株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.28.09)

2009-04-27 20:04:56 | 明日のモニタリング銘柄
日本株は一時のテクニカル指標が過熱状態から、かなり冷やされて来ております。

日経平均のRSIは46%で、これは今度の上昇が始まった3月11日頃の水準です。OSCの51%はその時から2%高です。

ところで、このところ円高が進んでおりますが、これは3月29日~4月2日までの日本人による対外証券投資統計を見ると、外国の中長期債が大幅に処分されており、差し引き2兆1千億ドルもの売り越し(ドル売り、円買い)になっているのが大きく効いているようです。

政府筋の意向を受け、国内金融機関が主に米国債を大きく買い越し、3月期決算対策の一環として円安が演出されてきました。麻生総理がオバマ大統領とアメリカで初めて合った後のことでした。

その円安効果で日本の株式も持ち直し、3月期決算も無事通過できる見通しが立ったところで米国債の売りに転じたのです。

直近の4月18日までの財務省の発表でも、1兆円の売り越しをしておりますので、これは、このところ円高気味となっていることの理由の1つとして裏付けられております。

ただいまの時間、96円55銭まで円高が進んでおります。

一方、外国人の日本株の取引に目を転じると、4月11日までの2週間は計1500億円ほどの買い越しでしたが、18日までの1週間では518億円の売り越しに転じております。これも株式の上値が重い理由ですね。

と言う訳で、テクニカル指標は過熱状態を脱したとは言え、このように円高、外人売りの流れが続く限り、良くてボックス圏の動き、普通ならじり貧の下げに転じる動きとなるのが、今の相場の流れかと思います。

問題は、いつ外国人が大量に日本株を売る時期が来るのかという点ですね。

さて、そうした微妙な時期であることを念頭においての、明日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補

1.5108ブリヂストン(1395円)
 OSCを+6%の50%に伸ばして、やっと膠着を脱出か?

2.7915日本写真印刷(2890円)
 2890円で今日は蓋をしていたようだが、明日はその反動にも気を付けて。

【モニタリングB】 底値見極め候補

1.8601大和証券G本社(483円)
 ボックス圏の動きなら反転タイミングに。

2.2282日本ハム(996円)
 豚インフルエンザの影響で下げるも、まだ底抜けはしていない。

3.4617中国塗料(561円)
 ひと頃の勢いがないが、安値割れがなければ。

以上です。

変なコメントが入っておりますが、中国塗料は中国語とは縁もゆかりもありませんが。日本の中国地方の広島を本社とする会社なんですけど。多分、今日使いすぎた「外国人または外人」という言葉が悪さをしたのでしょう。律儀な人がこの世には沢山いらっしゃるようで。。。
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上げていても不穏な雰囲気

2009-04-27 11:23:04 | 株に出会う
豚インフルエンザにWHO始め世界の当局は意表を突かれたようです。皆さん、強毒性の鳥インフルエンザの、人から人へとうつる変異がいつ勃発するかにだけに気を取られておりました。

朝の先物はシカゴの値段より安く始まり、切り返すと思わせておいて、開始直後の一気の突き落とし技が決まりました。

ここからは算数と同じで、マイナスXマイナス=プラスでしたね。しかし、その上げは単に今日、本来あるべき位置へと戻しただけでした。

夫婦げんかで、女性妻の虫の居所が悪いのを見て、そこは長年の経験から黙って耐えて、反省した「フリ」を見せた男性夫に対し、それ以上の咎めは良心の呵責でも感じるのか、一旦、矛先を収めた女性妻に対して、もうこれで安心とばかりに、お調子に乗って普段通りに振る舞ったがために、内向していた女性妻の本来の怒りが再度爆発したという、よくある人生の構図にうり二つの前場の後半の値動きでした。

やはり、すぐにお調子に乗るというしぐさを見せては、こうした場合は得策ではありません。あくまでも、深く反省をしているその真摯な気持ちを、いわば修行僧のような態度でより良く具現しなければなりません。

そこまで行って初めて、女性妻自身が「行き過ぎて悪かった」と、心の奥底で自覚させることが出来るようです。

いや、別に筆者が家人から昨日、今日にかけて叱られた訳ではありません。それどころか、今朝は殊勝にも、係になっている部屋の掃除をしました。こうした意表をつく行為で、「潜在的な怒りを鎮めるクーポン券」を普段から貯めておかないと、家人のある種のストレスが次第に溜まっていき、碌なことがないことは、長年の生活でようやく体得しつつある事実であります。

あくまでも、修行僧のような忍耐が肝心です。これは相場も同様かと。。。

しかし、豚インフルエンザがここまで話題になることが分かっていれば、金曜日に3107ダイワボウを仕込んでいたのにね。この株、これまでにないほどテクニカルな良好な体勢で金曜日は終わっておりました。そのため、明日のモニタリング銘柄でダイワボウをノミネーションしたのです。その後で豚インフルエンザの件を、推奨理由として後付しただけでしたが、もう遅い!

なお、今回の豚インフルエンザは強毒性ではなく、幸い筆者のようなお年寄りは罹りづらいようです。昔、Aソ連型のインフルエンザに罹ったことがある人は免疫を持っている可能性があるということです。筆者は、残念ながら厳寒のソ連へは出張したことがありませんし、東京の麻布のソ連大使館(現ロシア大使館)に侵入した経験もありませんので、多分、免疫はないことでしょう。

従って、若者がどういう訳か罹りやすく死にやすいとのこと。インフルエンザは通常お年寄りが犠牲になりやすいのに、これも常識を覆すことですね。

まあ、どうでも良い御託を並べてしまいましたが、前場は、このように豚インフルエンザ起源の不穏な空気が場に充ち満ちておりましたので、トレードは1881NIPPOでの5円抜きのみ。持ち越しなし。
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