明日の注目銘柄（５．８．０７）

後場も各市場とも上昇しました。
マザーズ指数のＯＳＣは前場終了比－１％の５８％、ヘラクレス指数のそれは＋１％の６９％までの上昇でした。不動産関連がとりわけ良かったようです。日経平均は前場終了比で変わらずの５４％です。この日経の値動きが普通なのですね。日経平均は１８０００円奪回の橋頭堡が出来たと言えるでしょう。

さて、ＧＷ明けの２日目は、昨年は下落の始まりでしたが、今年は果たしてどうなるのか、今夜のＮＹが爆下げをしない限りは、今年は順調に戻すのかも知れません。しかし、特に新興市場は、前場終了時にも言いましたが上げすぎです。特に今日上げた銘柄は明日は押される事を見通しておいた方が良いかと。しかし、銘柄毎に当然ながら濃淡はあります。そこを何とか縫うようにしての明日の注目銘柄です。

１．３８２３アクロディア
　今日の後場は監視から外しておりましたが、引けにかけての上昇ぶりは見事。明日は正念場です。３８０Ｋを越えることが出来るかどうかが１つの目安です。ＯＳＣも＋２％の４０％とほどほどの上昇。ＲＳＩはまだ＋５％の２６％です。前場はここまで押されたことによる後遺症がよほど大きかったのでしょう。しかし、立ち直ったと見せかけて、そこから突き落とすのが、株の非情なところです。この株にとっての明日は、その意味では繰り返しますが正念場です。

２．３８１４アルファクスフードシステム
　不気味なほどに出来高が少なく膠着しております。しかしじわりじわりと上げてはおります。４月９日がそうでした。たったの４８株の出来高。翌１０日は何と２０３３株です。５月１１日が決算ですが、これまでのところ修正情報はなし。今日の地合で冴えなかった８７８９フィンテックは大幅下方修正です。今のところフィンテックのような下落はなくむしろジリ上げです。一応機が熟しつつあるのかも知れません。警戒だけでも。

３．３０３４クオール
　２３８Ｋまで上げたあの勢いはすっかりなくなったかに見えます。しかし、そろそろもう一花咲かせたい方々が参集する頃です。明日は再度の２０１Ｋへの下落攻勢からの反転があるかどうか注目です。

４．６７８７メイコー　
　不思議な株です。ＭＭ銘柄で貸借銘柄というのも変わっておりますが、業績が良いのか悪いのか評価が分かれるもの変わっております。１つ言えることは、ＯＳＣが３０％台の前半まで押されると、そこからは前日安値を下回らない場合には反発するということです。明日は、まさにそのタイミングに差し掛かっております。３５６０円を割らないことを確認。割り込めばそこから反発の勢いがあるかどうかを見定めることです。

５．３８１１ビットアイル
　もう一度だけこの株を取り上げます。今日はマイナス終了ですが、ＯＳＣは＋３％の４４％までコンバージェンス。明日は再度１１６Ｋを試す下げがあって、そこを凌ぎきれば底堅さが発揮されての反転がなるかも知れません。

以上です。最初に宣言した通りにまさに縫うように探しましたが、ご覧のようにテクニカル妙味のある株はかなり少なくなっております。アクロディアを除けば、まさに日陰に咲いた花のような株ばかりです。日陰の株といえば、筆者は引けに、既に盛りを過ぎて枯れかかっているかも知れない、３０７４ゴルフパートナーを１４６Ｋで買ってしまいました。最後に成り売りをした方がいて１００株近い売りで、あっという間の１４４Ｋです。ＯＳＣがコンバージェンスするのを見込んで買ったつもりが、とんだ誤算です。明日は１４３Ｋを崩されるようだとこの株やばいかと。ダイバージェンス度が何と１５Ｋもあるのが唯一の救いです。

戻しすぎに注意

今日は上げて始まるのは分かってはいても、寄り天の可能性もありなかなか寄りでの成り買いはできないものです。

ＯＳＣ値でみると、マザーズ指数やヘラクレス指数は、少し押しては押し目買いが入るせいか、既に高値圏まで達しております。マザーズ指数で＋１１％の６０％、ヘラクレス指数で＋８％の６８％です。

日経平均も＋８％の５４％までの上昇ですが、こちらは６０％台半ばまでの上昇はあり得ますので、もう少し上げ余地はありそうです。

新興市場が１月の中旬の時のような４連チャンの上昇を見せておりますが、マザーズ指数は今日で５連チャンです。今年の勢いのなさから言って、じり高だったので戻している感覚はあまりないかと思いますが、そろそろ天井圏からの反落も予想しておいた方が良さそうです。２５ＭＡラインを勢いよく突破するかどうかが１つの目安となるかと思いますが、今日のところはマザーズ指数で後２０ポイント弱、ヘラクレス指数は３０ポイント今日の上昇がないと届きません。少々きついかと思います。

なお、昨年は連休明け初日に上げてから、６日ほどのきつい下落に見舞われていることも、どこかに頭の片隅に記憶しておいた方が良さそうです。その時の連休明け初日のマザーズ指数のＯＳＣは５９％、ヘラクレス指数は６１％のピーク値を付けておりました。最低値は今年と同じく４月２０日過ぎがボトムでした。全くよく似た値動きです。

昨年の例にならうなら、一旦大幅調整とまではいかずとも、戻しすぎの反動から明日以降は下げる可能性が大きくなってきております。

持ち越し株は適当な上げ目安ラインで益出しをし、前場引け際に２７６Ｋで指していた３７２７アプリックスのみとなりました。

後場は、もう一度相場が反落してからの上げエネルギーの加減を見ながら、基本的にはデイトレで少々楽しみたいと思っております。