テクニカル用語の簡単解説 赤字部は14日朝の更新
最後までガス欠に陥った4月13日(月)の市場概況です。
◆日経先物:8890円(-80円)、OSC52%(-7%)4月8日の45%から切り返し中。
◆日経平均:8924円(-40円)、OSC50%(-8%)4月6日の48%に収斂中。
◆日経平均指数値倍率:112(同値)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:848.97(+3) OSC50%(-6%)4月6日の43%から切り返し中。
◆マザーズ指数:315.77(-5.72)、OSC47%(-10%)4月9日の61%から下落中。
◆ヘラクレス指数:500.84(-2.28)OSC55%(-8%)4月9日の71%から下落中。
◆ドル・円:100.1円(21銭の円高)OSC56%(-3%)4月7日の62%から円高へと下落中。
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◆日経先物イーブニングセッション:8850円(大証終値比-40円)
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◆シカゴ日経先物:8960円(大証終値比+70円)午後6時50分現在。
◆NYダウ:8058ドル(-26ドル)OSC64%(-5%)4月1日の54%から切り返し中。
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後場は13時過ぎに一旦反転してものの、後は引けにかけて大口の売りと見られる先物の下落に引きずられるように落とされました。
一部の内需関連銘柄の調子だけは良かったようです。これまでに上げた銘柄は軒並み不調。
TOPIXはまだプラス終了ですので、地合そのものはまだ上昇過程にはありますが、明日以降、更に値を落とすようなら、今回のリバウンド相場もこと切れそうです。
後場は4617中国塗料で+2円抜きのトレードのみ。6326クボタも前場から613円で指していたのですが、OSCも節目の値を下回ったためキャンセル。
持ち越しは何もありません。明日からの値動きを見ながら、ここからは買いは慎重に入りたいと思っております。
-------14日朝のコメント-------
NY市場はイースター明けで薄商いでした。為替はユーロ・ドルが急伸しているように、ドルの全面安でした。
今の世界経済の基本構図は、金融危機が再燃するとドルの需要が増え、収まる気配が少しでも見えるとドルが売られるという流れのようです。
いわば、江戸時代の貧しい農民が飢饉でやむなく可愛い娘を人身売買ブローカーに売り渡し、豊作が続くとそれをしないという所作に些か似てはおりますね。
当時の幕府が度々の財政危機を乗り越えたのは、結局は徳政令のような権力を行使しての借金チャラ戦術でした。
今の時代でアメリカがこれをやれば、幾ら何でも二度と世界からは借金が出来なくなるでしょう。従って、ドルという人質をうまく使って、時に買って貰い、時に売って貰うことで、何度でも「ドルの人身売買」を繰り返す以外にはないのでしょう。
そのうち、ドルがすり切れてきて、もっと綺麗なドルを持ってくるように「世界の旦那衆」が言うようになるのは必定かと。もっと若い娘を、という訳ですが、ドルの場合は持参金を付ける以外にはありません。つまり金利の上昇ですね。これをできるだけ緩やかにやりたいのが世界各国の願いでもあります。
なおダウの下落は、GMが事前調整型の破綻を財務省から要請されたとの報道が影響しているようです。
このGMの破綻は市場が織り込みつつあると言われておりますが、筆者は、GMは腐ってもアメリカのシンボルです。それが破綻することの心理的影響はやはり大きく、また部品メーカーの連鎖破綻などを通じての経済への影響も予期しない形で進行すると見ております。
いわば、リーマン破綻が震度7の強震でしたが、今度のGM破綻は震度5程度と人々は甘く見ておりますが、当時と今では金融家屋の屋台骨の強度が全く違っております。震度5でもあえなく崩壊する家屋が続出しなければ良いが。。。