明日の注目銘柄（５．２３．０７）

いつもながら、新興市場の火の付き方は、それこそ一気飲みのようです。それも個人に人気の銘柄中心です。売る時も買う時もそれらに偏向するのもいつものパターン。

前場に「出遅れ」と書きましたが、後場に先物が上げ出すや更に買い上がりがあり、マザーズ指数はついに５月１６日の安値を抜き去り、ＯＳＣは＋１１％の４１％まで一気飲みです。ヘラクレス指数も５月１７日の安値を抜き去り、ＯＳＣも＋６％の４１％となり、ともに４０％台回復です。

こうなると、つい追随買いをしたくなるのが人間の性というもの。２１４４やまねメディカルや３８４４コムチュア、それに９３８１エーアイティで薄利は稼いだものの、これらには、やまねを除いて買いラッシュはなく、後で名だたる新興銘柄がストップ高を付けているのを見てがっくりでした。

結局、持ち越しは４０８８エアーウォーターのみ。これは１２３０円買いですのでまずは会心の買いタイミングでした。

残りの３８４６エイチ・アイは安いところを買い直すつもりで、３４５Ｋという今日の安値水準で一旦処分。それなら朝の高いところで何故売らなかったか？ということですが、上がればもっと上がると考えるのが人間の弱さです。下がればもっと下がると考えるのも同じ弱さです。

しかしながら、今日の後場の上げについては、昨日までに上昇していた銘柄は見事に置いてきぼりを食らっております。皆さん、まさに機を見るに敏といったところです。参りました。ウンともスンとも鳴かない「疫病インコ」の５３８４フジミインコーポレーティッドはついに野に放ちました。これ以上無駄飯を食わせる訳にはいきません。ドイツ証券が目標価格下げを昨日発表して逆行高を演じてくれたのですが、それは高いところを売る抜けるための、どなたかの深謀遠慮だったようです。

まあ、ぼちぼちとマイペースでこれからはやっていきたいと思います。何事も、思い込みはいかん、ということですね。

さて、明日の注目銘柄です。今日の上げすぎに新興市場は注意。むしろ、今日は大人しかった銘柄を中心に拾いどころを探ってみます。人と同じ道を今から行っても少々遅いかと。期待度の大きさ順に◎、○、▲、△を付けてみます。

テクニカル用語の簡単解説

１．３７７０ザッパラス　▲
　この株もさすがに今日は戻しましたが１００Ｋ割れに安住している銘柄ではありません。まだ戻しも弱く１００Ｋを奪還して１１０Ｋあたりまでの反転は期待できそう。

２．３２３７イントランス　▲
　まだ切りかえしたばかり。２００Ｋ奪還なれば後は２１０Ｋ～２２０Ｋまでは伸びる銘柄と見ます。

３．３８４４コムチュア　○
　まだＯＳＣが＋１％の３５％という５月１０日に好決算を発表した銘柄。

４．９３８１エーアイティ　○
　これも今日の上げにはあまり反応せず。一時期の出来高に陰りも。しかしＯＳＣもまだ４３％で乖離幅も１２Ｋあります。

５．３８４０イーキャッシュ　◎
　ＯＳＣが＋３％の３３％と置いて行かれております。１４日には好決算発表。４６５Ｋのしこりを抜ければ、５００Ｋまでは早いと思われます。

その他、まだ上げ余地がある２４１３ソネットＭ３、今日は押された７８２６フルヤ金属、地力を発揮し出すと早い２３８４ＳＢＳホールディングス、そして今日は押されてからの切り返しの力が強かった６７７９日本電波あたりの動きにも注目しております。３８４６エイチアイは３００Ｋに近づくほどに押されたら迷わず買う予定。

出遅れ

朝所用があり出かけておりました。返ってくると持株はプラスとなっており気持ちよくなっていたところ、気がついたらマザーズ指数やヘラクレス指数が大幅に改善しておりました。ストップ高まで行った３８１１ビットアイルは画面に登録し忘れ。新興市場の上げ下げの象徴の４８１３ＡＣＣＥＳＳや、４７５７インテリジェンス、そして昨日手放した２１３８ウェブドゥまで爆上げしております。

手持ち株も軌を一にして上がるかと思いきや、こちらは停滞しマイナス圏へ突入。エイチアイなど下がれば買いを入れる心構えですが、十分に落ちきらず。

昨日ドイツ証券が目標価格を下げたフジミインコは、一部手放しました。悪いインコの病が移ったものと、とりあえず諦めました。残りのインコに、不幸にも若くして命を絶ったインコの分まで、指命を果たして貰わねばなりませんが、果たしてそこまでの忠誠心が、警察官でもないインコにあるのかどうか不安。。。

と言う訳で、虚をつかれた形で、これまで押されていた新興銘柄が値を戻しております。これまで上げかけては突き放されていた投資家ほど、すんなりとついて行けなかったのではないでしょうか。全く、相場は気まぐれなものです。まだ篭のなかのインコが可愛いものです。

この上げはあくまで昨日まで上げていた銘柄には波及しておりません。しかし、この尋常でない様子を見た方々が、後場に新興銘柄で遅れをとりまじとして、一斉に買い上がるのなら、そこを待っていた方々がとりあえず売りに入るのではないでしょうか。

これからは日替わりメニューのような形で、ジグザグ模様で上げていくのかも知れません。

前場はマザーズ指数のＯＳＣは＋７％の３７％、ヘラクレス指数のＯＳＣは＋１％の３６％です。特にマザーズ指数が少々上げすぎかと思います。日経平均のＯＳＣは＋４％の５０％です。こちらはほどほどの上げです。６０％程度までの反転はあるかと思います。

これからまた出かけてますが、後場の途中からじっくりと、この相場の成り行きを注目したいと思います。