「納豆って、痛風には良くないんやろか?」
痛風の気がある夫は、不安そうに聞く。
やっぱり・・・・。2か月前から「納豆とリンゴは良いらしい」と、夫は休日の度に、納豆とリンゴを買い込んでくるようになっていた。山のように。
「あのね、痛風には良くないんよ。豆製品は」と、声はかけたが。
いつものように、私の言う事には耳を傾けない夫だった。
「足、また痛いんや~。前よりはマシやけど。」
「言うたよ、私。納豆はプリン体が多いって」
「聞いてない・」
あっ、そう。でもね、納豆が原因って思ったの、なんで?私から聞いたんとちゃうん?と、心の中で反論した・・・・。
「他に原因ないしな・・・。やっぱり、プリン体多いんやろか」
「それも、言うたよ」
「・・・・聞いてない・・・」
もう、禅問答のように延々と繰り返されるだけで。アホらしくて、言葉を飲み込む。
ほんまに、違う意味で、長生きするわ。この人。
痛風などの体質を持つ人は、食事にはかなり制限がある。
まずは、塩分の強いものは避けて、野菜中心の食生活が大事。大豆の中には、プリン体が多く含まれている。
豆類は健康な人でも、一日80キロカロリーで十分だ。
と、言う訳で。今夜は、二人きりの食卓にしては賑やかで。野菜中心の料理がズラリ。
夜のジムトレーニングに行く為に、15分程で作った。
品数を多くすると、それだけ塩分摂取量も増えるので。副菜は酢の物などを取り交ぜ、生姜などの香味を利かせ低塩分
で仕上げる。
美食家では無い人なので、味が薄いとかの文句が出ないことが唯一の救いか。
ほんま、ええ加減にして下さいな。
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