株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(6.1.07)

2007-05-31 21:51:05 | 明日のモニタリング銘柄
前場にマイナスに沈んだ新興市場ですが、後場に先物がギャップアップして始まり、ほぼ水平飛行で終始したこともあり、徐々に上昇し引けでは程よいプラ転となりました。これでOSCはマザーズ指数が前場比+4%の61%に戻し、ヘラクレス指数は前場比+2%の57%で終了。このジリ上げは明日への期待を抱かせるものとなりました。まだ25日移動平均線は越えておりませんが、かといって下落に転じた訳でもない状態です。マザーズ指数の日足の今日の十字線は4月11日に少々似ております。いずれにしても明日あたりに結果が出るでしょう。

NYが高値を更新とのことですが、この達成感で市場参加者が更に強気になったとしたら、思わぬ波乱があるかも知れません。何時急落するかと冷や冷やしながらの上値追いの場合は、意外と続くものです。何がきっかけでどうなるかは、ここまで来るとさすがに分かりません。市場が楽観的なムードになった時とだけは言えそうです。

さて、明日の注目銘柄です。

1.2150ケアネット
 来期の実質EPSは5600円程度と目されております。今日の終値ベースでPERは約40倍。同業の2413ソネットM3が62倍。この会社の方が割安と言えるでしょう。株価は212Kという上場来底値を今日の214Kの2度の駄目押しでクリヤー。その後の、220Kあたりから230Kあたりまでの上昇力はさすがのものがありました。引けでは若干利確の動きに押されての+10K終了。明日以降も反撃の狼煙が上がるかどうかに注目。OSCも前日同値の37%です。24日の30%での終値と同値。まだ買える水準か。

2.4757インテリジェンス
 25日移動平均線を越えてきました。しかし、近頃の値動きは振幅が大きすぎます。300K以下の出来高の太いところはクリヤーしたので、あとは310Kから320Kに横たわる太い出来高のライン越えを目指しての続騰なるのか、それとも売り方が攻勢に出ての反落となるのかどうかに注目。OSCは程よく+1%の59%で高値終了。この株のOSCは概ね60%台止まりです。5月21日にOSCで22%という異例ともいうべき最低値を付けております。これの反動で上に行く方に賭けたいと思います。

3.4817ジュピターテレコム
 先日の怪しげなと書いた値動きの正体が分かりました。今日の終値をベースにモルガン・スタンレーの株価指数先物取引の値段が決まるそうです。GSが先日、「投資見解保留」としたのもこれが理由だったようです。それにしても、一旦今日は97700円まで下げてから101Kへの誘導で、出来高が昨日の約9倍。これでOSCも-5%の35%となってしまいました。明日以降の値動きにこの指数がどう効いてくるのか、勉強の意味でも注目。

4.6787メイコー
 チョイと難解な株ですが、このメイコー、押し目が3日続いて今日は反転。明日はこれまでのジンクス通りに2日連続の反転となるかどうか注目。テクニカルにはダイバージェンス度は申し分ありませんが、OSCが-2%の59%とダイバージェンスしているのが気にはなります。朝高からのジリ下げというのが、このダイバージェンスの意味するところですので、その通りの動きとなるかどうかに注目。

5.5384フジミインコーポレーティッド
 これで4度目の挑戦。底値は2785円のようなのですが、どうしても上に飛翔しないのです。このインコ、ひょっとすると羽を痛めて使えないのかも知れません。そうだとすると、このところ地上に這いつくばっているのも納得出来ます。問題はその羽の不調がどうなっているかです。不死身ならそのうち蘇るでしょう。

6.6361荏原製作所
 18日の場中に発表された決算での営業利益の来期予想が、四季報やアナリスト予測より20-30億円控えめだったとこことで、売り込まれてきましたが、550円というラインは2日連続で死守しております。ここあたりが下げ止まりのラインとなっての反転があるかどうかに注目です。乖離幅が36円もあります。これは異例。

以上です。持ち越しは引け際にやっと動意付いた1976明星工業と、隠れ優良新興株の3846エイチアイが、どうしても310Kまで落ちなかったので、引け近くに316Kに指し値を上げて買ったものだけ。

今日は海運株の馬鹿高でした。佐渡汽船だのあまり聞いたことのない船会社まで物色されておりました。そのあおりで、新興市場で死んだようになっていた9381エーアイティまで気がついたら噴火。もうチョイと連想を働かせれば良かったのにね。まさかの出来事でした。

じっくりと狙いを付けた銘柄は、少なくともその日は動き出すまで待たなければなりません。明星工業の521円でのエントリーで、少々、その頃合いが分かりかけてきたところです。じっくりと醸成させての勝ちパターンに則った売買をこれからも心がけたいと思います。
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ピントが合わない

2007-05-31 11:19:24 | 株に出会う
こうもNYダウが切りかえしてのプラ転で、日経先物も160円も高く始まってしまっては、昨日からピークアウトした筈の新興市場も、時ならぬカンフル注射がどなたかが打ったように、最後の力を振り絞ってから力尽きるのが目に見えておりましたので、「高値追い」厳禁のルールの下、寄り付きからの上昇には手を出さず様子を窺っておりました。

日経先物が一時17890円まで上伸した時も、筆者が見ている新興銘柄は無反応で、指数値も何ら反応せず。こりゃ駄目だと観念。しかし一部の監視銘柄の2150ケアネットや3846エイチアイは、少し遅れて先物の動きに合わせて噴き上がりかけましたが、ここでも一旦321Kで指したエイチアイは、「高値追い」御法度のルールをはっと思い出し、すぐにキャンセル。

ついつい、これまでの本能が出てしまいます。

そして前場終了にかけて、ついにマザーズ指数、ヘラクレス指数ともにマイナスへと転落です。この日経との明暗は誰が見ても明らかでしょう。もう新興市場の一時の反転は終わりかけているのですね。

OSCもマザーズ指数が-4%の57%、ヘラクレス指数も-4%の55%です。一方日経平均はこれだけ上げても+1%の52%と好調。

前場はそう言う訳で、逆指しをするもそこまでは届かず、かといって、買い上がりも出来ず、狙いを定めた東証銘柄には完全に乗り遅れと、ピント外れのいいところなしですが、まあ損をこいてい訳ではないので、相場の動きがはっきりするまでは、こうしたノートレードもあっても良いのではないかと、しかたなく自分で自分を慰めております。勝ちパターンに嵌らない限り、無理をして売買しても思惑通りにいかないのは当たり前の話ですね。

トレーディングで成功する41の原則(4)で自分が書いた、コントロール幻想に陥らないようにしなければなりません。

後は個別銘柄に乗っかる手ですが、我が家人のように明治汽船や乾汽船のような、いつ座礁するかも分からない、「賭場のガレー船」に素手で飛び乗る勇気までは、幸か不幸か持ち合わせておりません。はい。。。PS.家人は、欲に目が眩んだトレーダーの間で巻き起こされた稀に見る混乱に乗じて首尾良くわずかな鞘を抜いたようです。ホッとひと息です。
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