株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(5.2.07)

2007-05-01 19:48:35 | 明日のモニタリング銘柄
後場は先物が「停滞」してくれたせいもあってか、新興市場は更に上げてきました。しかし、明らかにOSC面から見ると上げすぎです。マザーズ指数で+8%の58%、ヘラクレス指数も+4%の51%です。マザーズ指数はあと一押しで60%台に入りますので、そこからは一旦調整に入るのではないでしょうか。ヘラクレス指数のOSCも31%を付けた4月20日の安値の1539ポイントを、今日はやっと下から抜いたばかり。1600ポイント乗せに明日以降にチャレンジするかどうかですが、このところの上げ幅から言っても、明日は一休みしないと体力がもたないと思います。

後場に持ち越しの株はすべて整理し、引けにチョイと気になるチャートの形をしている3034クオールを打診買いした程度です。

明日はそのままストレートに上昇して引けるかどうか注意深く見守りながら、寄り天も覚悟しながらの明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.3823アクロディア
 今日ずっと見ていましたが、もう大きな投げは出ていないようです。少し戻りかけては売りが入っておりましたが、OSCも+6%の36%まで回復し、ダイバージェンス度も35Kもあります。また、乖離幅は26K。RSIは+3%の17%と、いずれもテクニカル指標としては絶好の位置取りです。340Kを底割れすることなく持ちこたえた感じです。

2.3811ビットアイル
 これは118Kの今日の安値に少しでも近づいてからの買いです。出来高も少なく地味ですが業績は文句なし。

3.3812ゲームオン
 今日は比較的大人しかったようですが、OSCも+2%の40%に乗せてきました。この株、本復しているようなら、明日は出来高を伴いながら260Kから280Kまで伸ばす地力はあるのですが少々足踏み状態。しかし、下値は切り上げてきているので、240Kあたりまで押されたら買いか。

4.8306三菱UFJフィナンシャルG
 RSIがついにゼロです。三井住友フィナンシャルGも同じくゼロ。ここまで足並みを揃えることはないのに、長年染み付いた護送船団の癖は抜けないようです。三井住友と違って、この株のOSCは+1%の38%と、ほんの少しの切り返しが見られます。こういう下げを真綿で締め付けられるような下げとでも言うのでしょうか。銀行で干された人の気持ちがよく分かります。あまり縁のない業界なので、買うことはないと思いますが、一応ご報告まで。124万円割れがなければ、ある程度の戻しはあるかも知れません。

5.4839WOWOW
 明日の押し目で330K辺りまで落ちてきたら買いか。ひと頃の出来高がないので、あまり上を指しても売りづらい株。5月15日決算。

6.6762TDK
 エレクトロニクス株からはこれ。ダイバージェンス度が250円まで拡がりました。OSCは+1%の35%とコンバージェンス。明日は再度の10070円までの下落を凌げれば反転に転じるものと思われます。5月15日決算。

7.6361荏原製作所
 ご存じ環境関連銘柄。今日はさすがに25MAラインからは反発を見せました。明日は出来るだけ620円以下で仕込むこと。5月18日決算。こういうメーカーが地球を救うのかも知れません。チョイと大げさか。

8.7011三菱重工業
 今日は押されてOSCも珍しく37%まで低下。明日は700円割れも視野に入れながら、底入れしてからの反発があるかどうかを見定めての買い。この株が地球を救うかどうかは定かではありません。あまりに軍需産業のイメージが強く、筆者などつい、たてつきたくなります。しかしそろそろ反転時期に注意。

9.6378木村化工機
 すっかり最近は大人しいようですが、OSCは32%まで落ちて、4月18日に並びました。一気に落ちれば反発もあるのに、段々とパンツのゴムが柔軟性を失って行くような値動きです。そうした弛緩した状態こそ、こうした仕手株が跋扈する時です。明日、もう一度520円あたりまで押されれば、その筋の方の成り買いに乗じて、空高く舞い上がるというヤドカリ戦法です。あぅ~、我ながら何と卑屈なことを。

10.1970日立プラントテクノロジー
 明日は690円が固いことを確認しての買い。やっと降りてきたという感じです。乖離幅も8円あります。OSCのダイバージェンス度も9円。RSIは24日の17%を底にしてまだ28%です。決算発表は24日に終了済。PER45倍にしてはサプライズはなかったようです。

以上です。途中からは重量級の銘柄に注目が集まりました。仕方ありません。新興市場銘柄はもう反発が終了しているのです。後は更に強気に上がるかまたまた押されるかのフィフティフィフティです。それに比べれば、6番目以降の銘柄は重量があるだけに安心感があります。まあ、連休前ですのでほどほどのトレードで明日は遊び金を少々稼げればと思う次第。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新興市場は堅調

2007-05-01 11:15:29 | 株に出会う
テクニカル妙味のある直近IPOの一角などの新興市場銘柄は、前場の先物の仕掛けにもかかわらず、概ね堅調に推移しております。

これでマザーズ指数のOSCは+7%の56%に、ヘラクレス指数のOSCも前日同値の47%まで戻しております。

マザーズ指数など、筆者の見立ての55%は既に通過。このまま一進一退が続くと、明日の前場で一旦頭打ちとなる可能性も見えてきました。なにしろ、OSCの55%というのは2月23日の63%以来の高さなのです。もちろん、1月16日から19日にかけてのマザーズ指数の上昇局面では76%にも達しました。しかし、その時は日経225平均も1万7千円越えで勢いがついていた時期です。

今回は日経が元気がありません。従って、マザーズ指数など新興市場のみの独歩高では、上昇局面も一応限られると見るのが自然かと思います。しかも、再度の連休入りです。アメリカがどうなるか、為替がどう動くか分かりません。明日の前場はそうした心理からも一旦高値で売っておこうということになるのではないでしょうか。

筆者は、前場でかなりの整理をし3845アイフリークでの30Kほどのリカバリーで、含み損を一掃しプラ転にこぎ着けました。

現在の持株は3073ダイヤモンドダイニング、4757インテリジェンスの「古参銘柄」と、前場の終わりにチョイと試し買いした3844コムチュアの3つです。3846エイチアイなど寄り付きから391Kで指しているのに上に行くばかりです。3Dのレンダリング技術はやはりその道の人に評価されているのでしょう。

ところで旧来の新興銘柄はやはり地合にもろに影響されて、テクニカルに反発を迎える筈の銘柄でも、出来高が増えずに停滞しているようです。2389オプトなどは、じわりとは上げておりますが、生きのいい直近IPOの値動きの軽さにやはり惹かれてしまいますね。しかし、リスクの大きいこうした株はテクニカル指標を十分に検討しながら、底値近辺での初動で拾うのがセオリーです。そうでないと、27日の2138ウェブドゥジャパンのように、しこり玉の雪崩売りで生き埋めになってしまいます。上がっているからと言って、筆者の家人のように闇雲に飛びつくのは危険です。そこは十分に気を付けて下さい。それから損切りがきちんと出来ないと大きな痛手を受けます。

地合は一見悪そうですが、テクニカルにはきちんと反応して、然るべき銘柄が結構上げているので退屈はしない相場です。これでもいいことにしましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする