株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

満開を過ぎたのか、まだ8分咲きか?

2009-04-03 11:04:59 | 株に出会う
とりあえずG20もまずまずの成果で終わり、週末でもあり、このあたりで一呼吸入れても良さそうなものですが、朝方の8604野村あたりの気配値を見てビックリ仰天。

金融株が、満開を通り越して、熟れ尽くしているかのような爛熟ぶりです。野村は、この世のものかと目を疑うような厚化粧で、630円あたりまでの気配値でした。

しかし、先物は8900円が度重なるアタックで抜けないと見るや、段々と買い方の力が弱まって、多少の紆余曲折はあったものの、じり安基調で前場は終了しております。

この8900円という値段は、いわばエヴェレスト(8848メートル)よりも50円ほど高い水準です。チョイと度が過ぎたようですね。

あの、空飛ぶ自動車では無理です。第一、2名の乗員がドアの隙間から入ってくる寒気で凍死します。

しかし、この8900円がさくらで言うと満開なのかどうかの判定は、極めて難しいところです。

日経平均は1月8日の高値を更新はしましたが、その前日の9106円まではかなり距離があります。もし、これを越えるようなら次のターゲットは昨年の11月5日の9500円あたりになりますが、これはリーマンショックから一度反発した値段です。その後、実体経済がメチャメチャになりました。

そのタイミングまで時計の針を戻すためには、それなりに実体経済が修復されていなければなりませんが、そんな気配はトンとありません。

やはり、今回のさくらは既に満開を迎えてしまったと考えるのが穏当な見方ですが、世の中、「さくらの狂い咲き」もままあるようです。

狂い咲きの条件が何かあるのかが問題ですが、思い当たることは何もありません。G20は終了。時価会計の見直しも終了。オバマ大統領の3ヶ月のハネムーン期間ももうすぐ終了。

すべて終了です。

と言う訳で、ここは一旦今回の饗宴は終了したと思いたいところです。

日経平均のRSIは3月27日に84%のピークを付けております。今日は76%です。OSCはその前日26日に75%のピークを付けております。今日は53%です。

しかし、終値は130円ほども高いのです。

前場は、とりあえず様子見に徹しました。何もなし。迂闊に突っ込むとさくら吹雪にまみれた「山姥」(ヤマンバ)に掴まって、あの世に連れて行かれても悔いが残るしね。
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市場概況(4.2.09)

2009-04-03 07:15:11 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説   赤字部は3日朝の更新

後場にまたしても先物が炸裂した4月2日(木)の市場概況です。

◆日経先物:8690円(+310円)、OSC56%(-1%)3月31日の51%から二枚腰発揮中。
◆日経平均:8720円(+368円)、OSC56%(+4%)3月31日の52%から三枚腰発揮中。
◆日経平均指数値倍率:115(-5)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:826.69(+32.9) OSC53%(+5%)3月31日の49%から二枚腰発揮中。
◆マザーズ指数:313.63(+3.28)、OSC49%(同値)3月31日の47%からかろうじて二枚腰発揮中。
◆ヘラクレス指数:483.67(+6.72)OSC63%(+2%)3月31日の60%から二枚腰発揮中。
◆国債先物:ひまわり証券での取扱いが廃止となったため、しばらく休載します。
◆ドル・円:99.47円(91銭の円安)OSC58%(+1%)4月1日の57%から二枚腰発揮中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8800円(大証終値比+110円)
◆シカゴ日経先物:8975円(円建て、大証終値比+285円)更新
◆NYダウ:7978ドル(+217ドル)OSC58%(+4%)4月1日の54%から二枚腰発揮か?更新

いやはや、後場はまさか、ロンドン空港のG20番ゲートに、陸空両用機が数百機以上も用意されているとは思いませんでした。急遽、この両用機の羽を拡げて高度8770メートルまで飛んでいったようです。

これは実に素早い飛翔でした。追いつけるとすれば、あの伝書鳩ぐらいしか思い当たりません。しかし、肝心の鳩が豆鉄砲を食っていたようで使い物にならず、筆者は為す術もなく眺めておりました。

さすがに、陸空両用機はガソリンで空を飛ぶため、自ずと飛行高度に限界があります。あまり高く飛ぶとガソリン噴射機構が凍り付くためです。

先物は大引けでは8690メートルまで下降して終了しております。この8700メートルをキープできなかったことは、明日以降少々不吉な予感がしますね。

後場は、6744能美防災で+6円抜くも、3333あさひがプラ転した時にまた1751円で試し買いをしました。これはプラス終了する限りホールドすることにしておりましたが、何と、またまた1721円まで落ちてのマイナス終了です。途中の1738円で降りました。

まだ、自転車のブレーキが直っていないようです。坂を上がろうとしても、ズルズルと坂道を転がり落ちました。それにしがみついた筆者は馬鹿だった。。。大きな車輪に挟まれて轢死しなかっただけ良しとせねば。。。

-------3日朝のコメント-------

G20の声明もさることながら、米財務会計基準審議会(FASB)が時価会計ルールの緩和を決めたことで、NYダウは3日続伸です。

原油はこれで活発な需要喚起策が世界的に動くとの思惑から8.78%の大幅上昇し、52.64ドルに乗せました。逆に、今や有事の金のゴールドは900ドルすれすれまで下落。ブラウン首相が金売却でマネーを絞り出そうと言ったようで、これも下落を後押し。

IMF保有の金や中央銀行保有の金を市場に放出するのは、言ってみれば、先祖代々から受け継いできた「虎の子」までも「換金」する最後の手段ですね。それ以上は家や土地を切り売りする以外にはありませんが、国家は土地や建物あってのものですから、それは、北方4島を止む得ずロシアが数兆円で日本に売り飛ばすようなケース以外は考えられません。あの竹島とやらも、あれだけ韓国は固執しておりますが、国土への執念は、それに如実に現れております。

今晩は雇用統計の発表がありますが、ADP統計での悪い数字を引きずっても、市場はほぼ無反応との論調がありますが、確かに多少の経済指標の悪化は市場は織り込んでおります。しかし、雇用統計だけは異なります。これまでは前日までに悪化を見込んで下げており、結果が多少悪くても折り込み済みということで、翌日反発するケースが多くなっております。今回は3連騰ということですので、それでも上げるなら相当に強い地合と言って良いと思います。
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