株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(5.24.07)

2007-05-23 22:00:13 | 明日のモニタリング銘柄
新興市場は後場の2時過ぎにかけて上昇し、OSCは前場終了段階よりもマザーズ指数は更に1%伸ばして47%まで上昇。ヘラクレス指数は前場終了と同じ43%です。

しかし、2時過ぎをピークとして先物の動きに連動して下落モードに変転。引け際に少しは戻しましたが、この雰囲気は明日の動きを暗示している悪い終わり方でした。

前場に買った3846エイチアイは、マザーズ指数や日経が上昇していても音無しの構え。変だとは思っていたところ、2時半頃からの下げ局面だけに反応しての急落です。MM銘柄ですので、いわゆるつるべ落としでした。347K割れなら危ないと思ってみておりましたが、そこを割れてからは少しずつ指し値を落としましたが、MMの宿命と言うべきか間に合わず。非常に後味の悪い下落です。途中で証券会社のコミッションが絡んだりしておりますので、スクリーンに出ている買い値を指す以外にありませんが、急に各証券会社の気配値が消えたりします。全くどうしようもありません。結局、先日損切った時のパターンの再来だったので、やむなく338Kまで落として損切り約定。また300K近くまで落とされるのを座してみるのは、それこそ馬鹿と言われても仕方ありません。もし明日上げて始まっても、それはそれで結構。ついていくだけです。今日の買いの細さから行くとどうもその気配はなさそうです。

さて、筆者もリベンジ症候群に罹ったようです。引け際に5384フジミインコを2920円で再度仕込みました。先日よりも明確に上げサインが出ていたためです。これで返り討ちに合ってもそれはそれで致し方ありません。

難しい局面ですが、今日の新興市場は昨日の上げがほどほどだったので、多少の調整をはさみながらの上昇基調にはあります。しかし、チョイと心配なのは日経225平均のOSCが-2%の47%とダイバージェンスしていることです。明日の寄り天からの調整の可能性も見ておかねばなりません。

そこで明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.4238ミライアル
 この株にしては全く珍しくOSCが24%まで急落です。特段のニュースは見あたりません。3月16日には来期経常利益が微増との見通しに失望売りがなされ、11640円までの下落を見ております。その後切り返しはありましたが、今日はまだ12300円です。11000円台への突入は必至な情勢ですが、RSIは44%とまだ少々高いものの、28日間のOSCが24%まで落ちていれば、その後どうなるのか、明日は12000円割れからの反発があるのかどうかに注目です。1月決算ですので、当面決算発表はないはずです。

2.4755楽天
 5月18日OSC21%をボトムラインにして、今日は+1%の27%でのコンバージェンス。指数値は最低値を更新。明日は、39900円割れを回避できるかどうかに注目。VR改は63%と低め。RSIは+3%の30%でこれもコンバージェンス。まずは、根気よく40K割れを待つこと。

3.4849エンジャパン
 5月17日に三菱UFJ証券が新規にレーティング2を付与して少し上げるも、再度の売りで476Kまで落ち、そこからの510Kの奪還です。しかし、500Kを挟んでのつまらない値動きに終始。面白みのない株に成り果てました。一応17日のOSC33%をボトムにしての今日は+2%の48%での510K終了を評価してのノミネーションです。あくまで500K割れに押されたところを買いたいもの。

4.2384SBSホールディングス
 今日は320Kを巡っての執拗な売買が見られました。この株、かなりトリッキーですので、目先の動きに惑わされぬよう、明日も根気よく押し目を待ってのこっそり買いが良いかと思います。

5.3971東セロ
 10日に好決算を発表。来期も利益は四季報を上回ります。明日は今日の安値の1275円近くでの待機買い。このラインが決算発表後の安値。筆者のオセアニアの家からクルマで40分ほどのところに工場がありました。いわば地元です。だから注目する訳ではありませんが、やっぱりどこかで東セロを思う気持ちもあります。しかし地味。

6.6869シスメックス
 これも東セロ以上に来期の決算が良く四季報を軽く上回っております。しかし、10日の決算発表から下げ基調となりついに今日は4310円という安値をマーク。指数値も最低値です。何だかフジミインコのような様相を呈しております。ここは4月2日の4210円を明日は死守できるようなら、反転期待での買いか。

7.5727東邦チタニウム 売り候補
 チタニウム兄弟の株価がこのところ冴えません。かといって、OSC面での思い切った下げが出来ていないため、チョイ上げのジリ下げといった誠に嫌らしい、昔の田舎芝居の口上のような雰囲気です。今日の下げは三菱UFJのレーティング1から2への下げが効いたようです。昨年7月27日の4440円が意識される価格レンジに突入してきました。OSCがまだ45%もありますので、これが30%そこそこまで売られる公算が大かと。

以上です。
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せめぎ合い

2007-05-23 11:25:26 | 株に出会う
今日の前場は、とにかくこれだけ押されて反発した新興市場です。昨日上げすぎた銘柄ほど利益確定の動きに晒されるのは当然。しかし、昨日の反転に乗り遅れた方々の買いも入り、昨日の終値を下回ることなく、そこからはやはり先物の上昇・ないしは下降に一喜一憂するがごとく、基本的には買い優勢の状態で前場終了です。

マザーズ指数のOSCは+5%の46%、ヘラクレス指数のOSCは+2%の43%です。

昨日上げなかった銘柄は、本命の3840イーキャッシュや対抗の3844コムチュアは上げておりますが、3237イントランスや9381エーアイティはマイナスに沈んでおります。共に、これらの株の人気度からすると、昨日は「上げすぎた」ようです。

ところで楽天に口座を持っている方ならご案内が来たと思いますが、今後の新興市場についての実況中継が配信されております。

その中で、データとして明らかになったのは、このところの新興市場銘柄の売りは、業績や成長性は関係がなく、ひとえに需給だったということです。これは皆さんも肌で感じているところだと思いますが、その需給の大きな「犯人」が、ライブドア事件以来法改正がなされた「投資事業組合」を巡る売りだったということです。今年の7月には売り切らねばならない状況に追い込まれた彼らは、7月に売ったのでは清算できないので、年初からこの5月にかけてジリジリと売り込んできたようです。もうそろそろその動きが終焉します。

これではっきりしました。今年の新興市場では真綿で首を締め付けるような下落が続いた理由が。定期的に大きく下げるのが昨年までのパターンでした。OSCにして20%台半ばまでは下がるのが通例でした。ところが、今年は先週までは30%を下回ることなくOSCが推移していたのです。

もう1つのメッセージは円安です。今お金は、FXや外国投資信託に随分と流れておりますが、これは円安期待でリスクが取りやすいせいでもあります。これが一転円高になると、逆に海外から見た日本市場はリスクを取りやすくなります。つまり金が流れ込みやすくなります。しかし、日経平均の銘柄は既にPERで見ても欧米に比べて割安感はない水準ですが、PERも常識的な水準にまで下がった、ボラティリティの高い新興市場の優良銘柄なら、絶好の仕込み時がくるという訳です。

これまで需給関係で安値で放置されているような、優良・成長銘柄で新規公開してから間もない銘柄は、真っ先に買い上げられるでしょう。

と言う訳ではありませんが、前場はじっとして動かない3846エイチアイを351Kで買いました。その他は、9381エーアイティを+2K抜き、4088エア・ウォーターはマイナス始まりだったため+8Kで撤退でした。それ以外は指し値が約定せず。

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