株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

出遅れて一銭の得にもならず

2009-04-17 11:13:31 | 株に出会う
今日は、モニタリング銘柄をいつものイワイトレーダーへと登録する作業を忘れ、賞味期限切れの昨日の登録銘柄の動きに見とれている間に、5802住友電工や中山製鋼所などの朝からの上昇局面を完全に見落としてしまいました。

それでも前場の終わりに182100円で指していた4813ACCESSが約定。そのまま含み損生活で終了です。

ダウの先物もマイナス圏だし、為替が9時以降は若干の円安となっておりますが、これ以上上げる力がないように思えます。

それを一瞬の歪み取りで鞘を抜きにかかることは容易ではありません。

ここは、じっくりと落ちるポイントでの待ち伏せに徹することになりました。
ACCESSでいうと、OSCで24%という安値を付けたその日の終値の182200円以下で仕込み、OSCが24%よりも上にあることが条件です。撤退ラインは180000円割れか。チョイと甘いところで待ち伏せしたようですね。

5802住友電工の場合は、日経の記事で上げたのでしょう。この株は3日連続押されておりましたので、寄り付きで買いが正解でした。

各市場とも今日はOSCを派手に上げております。日経平均が+10%の55%、TOPIXが+8%の56%です。一旦復調した感がありますが、後場の寄り付きで為替やニュースフローに注意しながら臨みたいものです。

しかし、この高値圏ではなかなか買いには入れず、かといって、指標は強気ですので、売りも安易にできずといった難しい局面ですので、あまり無理をしないで傍観するのも一手かと思います。
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市場概況(4.16.09)

2009-04-17 07:05:37 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説   赤字部は場の終了後の更新

後場は、前場の桜の狂い咲き状態から異変が起きた4月16日(木)の市場概況です。

◆日経先物:8750円(+10円)、OSC41%(-7%)4月10日の59%からの下落トレンドが明確に。
◆日経平均:8755円(+12円)、OSC45%(-4%)4月9日の63%からの下落トレンドが明確に。
◆日経平均指数値倍率:114(同値)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:832.04(-3.2) OSC48%(-5%)4月9日の60%からの下落トレンドが明確に。
◆マザーズ指数:315.08(-1.23)、OSC46%(-2%)4月9日の61%からの下落トレンドが明確に。
◆ヘラクレス指数:493.73(-5.82)OSC57%(-5%)4月9日の71%からの下落トレンドが明確に。
◆ドル・円:99.28円(9銭の円高)OSC51%(+3%)4月14日の46%から切り返しに転じたか?更新
◆日経先物イーブニングセッション:8770円(大証終値比+20円)更新
◆シカゴ日経先物:8890円(円建て、大証終値比+140円)更新
◆NYダウ:8125ドル(+96ドル)OSC61%(同値)4月1日の54%から二枚腰発揮中。更新

後場は、誰かにショック療法のため注射が打たれ、川縁の桜の木から相当数の花びらが舞い落ちた模様。

このぐらいのショック療法は、今の段階ではどうしても必要です。ダウの先物が-24ドルと沈み、為替のドル・円も99円を割り込んだとあっては、如何ともしようがありません。

その中でも強かったのが4756カルチュア・コンビニエンス・クラブとか、6255エヌ・ピー・シーといったところ。

後場は、この急落局面を甘く見て、前場から指してあった6875メガチップスが1470円で約定してしまい、これを1456円で損切り。更に、4021日産化学で元を取ろうとして、854円で買いましたが、これはその後の下落局面で狼狽売り。少し待っていればまだこの株の反発力は残っておりました。

4756CCCで少し取り返すも、後場は売りから入るべきところでしたね。

後場にあれだけギャップダウンして始まったのは、前場終了に時を合わせてドル・円が急落していたためです。13時半頃からは更なる円高に見舞われたため、いわゆる手じまい売りが加速してしまったようです。

4756CCCでとったのは、この為替のチョイとした反転の隙を狙ってのものでした。今日の後場の地合のように為替に敏感な時もあれば、先だってからの下げでは為替が円安に振れようがどうしようが、下げに下げたりしますので、その日、どういった要素で先物が連動して動くのかを見極めるのが大事なようですね。

-------17日朝のコメント-------

欧州株も堅調に上げ、ダウも続伸。経済指標はまちまちだったものの、それぞれがあまりインパクトを市場には与えず、シティの決算に今は関心が集まっている状態。ダウの上昇も、昨日はOSCを2%上げており自然上昇といった形です。

これで住宅関連の指標が良ければもっと上げていたことでしょう。住宅着工件数(51万件)、建築許可件数(51.3万件)ともに予想を下回っております。2月はこれら2つの指標は前月実績を久し振りに上回り、これで底を打ったと市場は欣喜雀躍しました。

今後とも、上げたり下げたりが続いて、やっと底打ったと言える訳ですが、たったの1ヶ月の「異変」だったので、市場は今度は無視状態でした。

JPモルガンの決算は1-3月期は前年同月比で10%減でしたが、アナリストの予想を上回ったとのことで2.1%高。他の金融機関も上昇しております。

まあ、現下のアメリカ経済は一旦落ちるところまでは落ちて、一部の指標にわずかな改善が見られる状態との認識で一致し、株式が大きく動揺しなくなった状態かと。

いわゆる業界用語で「リスク許容度が回復した」と言うようです。

この言い回しを聞いていると、株式というのはやはり博打の一種という感を強くします。何しろ、勝つか負けるかゼロサムゲームのリスクの高い市場ということですね。

では、リスクの低いゲームとは一体何でしょうか?

今や、アメリカ国債も長期ではリスクが高いとなると、現金しかありません。よって、アメリカでは貯蓄率が急増中です。昨年第4四半期では3%を少し超えており、これは2001年第3四半期以来の高さです。(日本は平成19年度でたったの2.2%に下落)

しかし、日々の短期で見ると、株式市場が上昇すれば、債券市場では国債が売られます。また、安全資産としての金も売られます。これが昨日顕著に見られたことでした。
コメント (1)
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