株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.16.09)

2009-04-15 20:47:34 | 明日のモニタリング銘柄
ロンドン時間になって、若干円安方向へと切り返しており、午後7時半現在では99円ちょうどまで戻しております。

ダウ先物はプラス圏へと浮上。日経先物のイーブニングセッションでは、これらを受けて、大証終値比で60円ほどのプラスとなっております。

今晩のアメリカの経済指標では、何と言っても2月の対米証券投資が注目されます。1月は430億ドルの赤字でした。市場予測は175億ドルの黒字です。後は、3月の鉱工業生産とNAHB住宅指数-4月分です。

さて、明日4月16日(木)のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補銘柄

1.4521科研製薬(817円)
 やっとOSCを+10%の45%にまで伸ばす。低迷期脱出か?


【モニタリングB】 底値からの反転期待銘柄

1.6875メガチップス(1423円)
 一気に落ちないのでこういう結果に。安値更新が続く限りアンタッチャブル。

2.4756カルチュア・コンビニエンス・クラブ(562円)
 11月7日の545円に迫る勢い。しかし、OSCもコンバージェンスしたここからの反発を期待。しかしこの株、何度期待を裏切ったことか。

3.4021日産化学(836円)
 碍子と違って、今日は836円からの押しは弱かったようです。OSCは-10%の38%です。とりあえず、外人さんの大量売りがない限り押し目を拾うチャンスか。

4.4088エア・ウォーター(811円)
 安値割れを警戒しながら。

5.6255エヌ・ピー・シー(4150円)
 4000円台そこそこまでの下落が必要か。OSC28%は2月10日の25%以来。

以上です。

買い候補が意外と少なかったですね。それだけ地合が下降曲線を描きつつあるということです。
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SY症候群

2009-04-15 11:29:03 | 株に出会う
タイトルのSY症候群とは、言うまでもなく「市場(あるいは、相場)が読めない症候群」のことですね。元来、鳥の仏教がいみじくも示唆しているとおり、この世は絶えずうつろうものですので、市場を読むことはもとより理不尽な要求なのですが、それでも、市場参加者はこの見えない蜃気楼のような気配を、目を凝らして必死で見ているようです。

こうした時、鳥瞰と言われるように、修行を積んだ鳥の目をした方々は、場が必ず日が高くて明るい時に開かれるのをこれ幸いに、鳥の目をふんだんに使って、市場の些細な変化を見逃さないようです。

しかし、彼らの基本的スタイルは追随型です。ところが、他人に追随しても一杯食わされるのが多くなってくると、疑心暗鬼型に変化してきます。もう鳥の目どころではありません。

そうなると何事も信じられなくなり、一発大穴を狙っての自暴自棄の行動に打って出るか、ゴルフのパターがうまく打てなくなるのと同じく、マウスがうまくクリックできない症状を呈してくるようですね。

今日の前場は、もうこれ以上書くのが嫌になるほど、SY症候群に罹ったようです。何と、持ち越しの2371カカクコムを289600円で損切りしてしまったのです。

最初の先物の反発の時に、実はこの株うんともすんとも言いませんでした。

こりゃあかん、と思ってマザーズを始め新興市場が久々に活気づく、その直前に売り飛ばしてしまったのです。

北朝鮮がテポドン2号を発射する、その燃料の搭載が終わっていた、まさにその時に筆者は、宇宙ロケットからお金まで支払って降りてしまいました。(もっとも、これに乗っていたら、太平洋のどこかで今頃は魚の餌になっていることでしょう。)

やはり、日中のザラ場でのこのような狡猾極まりないトリックの裏を掻くことは、筆者には向いていないようです。

朝一番で押されていた、モニタリング銘柄の4813ACCESSは気がつくと天高く昇っておりました。昇天したのではありません。天使の羽根を得て天国へと旅立ってしまったのです。

筆者は朝の気配で、今日もこの株地獄へと堕ちる日と勝手に決め込んで、トンズラしてしまいました。

OSCに素直に反応して下げたのは5333日本碍子のみ。これも途中の1448円あたりで売りをかけるチャンスはありましたが、ここまで下げてからの反発が怖くて、慣れない売りをかけることは出来ませんでした。

という訳で、今日の前場はSY症候群に罹りっぱなしでした。

何かSY症候群の特効薬はありませんかねぇ。そういえば、昔、どこかの街にSY松竹とかいうロマンポルノ専門の映画館があったのを思い出しました。

何としても、その映画館を探し出し頭の構造を変える以外にはなさそうですが、そのSY松竹で今時ロマンポルノをやっている訳もなし。これは困ったことに。。。
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市場概況(4.14.09)

2009-04-15 07:13:25 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説   赤字部は15日朝の更新

後場は一度落とされてからは、ジグザグ模様のボックス圏でしぶとさを発揮した4月14日(火)の市場概況です。

◆日経先物:8850円(-40円)、OSC47%(-5%)4月8日の45%から切り返し中。
◆日経平均:8843円(-82円)、OSC51%(+1%)4月6日の48%から踏ん張る。
◆日経平均指数値倍率:113(-1)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:843.42(-5.6) OSC51%(+1%)4月6日の43%から切り返し中。
◆マザーズ指数:314.45(-1.32)、OSC51%(+4%)4月9日の61%から下落中。
◆ヘラクレス指数:499.5(-1.34)OSC60%(+5%)4月9日の71%から下落中。
◆ドル・円:98.99円(1円11銭の円高)OSC46%(-10%)4月7日の62%から円高へと進行中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8880円(大証終値比+30円)更新
◆シカゴ日経先物:8760円(大証終値比-90円)更新
◆NYダウ:7920ドル(-138ドル)OSC59%(-5%)4月9日の69%から下降中。更新

後場は、大きく落ちそうになると切り返し、少し上げてもまた売り込まれるという、いわばジグザグのパターンに終始しましたが、どちらかというと、右肩上がりの傾向を辿りました。

その結果、主力市場のOSCは終値こそマイナスですが、わずかながらもコンバージェンスしております。

日経先物は限月の関係もあり、まだOSC値そのものは信憑性がありませんが、4月8日の45%は上回って終了しており、まだ底抜け状態には陥っておりません。

後場は、いくつかの押されていた銘柄を手がけましたが戦利品はわずか。このご時世に戦場に金の卵が落ちている訳はありません。

試しに持ち越したのは2371カカクコムの293200円のみ。最後に押されましたがいい形での終了でした。

持ち越しの場合の条件は、OSCがプラ転しプラス終了で終わり、かつ、出来ればOSCが前々日の値を少しだけ抜いている状態であり、かつ、直前の最低OSCをマークした時の終値よりもアンダー値で終了していることとしております。

任天堂が結局プラスで終了するなど、場の雰囲気はまだまだ強気が勝っております。この2日が程よい調整となったのかどうかは、アメリカ市場での金融株の決算その他のニュースによって左右されるのではないかと思います。

-------15日朝のコメント-------

欧州株が堅調だったにもかかわらず、ダウが下げた大きな理由は3月の小売り売上高でした。前月比+0.3%の予想に対して-1.1%に沈んでおります。これでGSの好決算で意気軒昂だった市場関係者のやる気が一気に萎みました。

原油は再び50ドル割れ。長期国債の金利は低下。(価格は上昇)

ダウは下げたものの、4月1日のOSC54%、終値7761ドルよりは上に位置しており、まだ3月30日の7437ドルも割れておらず、下値切り上げ基調には変化はありません。

こうした流れを受けて、バーナンキ議長は米株安は一巡していると語っております。確かにこの1ヶ月では上げておりますが、一巡したということは、また元に戻る可能性もあると受け取れなくもありません。何しろ、一巡という言葉は、①一回りする ②一通り行き渡る、の2つの意味があります。

この②の意味だとすると、行くところまでは行き着いたと受け取れますが、その後は、一体全体、再度2巡目に入るのかどうか不明。さすが、偉い人の言葉は違う。。。揚げ足がなかなか取れません。

これに対して、昨日のオバマ大統領の言葉はもう少し率直です。

曰く、リセッションは無責任さと不誠実さが引きおこした。長期的な赤字は主要な問題だ。ストレステストはどの程度の支援が必要かを明らかにするためのものだ。GMには収益確保の道程が必要だ。米金融市場には堅固で新しいルールが必要だ。長期的繁栄を達成するためには財政支出の拡大が必要だ。  等々。

しかし、これは馬の耳に念仏を唱えているようなものではないでしょうか。誰もが言葉尻を捉えて非難も賛同もすることがない易しい言い回しです。

今の金融恐慌は、無責任さと不誠実さが引きおこしただと?

馬鹿を言ってはいけません。人間はずっと無責任で不誠実であったのです。

なお、ストレステストはどの程度の支援が必要かを明らかにするためのものだとの発言は注意が必要ですね。市場は全員合格しそうだと言って囃し立てておりますが、中学校の学期末試験ではあるまいし、テストに合格すればそれでいいってものではありません。

このテストは、何かの学習効果の測定を行うのとは違って、どれだけ体力が蝕まれているのかのいわば精密検査です。どういった治療方針で臨むのが良いのかを決定するための医学的な現状判断のためのものですね。

そうなってくると、合格しそうだとの市場の反応はどこかずれてやしませんか?

最後に、欧州の小国、ポルトガルの中銀総裁が良いことを言っております。

欧州のリセッションは米国よりも深い。国際的な経済政策は危機対応としても不十分。やはり、人間は辺境に位置しなければなりません。
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