「きみぃ~。今度はいつゴルフ行くん?」
「私、ここ1カ月程ゴルフ行ってないわ・・・・」
と、夫が羨ましそうに言うので。
夫の為に、休日の激安のプレー情報を調べ上げた。
「Kカントリー西コース限定やったら、7000円位よ!食事付きで!」
「私、いやや~。西コース難しい」
「東コースは、もう一杯予約出来ません。ほんなら、Rカントリーは?」
「う・・・・・ん。あそこも難しかった・・・・」
ほんま、どこがいいちゅうねん!あれこれ言うんやったら、自分で予約せー!!
と言いたいのをぐっと堪え、ひたすらパソコンで検索。
結局、少々高くてもフラットなNカントリーをエントリーする事になった。
食事は別料金だが、午後スル―なので意外とオトク
前日のMプロのレッスンで。
「あそこは広くて打ちやすいから。スコア気にせずにプレーを楽しんで下さい ドライバー、よう当たってはるし」
Mプロには、「とにかくプライドだけは高いもんで、持ち上げてやって下さい」と常日頃からお願いしているのだ。
前回、散々な目に遭ったRカントリーより、3倍位FWが広いと聞いた夫。
「今度は、ドライバーが存分に打てるぞ!私、最近ちょーしエエし」
ほんま、懲りへん性格やわ・・・・・。
さて、当日。クラブハウスも奈良らしいNカントリーは重厚感もあり、
のんびりした良いムード。かなり山の上にあるせいか、景観も良く。
広々としたFWでスタートしたものの、夫の球はあっちこっちへ。
「あかんわ、何か私・・・腰が調子悪い・・・・」
今度は腰のせいかいな・・・・
前半は、完全に私がリード。夫は、後半で盛り返したいところが・・・
3H目から、天気予報通りの雨モードになってきた。
ってか、遠くで雷が鳴っている
ティーショットで打つと、正面に稲妻が光った(かなり遠かったけどね)
そうこうしているウチに、「プレーを中断して避難して下さい」と場内アナウンスが流れる。
マーシャルの係員もカートで走ってきた。
「雷は宇治の方だから、まだプレー出来ますけど。サイレンが鳴った ら避難して下さいね」
そのままプレーを続けたが、4H目のグリーン近くで再び避難勧告のアナウンスが。
後ろの組も避難小屋に走ったようで、誰も付いてこない。
既に不安MAXの夫を「ホールアウトしよう」と促し。カートを走らせた。勿論、運転は私。
「14番と17番Hに避難小屋があります」と係員に聞いていたので。
「今、何番Hやった?」と夫に聞いたが。
「分からん!私、スコア付けてないし!」途中から自分の出来の悪さに、スコア付けも放棄したらしい・・・。
おかしいな?14番Hって聞いてたけど・・・次のH入り口にも避難小屋は無かった。
どんどん雲行きは怪しく、雷の閃光と落雷の間隔が近くなって来ている。
「もう!前のHに戻った方がええんちゃうかっ!○×△▲□■※~!!」
夫は完全にパニック状態。
の割には、運転も代わらず。完全にお任せモード。
落雷と強風の中、夫に聞いても無理と諦め。
意を決して、自分の判断でカートを走らせた。
雷は動くものに反応すると言うので、慎重に1Hをすっ飛ばして突き進むと。
前方の避難小屋に、数台のカートが連なっている。
夫は一目散に小屋に駆けだした。
私は、クラブが濡れないように完全にカバーをかけ直し小屋の中へ。
夫は余程怖かったようで、終始無言・・・・。
1時間程待って、ようやくプレー再開の連絡があり。1H戻ってプレーをやり直した。
後半は、またもや調子悪い二人でしたが。まぁ、しゃあないわね
しかし、いつもの事ながら。男の人って、肝心なとこは全くあかんよね・・・。
私って、何でこんなに男前なんやろねぇ・・・
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