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明日の注目銘柄(5.31.07)

2007-05-30 21:39:02 | 明日のモニタリング銘柄
今日の市場のOSCは、新興市場が前場よりマザーズが+1%の58%で、ヘラクレス指数も+1%の55%でのコンバージェンス。TOPIXは前場とは変わらず-2%の52%ですが、日経225平均のみ前場より1%落として、3%マイナスの51%で終了。

しかし、今日の新興市場の各銘柄の動きも、先物が一時値を戻す過程でも、底に沈んだままの銘柄が多く、前場終了時のブログに書いたように、一旦ピークアウトした感があります。

但し、ヘラクレス指数は前日安値を抜いて終われなかったのに対して、マザーズ指数の方は、寄り付きから前日安値割れをせずにコンバージェンスですので、今日が押し目なのか、新たな下落の始まりなのかは、明日の結果が5月14日(マザーズ指数)と5月15日(ヘラクレス指数)の安値を抜いて終われるかどうかがポイントとなりそうです。

そうした中での明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.3236プロパスト
 昨日に引き続き取り上げます。今日の地合でもほとんど動きがなく、OSCを+2%の53%に上げての+2K終了です。212Kから216Kのレンジで安値が推移しております。RSIも今日は上昇に転じました。

2.8914エリアリンク
 7万円割れ寸前まで落ちましたが、OSCはまだ45%もあります。指数値から言っても今年の最低値の1月10日のそれに比べて、後2K分ほどは高いようです。よって、この流れからいって、明日は7万円割れが必至な状況です。69Kあたりで踏みとどまらなければ、その後は一気に65Kあたりまでの調整も予想しながらの底値拾いです。先日ちょっと見ておりましたが、見せ板は頻繁に出没するはで、結構嫌らしい株です。再度そのような下品な板が出るようだとあっさりとこの株を見限る方が良いでしょう。全くもって迷惑千万。

3.4849エンジャパン
 新興市場の優等生的な株ですが、このところの下げは頂けません。週足で見ても450K近辺に下髭が届きそうな位置にまで降りてきております。当面は476Kという5月22日の安値の攻防があるでしょうが、そこを抜けると一気に450K近辺まで落ちるかも知れません。それは今晩NYが思い切って下げたような時でしょうか。OSCは43%で前日同値。

4.9037ハマキョウレックス
 3PLの会社で5月15日に来期四季報を上回る見通しから290円も上げました。その前日の指数値にやっと届いてきましたので、ウォッチ開始です。3000円割れ狙いですが、OSCがまだ41%もあります。これが30%台へ突入した時に買い場が訪れるかと思います。

5.6492岡野バルブ
 原発関連からはこの株。業績は好調。今日は820円まで行くも、結果は777円終了となり、地味なこの株にしては43円の値幅は異例。しかしこれで750円あたりの底が見えてきました。出来高も少ないので、このまま緩慢な下落が続くなら、気がついたら届いていそうです。静謐な川面にじっと釣り糸を垂れる心境になりきることです。焦って撒き餌をしても駄目でしょう。この会社、泰然自若です。是非とも見習いたいものです。

6.9358宇徳運輸
 もう1つ原発関連。重量品輸送で実績がある港湾運輸会社です。核燃料輸送も。シンガポールの世界一の観覧車もこの会社が手がけているとのこと。600円割れ待ち。OSCが現在39%、RSIは16%です。宇徳の名前は創業者の宇都宮徳蔵から取ったようです。それを英語でUTOCと書くのは何故と思って企業理念を見たら、Useful-Trendy-Original-Challengingの頭文字から来ているようです。こういうのを下手な語呂合わせというのでしょう。何とセンスがないのでしょう。筆者なら、Universal-Transportation-Optimizing-Companyにします。

7.2142ユー・エス・ジェイ
 今日-500円ですが、OSCは+4%の46%とコンバージェンスし、指数値は更に下落しております。明日は再度70Kを切ってからの上昇に転じるかどうか注目です。

以上です。

なお、特別監視銘柄の3846エイチアイは、今日は310Kからの切り返しがありましたが、OSCも-6%の32%でまだ下落基調です。5月17日のOSC29%がベースラインですので、明日再度310K前後まで落とされてからの反転が期待出来そうです。300Kの前半で拾えれば御の字。来期利益予想がほぼ倍増の新興銘柄は、四季報が発売される6月中旬までにはいずれ見直されることが必至でしょう。
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一旦ピークアウトか?

2007-05-30 11:24:55 | 株に出会う
今日は、先物が30円安で始まったにも拘わらず、新興市場はプラス始まりとなり、その後、先物もプラ転してからは、一斉に上値を追い始めました。しかし、先物の2度の上げフェイントからマイナスに転じ始めるや、新興市場も、マザーズ指数でいうと5月14日の安値の874.77ポイントに達するのがやっととなり、その後は昨日高値ポイントを下回り始めるや下落に入りました。

今日は逆張りを徹底する事を肝に銘じておりましたので、いくつか下で指していたうち、3841ジーダットが273Kで約定。その後のリバウンドで278Kで売りました。最初はリバウンドがあります。これは下落を狙っている方々が控えているからですね。

しかし、その後に先物が大幅に値を下げ始めるや、総下落の状態となりました。ジーダットは、昨日安値の261Kさえも下回って低迷中です。この低位に留まる限り、段々と今日参加した方々の見切り売りに押されて、257Kという直近の安値に近づくことでしょう。もうリバウンドのエネルギーがあまり残されていないようです。

さて、OSCの動きを見てみると、マザーズ指数が57%で前日同値、ヘラクレス指数も54%で同値、日経225平均は-2%の52%、TOPIXも-2%の57%です。

マザーズ指数が寄り付きに高値を付けた時のOSCをシミュレーションしてみると61%に達しておりました。これは2月21日の終値と同じです。翌22日に63%を付けてピークアウトしております。

このまま後場になだれ込むようなら、一旦25MAを抜くことなく、グランビルの法則通りの値動きで、ピークアウトしそうです。右肩下がりの個別株についても同じ傾向のようです。

これからは、今日のような逆張り戦術を中心に、まずはその日に勢いが良い銘柄の初期リバウンドを根気よく待つことにします。今日のような地合でジリジリと下げてきた時は、これは反発力が失われていると判断し買いを先延ばしします。要は、弓矢を引く時や、トランポリンで大きく上に跳ね上がる時の、ギリギリまでの「沈み込み」のポイントで待つというのが、もっとも効果的なインのタイミングかと改めて思いました。インした後は地合を注視しながら、適当なところで降りるか、そのまま下回らないならホールドするかを判断します。

しかしこれでは、デイトレーダーの方以外は参戦できないような値動きですね。ジーダットにしても、よしんば273Kで約定しても、その後278Kで売り抜けるには数分間が勝負でした。約定から売却まで、筆者がトイレに入っている間でした。サラリーマンがトイレに入って携帯から超短期売買する、その気持ちが分からなくはありませんが、これからの日本にトイレトレーダーが増殖することを危惧します。もっと真面目に仕事に打ち込んで貰わないと、年寄りの年金資金が枯渇します。えぇ~もう、既に枯渇気味か?一体全体、我々が何10年も納めてきた年金が、今いくらあるのか?これを野党も追及すべきです。既にかなりの部分が返済の見通しが立たない赤字国債に消えているのかも知れません。
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