株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(5.30.07)

2007-05-29 22:06:36 | 明日のモニタリング銘柄
しかし、マザーズ指数の日足を見ると、見事なまでのグランビルの法則そのままの反発です。889ポイントの25MAラインまで後16ポイントに迫りました。今回は25日金曜日のフェイント(日経平均との逆行高)と昨日の上髭からの今日の反発が、これまでとは異なる動きでした。まさに一筋縄では行かない相場です。一応、OSCはマザーズ指数が+5%の57%、ヘラクレス指数が前日同値の54%です。前場に比べてマザーズ指数の伸びが目立ちました。

要は相場はやはり変幻自在ということですね。これに惑わされ、今日は下がる銘柄が上がりきったところで手を出しては逆指し値にひっかかり、持株はゼロとなりましたが、戦果無しといった状態。ついに5月は久し振りのマイナス転落であり、これまでボロ負けの家人からも叱責を受ける始末です。

これまでのやり方が少々通用しなくなっているようです。新しいやり方を試さねばなりません。銘柄選定はOSCがボトム値を付けた銘柄を中心にしますが、立ち上がるまでの監視期間をもう少し長めに取ることとします。

そうして絞り込んだ銘柄のうち、その日に動意付いたものを中心にトレードをすることとします。また、エントリー方法を一工夫します。どうしても上放れについていく方法にこだわりすぎていたようですので、逆張りで押し目を徹底的に狙うこととし、その基準から外れた場合は迂闊にエントリーをしないようにしたいと思います。(これは明日から厳守)

その意味からも、明日の注目銘柄もこれまでのように単に「明日」の注目銘柄ではなく、「明日以降の監視のための」注目銘柄といったニュアンスからのスクリーニングに変えます。その点はこのブログをご覧の方はご了承下さい。

1.2413ソネットエムスリー
 じわりじわりと上げてきましたが、369Kの25MA越えなるかどうか。VR改もちょうど69%→100%と節目を抜けてきました。

2.6162ミヤノ
 14日発表の1Qの進捗度が悪いということで売られてきました。400円割れからの立ち直りを見せるかどうかに注目。今日の安値の396円がまずは明日キープ出来るかどうか。指数値、RSIともに最低値レベルにあります。

3.2462ジェイコム
 チャートの上では出遅れのこの株、今日は特売りで265Kまでの成り売り攻勢にはビックリ。さすがにそこからは大きな売りも鳴りを潜めての-4Kです。明日再度270K割れがあっての上昇か、それともがらりと強気で始まるのか、いずれにしても押し目での買い候補。RSIが7%にまで落ちました。OSCは;3%の49%とコンバージェンス。

4.2150ケアネット
 212Kという上場来安値から大きく脱皮できません。今日もOSCは-4%の35%まで落としての-2Kです。明日は220K前後からの切り返しがなるかどうか注目。一度200K割れをしないと灰汁抜けしないのかも知れません。出来高は保持しているので、後はタイミング待ちか。

5.3846エイチアイ
 この株、出来高を落としながらジリジリと値を下げております。指数値がついに上場来安値まで落ちました。RSIも28%です。中途半端なところからの反発で、買い上がりがないための見切り売りの繰り返しです。こうなるとOSCが30%割れまでは決して買わない覚悟での監視・注目銘柄です。今日でOSCはまだ?38%(前日比-7%)と高めです。300K割れを再度演じて公募価格近辺まで来ると、後は上げる以外にはないかと思いますが。IPOは評価が定まっていないことと、需給が一旦後退するとこうして見捨てられるため、結構難しいものですね。

6.3841ジーダット
 来期の利益の伸びが小さいということで、257Kまで売り込まれて来ましたが、今日はやっとOSCが+2%の43%終了です。261Kという今日の安値前後からの反発に注目。

7.3836ディーバ
 まだOSCは前日同値の41%です。305Kからの脱出過程にありますが、あくまでも押し目での買い。332Kに近づけば近づくほど良し。

8.3236プロパスト
 これも、地合と逆行で低迷中。5月18日からほとんど値動きなし。しかしOSCは9%も高くなってきております。明日はこの膠着状態から立ち上がれるか?

9.4293セプティーニ 売り
 週足の一目均衡表で見ると、ちょうど雲にかかったところで昨日突き落とされ、今日も少し戻しましたが、引けにかけての最安値です。OSCも60%→55%→53%と、絵に描いたように落とされております。1Qが好決算ということでここまで買い上がられましたが、通期は四季報通りでサプライズなし。ということで、ここからは一旦下落調整となるかどうか注目です。

10.4822ハドソン
 明日は1800円が固いことを確認しての買いです。OSCは+1%の41%です。RSIも+14%の34%、VR改も75%→128%と大きく回復。週足ではちょうど28週MAにタッチしたところ。

11.8894原弘産
 久々に前日安値を抜けずに-13Kで終了。OSCも-9%の64%です。今日の413Kで一応の達成感が出ているとすれば、5月15日と同じように結構押されるかも知れません。そうなるのかどうか明日は注目です。下げ止まりからの反発狙い。

12.4817ジュピターテレコム
 105K割れ回避からの反発狙い。割れた場合は105K奪還がないとエントリーは無用か。12月12日に下方修正しながら、このところ大和総研の新規レーティングで上げていました。一方GSは社内規定で「投資見解保留」(一体何のこと?)となっており、一体全体何なの?これは。どうも何か臭います。

13.6787メイコー
 来期予想が四季報を上回るということで、4400円まで付けましたが、その後売りに押されて再度4000円割れです。ここはじっくりとどこで下げ止まるかを見定めてからの買い出動ですが、一応25日移動平均を意識しながらの監視体制です。

14.4816東映アニメーション
 この株もMM銘柄だけに、チョイとトリッキーな値動きです。16日に来期28%減益予想が出て下げましたが、テレビ朝日が持ち分法適用会社になったことで値を上げ、再度値を落とすといった、かなりあわただしい動きです。OSCは前日同値の48%での+20円は明日以降の胎動を予感はさせます。3150円~3200円辺りまでの押し目待ち。

15.2531宝ホールディングス
 15日に来期最終利益が5%ほど減るという予想を発表し、結構な下げを演じてきましたが、今日でOSCも+6%の49%とコンバージェンス。明日は825円割れがないことを確認しての買いです。

16.6966三井ハイテック
 このところ特異な動きを示しております。明日は1635円までの押し目を待っての買い出動です。後20円程度の下落で指数値は5月16日に並びます。OSCは+2%の58%ですが、乖離幅は37円もあります。

17.8902パシフィックマネジメント
 いわゆる膠着状態ですが、OSCは+3%の46%です。明日は242K以下で仕込みたいところ。上げ目安は248K~253Kまでです。

18.1976明星工業
 明日は518円という4月25日の安値を意識しながら、そこからの切り返しが見られるかどうか注目です。4月27日に上方修正しております。そこから620円まで上げたのですが、元の木阿弥で4月26日の水準にほぼ戻りました。

以上です。少しスパンを拡げてのスクリーニングですので、多くなってしまいました。これらはここ数日の注目銘柄とお考え下さい。
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金利上昇の動きに注意

2007-05-29 12:03:25 | 金融全般
今日の日経先物が下げて始まった理由の1つに、企業向けサービス価格指数が対前年比0.6%の予想に対して1.1%となり、全世帯家計調査・消費支出が0.2%の予想に対して1.1%と大きく上昇し、かつ4月の失業率が4%の予想に対して3.8%となったために、金利上昇予測が大きく台頭したことがあります。

現に国債先物価格は、前場終了段階で133.13円まで下落しております。(金利は上昇)この水準は、筆者の手元のデータでは、2006年の10月24日付けた133.17円を久方ぶりに抜くものです。それ以前では同じ2006年7月6日に130.84円という安値を付けております。後3円少々ありますが、今年の2月に日銀が利上げ決定してからの最安値です。ちなみに2006年3月に量的緩和を解除した直後は2円ばかり下落し133円台半ばになっておりました。

この動きは1つのターニングポイントかと思います。デフレ脱却宣言はまだなどと、長期金利を上げたくない政府は今になっても言っておりますが、とうの昔に将来のインフレに向けて現実はドンドンと動いていっております。

なお、この国債先物の主体は金融機関などのヘッジ目的です。金融機関は将来の国債の暴落を恐れて、手持ちの国債を静かに静かに売ってきておりました。代わりに買っているのが個人と外国人です。

これからも手持ち国債を減らす動きは加速こそすれ、売りが停滞することはないと思われます。1銭動けば1万円の値幅です。今日は30銭の下落ですからそれだけで1枚持っていれば30万円の値下がりです。いずれ金利が2-3%から4-5%という世界の常識的なレベルに上がるに連れて、国債価格の暴落は目に見えております。

これからも国債先物価格の動向に注目です。
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昨日の下げは押し目だった

2007-05-29 11:20:09 | 株に出会う
「まさに相場のことは相場に聞け」とはよく言ったものです。

日経先物が60円安く始まり、筆者の持ち越しの東証1部銘柄はマイナス始まりで、じりじりを値を下げる展開でした。

当然、新興市場も昨日の後場の悪い動きの延長線で下げ続けるかと思いきや、何と今日は、先週の25日の時と同じように、マザーズ指数、ヘラクレス指数ともに、若干のマイナスとなってからは、先物に逆行しての、じり高の傾向を辿りました。むしろ、その動きに引きづられるようにして、先物までじり高です。

そこで思い切って、今日の相場の展開に対する予断を修正しなければなりませんでした。ところが、調子の悪い持ち越し銘柄の損切り時を推し量っていたりしたため、この動きを察知するのに遅れをとりました。

朝からマークしていた2142USJにしても、マイナス圏で揉み合っている時に、このことが理解できていたなら、さっさと買いに入れたでしょうに、少しでも下で買おうと欲を掻いているうちに、ついにプラ転です。本来は、この地合を判断して前日安値の70500円を下から抜く時にはエントリーすべきでした。分足を見ると、70000円から71000円の間で揉み合っているのが見て取れます。その間、一度も25本線も割らずに3度目の正直で、その71000円を抜けるやいなや、後は風に舞っての上空での水平飛行に入ってしまいました。

この銘柄だけに注意を向けていれば、このような後講釈も冷静にできるのですが、依然として複数の銘柄の動きや、地合の目眩ませなどが錯綜し、冷静な判断を欠いてしまいます。かといって、前もって自分なりのシナリオで買い予約を入れていても、地合が思ったように行かなければそれは咄嗟に無効と相成ります。

もう少し銘柄と的を絞ってのトレーディングを何とか自家薬籠中のものにしない限り、いつも後手に回ってしまうという、懲りない反省でした。

なお、持株は全く冴えない5384フジミインコは-45円の2835円で手放し、もう1つの5727東邦チタニウムは、買値での逆指し値が作動してしまい、上昇後の最安値で約定という最悪の結果です。

8934サンフロンティア不動産で少しプラスですが、後は上に行くのを見ての3846エイチアイの331K買いだけです。これも下での指し値を上げてのものですが、果たしてここまで停滞してくると、この株どうなるものやら。MMなので一気の投げが出ることもありますので、今日の安値の326Kで逆指しを入れてはいますが、それが後場に作動しないよう祈るばかりです。

しかし、3436SUMCOが好決算で上げても、また先物が切りかえしても、下げ続けるフジミインコは一体全体何者か? このインコひょっとすると新種の「鳥インフルエンザ」にでも罹っているのかも知れません。そこに3度も近づき3度とも罹患してしまうとは、何たる体たらくかと。どなたか、この新種に効く「ウィルス」をお持ちではありませんか?まだ絶滅した訳ではないので、何とかウィルスさえ入手できれば、大胆に近づける方々が増えるものと思われます。

最後にOSCは、マザーズ指数が+4%の56%、ヘラクレス指数が+1%の55%、日経225平均が+5%の55%です。一応順調です。まだ上値余地はあります。
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