。
樟蔭女子大時代には、調理実習でK教授から、流しの隅々まで曇り一つなく磨かせられた私達でした。
ザルの目を綺麗にする為に、爪楊枝は欠かせないアイテム。一つ一つの穴をほじくりました。
その指導を、まったく同じように生徒達に継承していっている同級生。
「『高い知性』と『豊かな情操』を兼ね備えた社会に貢献できる女性の育成を目指す。」が、建学の精神の樟蔭学園。
同時に、「よき家庭婦人であれ」と、先生方からは教えて頂きました。
今のジェンダー社会には、少々時代遅れかもしれませんが。
私達の誇れる精神は、しっかり受け継がれています。
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