株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(5.18.07)

2007-05-17 22:57:26 | 明日のモニタリング銘柄
前場に上げ気配のあった新興市場は、後場は先物の下げに素直に反応し、ついにマザーズ指数のOSCが24%となり底割れ。ヘラクレス指数のOSCも33%となり、あと一息で底割れですが、安値を共に更新。

この死んだようなだらだらした下げは、昨年あたりの下げとは全く異なります。

今日は、ついに3846エイチアイを処分。完敗です。今頃になって処分とは忸怩たる思いがありますが、これも地合に逆らい銘柄に惚れ込んだ咎でしょう。昨年のナノテクのクラスターテクノロジーのケース以来の過ちでした。

しかし、意外とさばさばした気持ちです。放蕩息子から解放された気持ちに似ております。筆者は別に放蕩猫はいても放蕩息子がいる訳ではありません。

ネット証券経由の個人の売買高比率が下がっているという記事が少し前にありました。どおりで市場参加者が減っている訳です。イートレもMBHの株価も上がらない訳です。今、特に新興市場に参加しているのは常連さんだけ。そのため後が続かないため、少し上げては損切りの見切り売りでジリ下げの繰り返し。

エイチアイを見限ったのもこれが理由です。会社そのものを見限った訳ではありません。明日も下がると分かっていて過大な期待を持ちすぎた自分の至らなさでしょうか。

もう1つの5384フジミインコーポレーティッドは、今日はテクニカルには理想的な終わり方でした。これのみ持ち越し。明日の地合次第では買い上がりも考えます。

ここまでくれば、新興市場はOSCが終値ベースで初の10%台を付けるまではリバウンドしないかも知れません。今日の注目銘柄8992日本レップのようにストップ高を付ける銘柄がないこともありません。(日本レップは気がついたら20K以上上げており、強すぎて信じられずに結局参戦できず。)

何とか巻き返しをコツコツと行っていく以外にありません。そこで明日の注目銘柄です。

1.3840イーキャッシュ
 OSCが28%にまで落ちました。14日に四季報上回る来期見通しを発表して585Kまであげたものの、地合の悪さからここまでの調整を食らっております。明日は435Kという直近の安値に近づいてからの反発が十分に期待できそうです。

2.8914エリアリンク
 一足先に7日に1Q決算発表済。翌日の寄り付きこそ高く始まりましたが、その後反落。OSCは今日で+1%の39%とコンバージェンス。30%台は久し振りです。明日以降、今日の安値を巡る攻防で引けにプラ転した時が買い場か。

3.8939大和システム
 システムという名前がついておりますが、ソフトウェアハウスではありません。温泉併設マンションや商業・福祉施設のデベロッパーです。来期の増益見通しを受けて、この2日ほど大商い。OSCは+2%の52%となり今日も好調。3千円台を回復して終了しております。3100円を超えれば上には何もありません。ここは高値を目指すかどうか注目。まだPERは15倍弱。

4.4282イーピーエス
 チョイと面白いOSCのパターンを示しておりますので、出来高は少ない地味銘柄ですが明日は注目してみます。4月26日に上方修正済ですので業績は問題なし。362Kという今日の安値を割れば様子見か。

5.4775総合メディカル
 4月24日に来期予想を上回る業績を発表して400円も爆上げ。その後高止まりしております。過熱状態からの一服を経て、明日は再度上昇に転じるか?とにかく2850円から下がりません。

6.5310東洋炭素
 今日の後場の2時頃から爆上げ。このところ押されていた鬱憤ばらしか、それとも復活の狼煙か?明日は注目。OSCはまだ+19%の47%です。VR改も43%です。

以上です。TOPIXコア銘柄の調子が軒並みよろしくないようです。日経の主力が調整入りするようなら、新興市場は更に下げるかと思います。
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危機脱出に成功するか?

2007-05-17 11:10:22 | 株に出会う
持ち越しの3846エイチアイ、300K割れの290Kあたりで待っておりましたが、一瞬割れただけで上昇。仕方なく落ちてくるのを待っておりました。最初はVWAPの307Kあたりで待っていたのですが、痺れを切らして312Kに変更。

結局、こうした長らく下落が続いてきた株の、最初の反発からの調整の下落はVWAPあたりという鉄則が生きておりました。

失敗したのは、昨日甘い汁を吸って、まだ体が覚えていた2126GCAです。新興市場がにわかに活気づいて上げ始めた、その頂点近くの683Kで飛びつき買いをしてしまいました。この株、前場の終わりに一瞬687Kをつけておりますがその時です。結局660Kからの伸びきった大尖塔の更にその上をよじ登る方はいず、利確の流れの中で-6Kで撤退。これでは駄目です。人間悲しいかな直前の「成功体験」にどうしても左右されてしまいます。これは企業にも言えることですね。

市況が激変しているのならともかく、まだ病床からゆっくりとおかゆでも食べようかと、何とか起きあがりかけて時期は、それを忖度してじっくりと待ってあげねばなりません。焦りはどのような病にも禁物かと。いきなり固形物を無理やり口の中に入れても吐き出すのが落ちです。その吐瀉物と一緒に筆者もあえなくはじき出されたという次第。

さて、これでマザーズ指数で見ると、今朝方の2度目のOSC25%から極めて緩やかながらもプラ転し、前日の安値指数をも何とか抜いてOSCは+2%の29%となっております。個別株でもこのようなポジションにあるのが多いかと思います。ヘラクレス指数も同様です。OSCは前日同値の36%です。

日経平均、TOPIXともにOSCは前日比+1%と堅調です。しかしGDP速報値が事前期待よりも少しアンダーだったということ、昨日健闘?した日立が今日は利確の動きに押されていることなど、まだまだ先行き不透明です。ソフトバンクも朝方のプラスから、ジリジリ下げております。ソニーの決算は寄り付きでこそ評価されたものの、その後はやはりじり安です。

この東証の地合がどこかで反転しないことには、新興市場がこのまま上に放たれることとなるのかどうかは不透明なままです。一応2番底を今日付けて、再度最後の駄目押しの3番底をあるいは明日から来週にかけて付ける可能性も大いにあります。

その意味で、今日の引けまでの主力市場と新興市場の値動きは重要です。

しかし、これまで下げに下げてきた5384フジミですが、何もソフトバンクに習って下げることもあるまいに、超低空飛行で迷走中です。2830円が破られれば、これは困ったことになります。まあ、RSIも16%、VR改も18%まで落ちております。ここまで痛めつけられると、どうしても回復までに時間がかかります。ここは我慢ですね。
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