新興市場は後場に炎上。業績も何もあったものではありません。ふと気がついたら、家人の因縁の株、6259大崎エンジニアリングがストップ安です。何と、今日の14時の場中に決算発表していたようです。来期が少々減益予想というだけでのストップ安。
かと思うと、先日筆者が損切りした6787メイコーは、11日に決算を発表し当期は33%減益にも拘わらず、今日は何と510円も上げ、筆者の購入価格を大きく超えております。
新興市場全般が悪いのは悪いのですが、明日の前場あたりで2番底を打たないと、そのまま底なし沼に入りそうです。一応ご参考までにマザーズ指数を例にとってテクニカルなポジションを見てみます。
4月23日 OSC25% 終値905ポイント
5月11日 OSC42% 終値902ポイント
先週金曜日に終値を下回り、完全な下降トレンド入りしました。
そして、今日は、
5月14日 OSC30% 終値876ポイント です。
OSCが後5%で25%に追いつきますが、終値ベースで29ポイントほどのダイバージェンスを示現はしております。25%のOSC値というのは、マザーズ指数としては過去の最低水準に近いものです。もちろん今年の最低値です。なかなか20%台をマークしておりませんでした。昨年の11月21日でも24%です。このラインまで落ちると、いくら新興市場でも翌日は少々の押し目からの急反発があるようです。4月24日がそうでした。筆者はもっと押されることを想定し待ちかまえておりましたが、ほんの5ポイントほど下落してからの一斉の上げにはビックリしたものです。全くついて行けませんでした。
明日は、そのようなクイックな押し目ではなく、OSCが25%に近づくような下げを演じた後に後場に反発気配が出るのか、または翌日に小反落からの反発となるのか、どちらかのシナリオが有力と考えます。
先の下げの時もそうでしたが、ここは底値で投げるわけにも行かず、テクニカルには特に3846エイチアイが損切るように示唆しておりますが、ここは上場来安値の359Kを割らなかったことに「敬意」?を表し、そのままホールド。383Kで買い足したので、少々キズが深くなっております。(窮すれば、何でもホールドの理由にしてしまいます。これは行動ファイナンスが示すとおりです。我ながらまずい。)
もう1つの5384フジミインコーポレーティッドはさすが東証、名証1部の伝統株?だけあって、ここまで押されたならとの買いが後場は優勢でした。分足の動きでこの反転は顕著。そのまま安心してのホールドです。こうした動きはOSCで見ても明快に出ております。昨日の28%から今日26%あたりまで押された時はどうなることかと思いましたが、引けではきっちりと+3%の31%にコンバージェンスしております。こういうパターンはこのオシュレーターの使い方としては切り返しのサインですので、明日以降に期待しております。
ちなみに、筆者が今日の寄り付きで221Kで投げた4680ラウンドワンは、決算が期待外れだった訳ですが、OSCも20%→26%→21%と下降線のまま今日は推移。11日の26%というのがいわゆる「騙し」だった訳ですね。そしてこの株はかろうじて崖っぷちで踏ん張っておりますが、OSCの余力は後1%しかありません。明日はもう手綱を持つ力も尽き果てるでしょう。そうなるとOSCで、アプリックスが3月19日に付けたような18%というような数字になるまでは救い主が現れないと思います。もはや鞭打たれて池に投げ込まれた状態の野良犬のような惨状です。いくら「ワン」と鳴かれても、助けようにも池のラウンド側が修羅場のようです。手出しが出来ません。もっともこのラウンドワンのお世話には一度もなっていないので、修羅場でなくても手出しすることは毛頭ありませんが。
ところでそのアプリックスも、今日の下げでOSCが20%まで落ちました。後2%で奈落の底となります。15日の決算で余程のリカバリーニュースがないと、今の地合でチョイときつくなってきております。こちらは何とかしたいのですが、如何せん、自分の持株の運命の方が気になるため、ちらっと横目で様子を見ながら「祈り」を捧げる以外には手だてがありません。
しかし、落ち目の株だけでは面白みがありませんので、引けに6871日本マイクロニクスを3790円で買いました。一足先に下げ止まった感があるからです。
と言う訳で、今日の相場は特に新興市場銘柄を持っている方々は、かなり手負い状態になっているのではないでしょうか。筆者もそうです。逃げるなら今日の朝の高いところだった訳ですが、最早火山灰どころか、マグマの逆流に巻き込まれて動きが取れない状態かと思います。しかし、後1-2日の辛抱かと思います。後で振り返れば、あの時に買っておけば、という局面が明日から明後日にかけて来るはずです。
明日はもう一段の地合の下落に巻き込まれて、ホールド中の3つの株の運命の糸が切れたら、これは一旦手放す予定です。エイチアイにしても既に買値平均から10%に近い下落です。これは5%程度を目途にしている筆者にしてはチョイと気張りすぎております。10%を越えたらこれは致し方ありません。その目途は上場来安値は死守できるかどうかでしょうか。
さて、波乱状態の相場ですが、ほとんど新興市場には注目銘柄がないことを承知の上で、明日の注目銘柄です。多分、東証中心になると思います。
テクニカル用語の簡単解説
1.2395新日本科学
既に7日に上方修正を発表済。明日15日が本決算です。上方修正してからここまで押されているのは地合のせいでしょう。1632円というこのところの安値がありますが、ここまではまさか落ちないでしょうが、それを一応気にしながらの明日の出来高と値動きに注目です。本決算で来期の予想がどうなるかでまた一喜一憂するのが気になる方は、明後日に参戦ということでも良いかと思います。エイチアイの例や5464モリ工業の例もありますので。
2.6762TDK
これも15日に決算を控えて、何とか切り返してきております。上方修正も下方修正もないのでしょう。それにしてはこの優良株がここまで押されてきましたが、OSCが+4%の38%での前日同値と、何とか下落に歯止めがかかった模様です。明日はじり高を辿るなら思い切って突っ込むかどうかです。テクニカルにはまさに買い場。
3.4728トーセ
今日は思いっきり下げましたが、これで高騰前の4月19日の指数値まで後12円ほどの下落で追いつきます。明日が買い場かどうかは何とも言えませんが、そろそろ警戒態勢に入ると良いかと思います。まだOSCも55%もあります。こうした人気のない株は結構皆さんから見放されてしまいますので、やはり1382円という前回の安値にかなり近づくまでは買わない方が良かろうと思います。
4.8848レオパレス
これも15日決算。その日に向けてじり高とはこの株の形容詞にピッタリです。あの藤原紀香が胸かどこかで後押しでもしているかのようです。こんなに一歩一歩階段を上るように地道に上げている株は珍しいものです。それだけ決算期待が大きいのではないでしょうか。一足先に1878大東建託が4月27日に好調な決算を発表し、そこから鰻登りとなっているのも連想買いを誘っているのかも知れません。
5.5727東邦チタニウム
押し目での買いです。今日は5350円という、このところの安値を付けてからはさすがに反発しておりますが、OSCは-2%の46%であり、4月23日の34%、終値5450円からすると、まだ下げ余地があります。5350円を巡る攻防からの切り返しの勢いを確認しての参戦です。住友チタよりテクニカルには優勢です。
以上です。新興市場がもし立ち直るなら、好業績株の3789SCN、2413ソネットM3、2432DeNA、そして上り株の3823アクロディア、8894原弘産あたりが切り返しに転じる筈です。そのあたりを地合の動きと共に、よく見てから明日のトレーディングをどうするかを決めたいと思っております。
何だか今年は息が抜けない日が続きます。その割には収支は今日の含み損で、IPOのプラス分を除くと、全くの徒労に転じていているようです。明日は何とか巻き返しをせねばなりません。
かと思うと、先日筆者が損切りした6787メイコーは、11日に決算を発表し当期は33%減益にも拘わらず、今日は何と510円も上げ、筆者の購入価格を大きく超えております。
新興市場全般が悪いのは悪いのですが、明日の前場あたりで2番底を打たないと、そのまま底なし沼に入りそうです。一応ご参考までにマザーズ指数を例にとってテクニカルなポジションを見てみます。
4月23日 OSC25% 終値905ポイント
5月11日 OSC42% 終値902ポイント
先週金曜日に終値を下回り、完全な下降トレンド入りしました。
そして、今日は、
5月14日 OSC30% 終値876ポイント です。
OSCが後5%で25%に追いつきますが、終値ベースで29ポイントほどのダイバージェンスを示現はしております。25%のOSC値というのは、マザーズ指数としては過去の最低水準に近いものです。もちろん今年の最低値です。なかなか20%台をマークしておりませんでした。昨年の11月21日でも24%です。このラインまで落ちると、いくら新興市場でも翌日は少々の押し目からの急反発があるようです。4月24日がそうでした。筆者はもっと押されることを想定し待ちかまえておりましたが、ほんの5ポイントほど下落してからの一斉の上げにはビックリしたものです。全くついて行けませんでした。
明日は、そのようなクイックな押し目ではなく、OSCが25%に近づくような下げを演じた後に後場に反発気配が出るのか、または翌日に小反落からの反発となるのか、どちらかのシナリオが有力と考えます。
先の下げの時もそうでしたが、ここは底値で投げるわけにも行かず、テクニカルには特に3846エイチアイが損切るように示唆しておりますが、ここは上場来安値の359Kを割らなかったことに「敬意」?を表し、そのままホールド。383Kで買い足したので、少々キズが深くなっております。(窮すれば、何でもホールドの理由にしてしまいます。これは行動ファイナンスが示すとおりです。我ながらまずい。)
もう1つの5384フジミインコーポレーティッドはさすが東証、名証1部の伝統株?だけあって、ここまで押されたならとの買いが後場は優勢でした。分足の動きでこの反転は顕著。そのまま安心してのホールドです。こうした動きはOSCで見ても明快に出ております。昨日の28%から今日26%あたりまで押された時はどうなることかと思いましたが、引けではきっちりと+3%の31%にコンバージェンスしております。こういうパターンはこのオシュレーターの使い方としては切り返しのサインですので、明日以降に期待しております。
ちなみに、筆者が今日の寄り付きで221Kで投げた4680ラウンドワンは、決算が期待外れだった訳ですが、OSCも20%→26%→21%と下降線のまま今日は推移。11日の26%というのがいわゆる「騙し」だった訳ですね。そしてこの株はかろうじて崖っぷちで踏ん張っておりますが、OSCの余力は後1%しかありません。明日はもう手綱を持つ力も尽き果てるでしょう。そうなるとOSCで、アプリックスが3月19日に付けたような18%というような数字になるまでは救い主が現れないと思います。もはや鞭打たれて池に投げ込まれた状態の野良犬のような惨状です。いくら「ワン」と鳴かれても、助けようにも池のラウンド側が修羅場のようです。手出しが出来ません。もっともこのラウンドワンのお世話には一度もなっていないので、修羅場でなくても手出しすることは毛頭ありませんが。
ところでそのアプリックスも、今日の下げでOSCが20%まで落ちました。後2%で奈落の底となります。15日の決算で余程のリカバリーニュースがないと、今の地合でチョイときつくなってきております。こちらは何とかしたいのですが、如何せん、自分の持株の運命の方が気になるため、ちらっと横目で様子を見ながら「祈り」を捧げる以外には手だてがありません。
しかし、落ち目の株だけでは面白みがありませんので、引けに6871日本マイクロニクスを3790円で買いました。一足先に下げ止まった感があるからです。
と言う訳で、今日の相場は特に新興市場銘柄を持っている方々は、かなり手負い状態になっているのではないでしょうか。筆者もそうです。逃げるなら今日の朝の高いところだった訳ですが、最早火山灰どころか、マグマの逆流に巻き込まれて動きが取れない状態かと思います。しかし、後1-2日の辛抱かと思います。後で振り返れば、あの時に買っておけば、という局面が明日から明後日にかけて来るはずです。
明日はもう一段の地合の下落に巻き込まれて、ホールド中の3つの株の運命の糸が切れたら、これは一旦手放す予定です。エイチアイにしても既に買値平均から10%に近い下落です。これは5%程度を目途にしている筆者にしてはチョイと気張りすぎております。10%を越えたらこれは致し方ありません。その目途は上場来安値は死守できるかどうかでしょうか。
さて、波乱状態の相場ですが、ほとんど新興市場には注目銘柄がないことを承知の上で、明日の注目銘柄です。多分、東証中心になると思います。
テクニカル用語の簡単解説
1.2395新日本科学
既に7日に上方修正を発表済。明日15日が本決算です。上方修正してからここまで押されているのは地合のせいでしょう。1632円というこのところの安値がありますが、ここまではまさか落ちないでしょうが、それを一応気にしながらの明日の出来高と値動きに注目です。本決算で来期の予想がどうなるかでまた一喜一憂するのが気になる方は、明後日に参戦ということでも良いかと思います。エイチアイの例や5464モリ工業の例もありますので。
2.6762TDK
これも15日に決算を控えて、何とか切り返してきております。上方修正も下方修正もないのでしょう。それにしてはこの優良株がここまで押されてきましたが、OSCが+4%の38%での前日同値と、何とか下落に歯止めがかかった模様です。明日はじり高を辿るなら思い切って突っ込むかどうかです。テクニカルにはまさに買い場。
3.4728トーセ
今日は思いっきり下げましたが、これで高騰前の4月19日の指数値まで後12円ほどの下落で追いつきます。明日が買い場かどうかは何とも言えませんが、そろそろ警戒態勢に入ると良いかと思います。まだOSCも55%もあります。こうした人気のない株は結構皆さんから見放されてしまいますので、やはり1382円という前回の安値にかなり近づくまでは買わない方が良かろうと思います。
4.8848レオパレス
これも15日決算。その日に向けてじり高とはこの株の形容詞にピッタリです。あの藤原紀香が胸かどこかで後押しでもしているかのようです。こんなに一歩一歩階段を上るように地道に上げている株は珍しいものです。それだけ決算期待が大きいのではないでしょうか。一足先に1878大東建託が4月27日に好調な決算を発表し、そこから鰻登りとなっているのも連想買いを誘っているのかも知れません。
5.5727東邦チタニウム
押し目での買いです。今日は5350円という、このところの安値を付けてからはさすがに反発しておりますが、OSCは-2%の46%であり、4月23日の34%、終値5450円からすると、まだ下げ余地があります。5350円を巡る攻防からの切り返しの勢いを確認しての参戦です。住友チタよりテクニカルには優勢です。
以上です。新興市場がもし立ち直るなら、好業績株の3789SCN、2413ソネットM3、2432DeNA、そして上り株の3823アクロディア、8894原弘産あたりが切り返しに転じる筈です。そのあたりを地合の動きと共に、よく見てから明日のトレーディングをどうするかを決めたいと思っております。
何だか今年は息が抜けない日が続きます。その割には収支は今日の含み損で、IPOのプラス分を除くと、全くの徒労に転じていているようです。明日は何とか巻き返しをせねばなりません。