ややこしい事は

　昨夜は、 空気清浄機の取り説がないと切れてた夫。

苦労して見つけ出した割には、中もろくに見ないまま寝てしまったが。

翌朝は、昨夜ブチ切れた事はすっかり忘れ。

　「君なぁ、これやっといてくれへんかぁ。私、見てもさっぱり分からん」と笑う。

「それ位、自分でやりはったら？」と、横目で睨んだが。

「ほら、フィルター交換のとこ、開けといたから。やって」

　ほんまに、人に頼む位ならブチ切れんなよ～とは思ったが。また、力任せに外して、買ったばかりの

空気清浄機を壊してはいけない。

「分かりました・・・・・」

　そう言えば。先日は、ガソリンスタンドで。

長年お世話になっていたスタンドが廃業されたので、今度は向かい側に出来たスタンドで給油することになった。

　新しく現金カードなるものを作ったが、それを利用するとリットル当たり４円安くなるのだそうな。

しかも、その４円というのが実によく出来たからくりになっていて。

１．まず給油する。２円引きのバーコードが付いたレシートを受け取る。（この時点では、割引はない）

２．次回の給油時に、２円引きのバーコードを機械に読み取らせる。さらに、現金カードをお釣りの機械に差し入れて２円引きに。

　と言う訳で、２回目以降は１リットル当たり合計４円引きになる。と言う具合だ。

「4円も安なるんか～。そりゃあ、おっきいな～」と感心していた夫だが。

いざ給油する段になって、そわそわ・・・・。

「きみぃ、現金カードってどのカード？バーコードって、どこにかざすん？」と質問攻め。

全身から、「きみぃ、やって」オーラが滲み出ている。

　あ～ぁ、また始まったか。

「あのね、新しい機種になったからって対応出来へんかったら、もう一生給油なんて出来へんよ！」

と言ったが。夫は、２円引きのバーコードが付いたレシートを持ってあたふた。

分からない時は、店員に聞く！と言ったのに、聞かない。彼のプライドが許さないのであろう。

　車中で待っていても埒が開かないので。車から降りて、夫からレシートを取り上げた。

「すみませーん！！これ、どうやって２円引きになんの？」と店員に叫んだ。

　　慌てて走ってきた店員さんに、バーコードをかざす所を教えてもらい。やっと合計４円引きにて給油終了。

ほんまに、さっさと聞けばいいのに。

　夫に、再度店員さんの説明を複唱して聞かせたが。分かってんのか、どうだか・・・・。

「ええーっ、どうやってやんのやった？」と、笑ってごまかす。

ついに、

「わたし・・・ややこしの嫌い！きみ、やって。今度から」と言いだす始末。

あのねぇ・・・・・。

ホンマに、ややこしのはな。あんさんですからっ！

制御不能！

　ニュースでも、よく耳にするけれども。

今年の冬は雨も少なくて、とても乾燥している。

故に、インフルエンザが猛威をふるい。症状も長引くとか。

今回の夫の症状も、熱は比較的早くに治まったものの。

　咳や喉の痛みなどの症状は、長く続いた。

まぁ、毎晩湯たんぽを用意したり、消化に良い食べ物を用意したり、温かい飲み物は次々用意して・・・と。結構お世話したつもりではあるが・・・・。

　具合が悪い時は、「ありがとう」と大人しいが。

症状が良くなると、少し我儘が出てくるようで。

「あれ、どこやった？取り扱説明書！」

　年末に購入した空気清浄機付き加湿器の、フイルターお取り換えランプなるものが点滅しだしたらしい。

最新電化製品が大好きな夫は、電化製品を購入後。一旦は取り扱説明書を抱え込む癖がある。

　新車の購入時もそうだが、大抵は自分の机に置いて。まずは、取り説を隅から隅まで熟読するようだ。

「なるほど、ふんふん・・・・。○○機能が付いてるらしいで～」と得意になって話す割には。

「○○機能って、どうやんの？」と尋ねると。

「・・・・・どやったかな・・・説明書にあったと思うけど」と、さっぱり頭に入ってない事が多い。

つまり、夫にとっての電化製品の取り説は、「新しいおもちゃの手引き」で。飽きたら、捨てる（忘れる）ものなのだ。

説明書は、大抵夫が飽きるまで取り込むので、どのタイミングで何処に移動したのかは知るすべもない。

で、夫がブチ切れながら夜中に探す事になる。

「こんなとこに、こんなんあるどー。こんなんいらんやろ！もう、捨てたらええんちゃうんかっ！」

 

書棚やら、収納棚などを掻きまわし。余計なものを見つけてはイライラ。

一言でも返そうもんなら。

「なぁにぃ？」と、大魔神のように、目を剥いて怒りだす。

 

　あ～ぁ、元気になったと思ったら、またこれや。

結局、どこからか取り説か出てきたらしく。ひとしきり、「フィルターのお手入れ」の章を読んでいたようだが。

毎度の事ながら、頭の中で立方体を組み立てられない夫は。

「こんなん読んでもわからへん！！夜中にこんなん読んでも○×□▼△※～っ！！」

と、怒りまくって二階へ上がって行った。

今夜は、湯たんぽ抜きやぞ！とも思ったが、子供たちが「パパ、具合大丈夫やろか？」と心配するので。

湯たんぽを用意して、二階へ運ぶ。

「今夜は要らん！」とふてくされながらも。御仁は湯たんぽを、布団におさめて満足げ。

　納得できない気持ちが抑えられず、悪いなと思いながら娘にメールしてしまった。

「パパって、探し物の時にイライラすんな。看病してもらった恩を忘れて。制御不可能」

夜中で迷惑だったろうが、娘から返信が。

「ターミネータやからな」

こういう時は、息子にメールしても返事はこない。やっぱり、娘やね～。

そういえば息子に「ママって、ターミネーターみたいやな。制御不能やな」って良く言われてたっけ・・・。

って事は、私ら似たもん夫婦ちゅうことかいな！

　嫌やわ～。

 

 

 

きな粉パン

 　ここ最近、外はやたらと寒い。

猫ちゃん達も、昼間は毛布にくるまって寝ている事が多い。

　「１．２月は、パン教室が休みだから淋しい・・・・」

と言って下さる会員さんも多く。

　何かイベントを企画すべきだったなぁと、悔んでいる。

有難い事に、次年度のパン教室参加を希望する方も多く。

　一年間待って下さっている方々も、新年度に入会して頂けるかも分からない状況で。

それでも、何とか皆さんのご希望にも応えたいので。

　せせらぎ公民館で、単発でもいいのでイベント講座を開けたらなぁと考えています。

この二カ月の休みの中、企画を練り上げていかないと。

 

　さて、今日は米粉を使い。

「きな粉パン」を作りました。まぶしているのは、黒豆きな粉。

　揚げパンなので、かなり高カロリーではあるので。生地には、ほんの少ししか砂糖を入れていません。

手作りのパンには、そういった配慮が出来るからいいよね～。

安全なパン作りを、大切な人の為に。

　マリママのパン作り。今年度も、頑張ります。

 

 

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瓢亭のおかゆレシピ

 

 夫が、インフルエンザにかかった。

既に「完治いたしまして、元気にやっております」事を、始めにお伝えしておきます。

（親族一同が見ている中、皆さんが心配なさってはいけないので・・・・）

　病気の時には、喉越の良いものが食べたくなるはずで。ここ何日かは「おかゆ」を炊いている。

「お粥」は、土鍋で炊くのが一番だが。

料理上手の友人から、「テレビで京都の料亭のお粥レシピやってたよ。貴女が毎年スクーリングに通う女子栄養大学が検証してた」

とメールを頂いた。

　直ぐにネットで検索してみると。

ためしてガッテンと言う番組で、かの有名な京都の「瓢亭」のレシピが紹介されていて。

冷めてもべたべたしないお粥を、科学的に検証していたらしい。

炊きたてのお粥は非常に美味しいのだが、米のデンプン質が糊化して冷めるとマズイ・・・・・。

さらに時間が経つと、表面の水分を米が吸い取ってしまって頂けない。

　興味があると、すぐにとりかかるのが私の性分。

早速、ネットに掲載のレシピでやってみると。非常に美味しい「お粥」が出来た。

以下のとおり。

　

　米　　　　　　　　１合（洗ってザルに上げておく。２０分）

　水　　　　　　　　１リットル

　差し湯　　　　　　１００ｍｌ

　１．鍋に水を入れて、強火でしっかり沸騰させる。

　２．沸騰したら、米を入れて２～３回優しく混ぜる。（吹きこぼれそうになったら、火を弱める）

　３．米が鍋の中で偏ってきたら、軽く混ぜます（２～３回）

米を入れてから３分後に

　４．中火にします。（土鍋の場合は、やや弱火の方が吹きこぼれないみたい）

　５．とろみが出てきたら鍋肌をなでるように、じゃもじで焦げ付かないようにする。

米を入れてから１１分後

　６．さし湯をして優しく混ぜます。

米を入れてから１５分後

　７．鍋肌をなでるように混ぜて、火を消します。蓋をして３～５分蒸らす。

以上で、糊化しないおかゆが出来るのだが。

欠点は、米を入れたが最後。つきっきりで、お粥に取り組まないといけないところだ。

それに、吸水時間やお湯の沸騰までの時間を加えると。ゆうに１時間はかかる。

やはり、美味しいものには手間がかかるという事だね。

　で、熱でウンウン唸っている夫の為に。

朝の６時から「料亭のお粥」作りに取り組んだ。

　出来上がったお粥は、米の粒がしっかり残ってサラッとしている。

かつおぶしやら、手作りの梅干し。納豆に黒豆煮などを添える。

これで、立派な料亭の朝がゆ定食やね～

美味しそうにすする夫に、

「何か違うと思わへん？いつのもお粥と」と聞いた。

「分からへん・・・・・」

「これ、料亭のお粥レシピで作ったんやけど。冷めてもべたべたしないお粥やねんけど」

「お粥って、水沢山入れて炊くだけやろ？」

「ちゃうねん！これには、手間暇かけてんのよ！熱湯沸かしてから、お米入れて」

「そうか・・・・・・。こ・米の・・・い・色が白い気がする・・・・」

それは、新米やからやっ！

もうええわっ！

聞いた私がバカでした。　　　ほんまに・・・・。

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揚げ物と闘う女

　ジムの帰りは、必ず大和西大寺のデパ地下で買い物をする。

野菜好きの私は、いつも大量に野菜を買い込むのだが。

 

このデパ地下には、それはそれは美味しい天ぷら屋さんがあって。

「天麩羅」と書かれた看板を見るたびに、いけないとおもいつつも。

ついつい足を運んでしまう私・・・。

「今日は、さきいかの天麩羅ワンパックだけにするんだ」と、心の中で自身に言い聞かせるが。

「ちょっと、おまけしとくわね」と、馴染みのやや化粧の濃いおねーさまが、さきいかを少し

多めに入れてくれると。

その気持ちが嬉しくて・・・・ついつい隣にある「天麩羅盛り合わせ５７８円も下さいっ」と言う羽目になる。

　「今夜は、煮込みうどんにするんちゃうんかいな。芹もぎょうさん買うたぞ」

と、後悔すれど時すでに遅し・・・・。

「こんなん買ってきて、どないするつもりや俺を太らすつもりか」とブツブツ言いながらも、半分手伝ってくれた息子はもういない。

「きみぃ、こんなん食べるから太るんやで～」

夫には、決して言われたくない。だからこれらの揚げ物は、全て私のお腹に収まるにちがいないのだった。

　　

　本当に、私は大の「揚げもの好き」。

「秘密の県民ショー」と言う番組で。関西のおばちゃんは、必ず串カツ等を褒める時に。

「油がええわ～。ええ油つこてる」と、揚げ物よりも油を褒めると言っていた。

確かに私も、「ここの店は、ええ油つこてはるね～」と言ってしまう。

　ここで言うところの「ええ油」とは、すなわち「新鮮な油　」と言うことである。

　先ほどジムで、In　Ｂｏｄｙ なるものを計測してもらって。

「素晴らしいです　筋肉量と骨格筋が増えています　脂肪が減っています」と、馴染みのインストラクターに拍手までされたのに・・・。

「筋肉バランスが、左右の腕ともに１１４．０を超えています女性で１００超えるって、凄い事ですよ～」

そうなんや・・・・・どうりで。

確かに、インフルエンザの予防接種の為に内科に行っても。

まくりあげた腕の筋肉を、ドクターに褒められる私・・・・。「何かやってはるんですか？」と。

ジムの年代別握力大会では、ここ３年は上位３位に入っている。（今年は、第２位。１位との差は、わずか０．３キロ。

悔し～いっ）

 

　でも、筋肉が増えても決して痩せる事はなく・・・年々ごつくなっているだけなのだ。

摂取カロリーは、どんどん筋肉に代わって行っているのか。私の場合・・・・。

 

イントラの声が、意識の外でこだましているような気がした。　

「すごいです～。ごつすぎます～。とても女性とは思えませ～ん・・・・・」と。

 

　生涯学習インストラクター「栄養と料理の部」１級に加え、栄養指導士の資格も持っているくせに。

「あ・揚げもん食べたい・・・・」気持ちの前では、どんなカロリー計算も萎えてしまうのだっ！

「油９ℊは、８０キロカロリー。」

念仏のように唱えながら、れんこんの天ぷらをパクリと食べた・・・・・。

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雨の日は、パンを焼こう！

 本日は、すっかりご無沙汰の雨の日。

日本列島全体に、乾燥注意報なるものが出ていて。

群馬のキャベツなど、発育不足らしいよ。

　恵みの雨だが、何となく冬場は寒々しい。

こんな日は、パンを焼こう。

梅雨時のジメジメとした高温多湿ではないけれど、ちょっと発酵温度を上げてみて。

　お正月明けに何度と作った「黒豆パン」を焼いた。

焼いては人にあげ、焼いてはあげ。

もう３００個は軽く作ったと思う・・・・。

　初めはお正月に作りすぎた黒豆を利用していたが（大量に冷凍して）、今ではパンを焼く為に

黒豆を炊いてる私。

　でも、パンの焼ける匂いは、幸せを実感するひと時なんだよね。

 

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１月のお花達

　本日のフォトンのお花達は。

背高いのがシンピジュ-ム系統の「ホワイトキャッスル」

ふむふむ、成程というネーミング。

　ビビッドな黄色は、ラナンキュラスで「スーパーゴールド」。

まんまやないの！

　チューリップ２種類に、ヒアシンス・スイートピー。

すっかり春の気配。

　フォトンのお花では、ヒアシンスの花材がよく登場するのですが。

ヒアシンスと言えば、小学校の教室で。窓際にズラズラッと並べられた容器を思い出す。

ほら、生物の観察の授業で使う。

　皆同じように育てていても、何故か私のだけが育ちが悪かった苦い経験が・・・・。

昔も今も、育てるのは苦手なんかもしれん・・・・。

ところで・・・。

「こんな風に鮮やかな黄色を前に大胆にあしらわれるのは、マリママさんだけです。私の教室では」

若林先生が言われた。

　・・・・そうなんや・・・・・。

　

 

 

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うどんスープと言う奇跡

　「ルンバ（自動掃除機）と、空気清浄機さえあれば、主婦は楽よ～」

とは、忙しい友人の弁。

なる程～、納得。

　私はここに「うどんスープ」を加えて欲しいと思う。

この「ヒガシマルうどんスープ」なるものは、実に関西風のうどんだしで。

色々な料理に威力を発揮する。

　時間があれば、昆布とかつをで出汁をとるのがベストだが。添加物の心配はないからね。

だが、家族で出かけていて。

さぁ帰宅すぐに食事支度に取りかかるとなれば、これは本当に欠かせない代物なのだ。

　「茶碗蒸し、食べたい」と言う時には、卵２個に４００ｃｃの水+「うどんスープ」１袋を入れ混ぜるだけ。

ここで、卵液を一旦漉すと言う作業は、私としては絶対に手を抜けない所だが。

出汁を一から取らなくていいのは、有難い。

仕上げに酒大１を加えたら、料亭風に。

　おでんや、肉じゃが等の煮物にも。朝食用のおすましにも、菊菜とちくわのスライスを加えるだけ。

炊き込みご飯等は、実に色良く仕上がる。お酒やみりんを加えれば、十分普段と変わらない味付けに。

白だしを切らしているときなど、特に活用している。

海外でみそ汁等が懐かしくなった時なども、タッパーに入れた味噌を「うどんスープ」に溶かすだけで「インスタントみそ汁」に。

お餅を入れて「お雑煮」なんかも、簡単に出来ちゃう。

　だから、海外へ行く時は「うどんスープ」「梅干し」「お餅」「乾麺」「お茶漬け海苔」「米」「味噌」は、必ず持っていく。

後、スーパーのお刺身なんかに付いてくる「お醤油」なんかのパックも。

あれも、便利だね～。

家に居る時は、「ママの手作り味噌、飽きた～。違う味噌混ぜて工夫せーやー」と文句を言っていた息子も。

スーパーで他の味噌を買ってみそ汁を作ったら、「超マズかった」らしく。

一昨日、それぞれの子供の家に「手作りの味噌」を宅配で送った。

　出汁は煮干しがお勧めだが、忙しい時は「うどんスープだし」で乗り切って欲しい。

色々な種類の野菜を入れれば、野菜からの旨みが出て「インスタント」とは思えないだろう。

夫が横から「味噌なんか送って、みそ汁なんか作れんのんか～」と、口を挟むが・

　生まれてこのかた、みそ汁なんて作った事ない人やからね～。まぁ、仕方ないわね。

お陰さまで二人の子供達は、朝に汁ものがないと。

「手抜きやな」と言うまでに成長しました。

 

 

 

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泣かんかい！

　夫の誕生日に、何やらクール宅急便なるものが届いた。

東京にいる娘と息子からだ。

「この面を上にして下さい」と、宅配のお兄さんがささげ持ってきたが。

見ると、デカデカと「取り扱い注意」の張り紙が。

　これでは、宅配の方も困っただろう・・・・。

中には、厳重に箱詰めしたケーキの箱が、ちんまり収まっていた。

バースデイカードも、添えて。

多分娘が用意したカードに、息子は文面を書かされたんだと容易に察しがついた。

これでは夫も泣くやろーな、と思いきや。

「こんなんせんでえーのに。あの子、これ作ったんやろか？」

作ったに決まってんでしょ！

後から娘がメールしてきたが、作った時点ではこの出来上がりだったらしい・・・。

でも、東京ー大阪間に果物が崩れてしまったそうな。

でも、気持ちが嬉しいやないのっ！

「あなたっ！泣かへんの！娘がわざわざ作って送ってきたのにっ！ここは、泣くところやろっ！」

「ははは・・・・・」

夫は、へらへらと愉快そうに笑っている。

ケーキをよーく見ると、夫の大好物の「ういろう」にメッセージが書かれていた。

そうか・・・、この間、「ういろうって、どうやって作るの？」とメールしてきたっけ。

夫も内心は、きっとウルウルしているんかもと思っていたら。

「きみぃ、私宛のDM知らんか？・・・・ほら、レザージャケット１割引ちゅうの。あれ、どこ・・？」

あのね・・・・・。

泣けいっ！　　泣かんかいっ！

 

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おっかき～！

 

「ママ～。Aちゃんからママにおかきもらった。持って帰るね」

　年末娘からメールがあった。写メしてくれたが、何やら美味しそうな雰囲気。

年末年始と家にたっぷり居た娘だが、どうやらおかきの事はすっかり忘れていたようで。

東京に帰ってから「ママ～。どうしよう！渡すの忘れてた～。賞味期限切れてるから、私が食べておくね」

　う・・・・・っ、オイっちょっと待った。

「せっかくのAちゃんの気持ちだから、腹こわしてもいい送ってくれ！」

美味しいものは、な～んとなく働く勘の持ち主なんだよ。この私は。

それに、Aちゃんは娘の大の親友でもある。せっかくのお気持ちを無駄にしたくはない。

「そうする。お手紙ついてたし・・・・」

娘は慌てて宅配で送ってきてくれた。

　写真では、「雲丹おかき」か？と思ったが。

何と！ホタテの風味がぎゅっと詰まった「北海道開拓おかき」。

　Aちゃんは仕事先で行った北海道で、私の為に買ってきてくれたらしい。

「いつもありがとうございます・・・・ビールのアテにして下さいね・・・」と、優しいお手紙まで入っていた。

ほんまに、昔からよ～気がつくお嬢さんである。

横で夫が、

「さすがC.Aやな。気遣いがちゃうわ～。そういう人でないと、あの仕事は出来んのや」と

知ったような口を利く。

美人で身長が高く、スタイル抜群のAちゃんは、現在国際線のC.Aとして活躍。

不規則な生活で、体調を壊さないかなと心配でもある。

　ありがとうね。Aちゃん。

マリママは、これでがっつりビールを頂いてま～す

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