株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.15.09)

2009-04-14 20:49:48 | 明日のモニタリング銘柄
この時間、欧州市場はおしなべて堅調です。ドル・円は100円を割ったままで99.8円レベル。日経先物は大証終値比+30円の8880円です。

さて、明日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補

1.7974任天堂(25850円)
 今日の切り返しはさすが。

2.2432DeNA(309K円)
 連続でOSC34%は異例。

3.8697大阪証券取引所(308K円)
 これも暴発時期の見極めが困難な株。釜が崎の暴動時期の予想にも等しい難しさ。


【モニタリングB】 底値見極め候補

1.5333日本碍子(1485円)
 OSC39%に注目。

2.9983ファーストリテイリング(9900円)
 今日一度はプラ転するも、まだ病み上がり。

3.4813ACCESS(180400円)
 OSC24%(-7%)押し目待ち。

以上です。

今日は期せずして「大物」揃いとなりました。
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乱気流に突っ込んだか?

2009-04-14 11:22:24 | 株に出会う
このところ高度9000メートルを挟んで、巡航速度で飛行していた日経号は、どうやらこれ以上の燃料負担には耐えきれず、少々乱気流に巻き込まれながら、下降を開始したかに見えます。

第1の異変はドル・円相場です。ついに100円を割り込みました。

この100円というのは心理的な節目として、経験の長いパイロットの間では昔からよく知られていた燃料噴射装置のブースト圧です。

下界でも、もし100円ショップの商品が、すべて100円以下で売られるとどうなるでしょうか?これは、このショップは店じまいに入ったとしかお客さんには思われません。

第2の異変は、やはりあのGMの破綻懸念の高まりでしょう。

一説によると、GM破綻で優良4事業のみ残して再生を目指す場合には、残りの事業への依存度が高い部品メーカーは倒産。サターンやハマーと日本車を併売しているディーラーは閉鎖ということになるようです。

つまり、人間もそうですが、再生、いや更正させようとすれば、本人のこれまでの負の部分、例えば酒癖が悪い、女好き、博打好き、といったことからはきっぱりと足を洗わせることを、親類縁者が集まって本人に無理やり誓わせる訳ですが、そのとばっちりで、一杯飲み屋、キャバクラなどの風俗業、そして、公認の博打場のパチンコ屋などの景気が一気に冷え込みます。

相手は何しろ100年以上の歴史を持つ老舗の若旦那でした。史上最高の鴨といっても良いでしょう。

日本車メーカーのうち、この「鴨」への共生度合いが強かったところほど、今回の更正劇でインパクトを被ることと推察されます。

前場ではTOPIXが何とか底割れ状態を回避しておりますが、日経平均はOSCを49%にまで落として、4月6日の48%までもう少しです。これを下回ると、後は下に下へと下降する以外にはありません。

前場は、こうしたジリ下げに手出しが出来ず。

それにしても9697カプコンの暴れ馬ぶりには、毎度のことながら度肝を抜かれました。寄り付きからのあの激しい売りからの一転しての反撃攻勢には、とてもこの年ではついて行けません。もっとおっとり刀で動いて貰いたいものです。前回は馬鹿下げの嵐に見舞われて血みどろになってしまいましたので、高いところも拾えず、かといって、下へと大きく押された時は、更に下があると思ってしまうものです。

全く、このところ筆者が毎日1個だけ食しているデコボンのような株ですね。意味不明か。。。あえて言うと、下手に出っ張るとボコボコになる株といったところ。
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市場概況(4.13.09)

2009-04-14 07:10:55 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説   赤字部は14日朝の更新

最後までガス欠に陥った4月13日(月)の市場概況です。

◆日経先物:8890円(-80円)、OSC52%(-7%)4月8日の45%から切り返し中。
◆日経平均:8924円(-40円)、OSC50%(-8%)4月6日の48%に収斂中。
◆日経平均指数値倍率:112(同値)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:848.97(+3) OSC50%(-6%)4月6日の43%から切り返し中。
◆マザーズ指数:315.77(-5.72)、OSC47%(-10%)4月9日の61%から下落中。
◆ヘラクレス指数:500.84(-2.28)OSC55%(-8%)4月9日の71%から下落中。
◆ドル・円:100.1円(21銭の円高)OSC56%(-3%)4月7日の62%から円高へと下落中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8850円(大証終値比-40円)更新
◆シカゴ日経先物:8960円(大証終値比+70円)午後6時50分現在。
◆NYダウ:8058ドル(-26ドル)OSC64%(-5%)4月1日の54%から切り返し中。更新

後場は13時過ぎに一旦反転してものの、後は引けにかけて大口の売りと見られる先物の下落に引きずられるように落とされました。

一部の内需関連銘柄の調子だけは良かったようです。これまでに上げた銘柄は軒並み不調。

TOPIXはまだプラス終了ですので、地合そのものはまだ上昇過程にはありますが、明日以降、更に値を落とすようなら、今回のリバウンド相場もこと切れそうです。

後場は4617中国塗料で+2円抜きのトレードのみ。6326クボタも前場から613円で指していたのですが、OSCも節目の値を下回ったためキャンセル。

持ち越しは何もありません。明日からの値動きを見ながら、ここからは買いは慎重に入りたいと思っております。

-------14日朝のコメント-------

NY市場はイースター明けで薄商いでした。為替はユーロ・ドルが急伸しているように、ドルの全面安でした。

今の世界経済の基本構図は、金融危機が再燃するとドルの需要が増え、収まる気配が少しでも見えるとドルが売られるという流れのようです。

いわば、江戸時代の貧しい農民が飢饉でやむなく可愛い娘を人身売買ブローカーに売り渡し、豊作が続くとそれをしないという所作に些か似てはおりますね。

当時の幕府が度々の財政危機を乗り越えたのは、結局は徳政令のような権力を行使しての借金チャラ戦術でした。

今の時代でアメリカがこれをやれば、幾ら何でも二度と世界からは借金が出来なくなるでしょう。従って、ドルという人質をうまく使って、時に買って貰い、時に売って貰うことで、何度でも「ドルの人身売買」を繰り返す以外にはないのでしょう。

そのうち、ドルがすり切れてきて、もっと綺麗なドルを持ってくるように「世界の旦那衆」が言うようになるのは必定かと。もっと若い娘を、という訳ですが、ドルの場合は持参金を付ける以外にはありません。つまり金利の上昇ですね。これをできるだけ緩やかにやりたいのが世界各国の願いでもあります。

なおダウの下落は、GMが事前調整型の破綻を財務省から要請されたとの報道が影響しているようです。

このGMの破綻は市場が織り込みつつあると言われておりますが、筆者は、GMは腐ってもアメリカのシンボルです。それが破綻することの心理的影響はやはり大きく、また部品メーカーの連鎖破綻などを通じての経済への影響も予期しない形で進行すると見ております。

いわば、リーマン破綻が震度7の強震でしたが、今度のGM破綻は震度5程度と人々は甘く見ておりますが、当時と今では金融家屋の屋台骨の強度が全く違っております。震度5でもあえなく崩壊する家屋が続出しなければ良いが。。。
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