株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(4.28.09)

2009-04-28 15:29:57 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は29日朝の更新

後場は円高の進行と米株価先物の100ドル超の下落に沈没した4月28日(火)の市場概況です。

◆日経先物:8510円(-240円)、OSC49%(-2%)4月16日の41%に収斂中。指数値倍率:117(+4)
◆日経平均:8494円(-233円)、OS42%(-9%)底抜け。
◆日経平均指数値倍率:118(+3)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:811.99(-21) OSC42%(-9%)3月10日の41%に収斂中。元の木阿弥状態。
◆マザーズ指数:342.11(-10.16)、OSC57%(-10%)4月16日の46%に収斂中。
◆ヘラクレス指数:490.45(-11.22)OSC47%(-9%)3月13日の44%に収斂中。元の木阿弥状態。
◆ドル・円:96.42円(31銭の円高)OSC45%(+3%)27日の42%から切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの前日値):1.05375%(前日比-0.01875%)
◆日経先物イーブニングセッション:8510円(大証終値比+-ゼロ)
◆シカゴ日経先物:8595円(円建て、大証終値比+85円)更新
◆NYダウ:8017ドル(-8ドル)OSC50%(+1%)27日の49%から切り返しに転じたか?更新

いやはや、後場の下げは久し振りにきつい下げでした。このところの反転を期待していた向きには、買っては投げ、ちぎっては投げ状態だったようです。筆者もそうでした。

すべては、円高とダウの先物の下落に日経先物が引っ張られて、それに現物株が追随している様相でした。

ここから反発するのではと、いくつかの銘柄に買いを節目で入れましたが、そこが売り方の絶好の位置だったようで、全て損切り。一発逆転を狙って下で指していた3072ダイヤモンドダイニングもストップ安まで持って行かれる始末。途中で、場全体がおかしいのでキャンセルしてことなきを得ました。

今回の下げは、チョイとタチの悪いインフルエンザのようです。これは感覚的なものです。全員がこのところの楽天的な相場にずっぽりと浸っていたため、悲しいかな免疫力がなく、不意をつかれて軒並みやられております。ひとりの売りが次の人の売りを誘い、それが場全体に伝染するところなど、実際のインフルエンザの手口にそっくりです。

ここは、感染しないためにも近づかないのが得策と思い、またこの地合でうまくテクニカルに反発している銘柄もなく、持ち越しは綺麗さっぱりゼロです。

一旦、今回の上げ相場は豚により終止符が打たれたのかも知れません。最後に豚を掴んだのは一体誰?

いずれにしても、明日以降更に下げて、トレーダーの多数が免疫力を得るまでは、猛威をふるうのかも知れません。

米ドルのLIBORは昨日段階ではまだ下げておりますが、今日の結果がどう出るかに注目したいと思います。

-------29日朝のコメント-------

朝起きて、NYダウの200ドルぐらいの下落は覚悟してパソコンを開いたら、何と、たったの8ドル安。拍子抜けです。あの日本市場の昨日の下落ぶりは一体何だったのか?

ニュースを見ると、シティとバンカメが資本増強を迫られるとのニュースが、豚インフルエンザではなく、昨日の下げの主犯だったようですが、アメリカ市場はそんなこと一向に介していません。

それよりも、コンファレンスボードなるチョイと怪しげな民間の経済研究所による、消費者信頼感指数が予想を大幅に上回ったことが、今日の相場の下落を防いだようですね。この調査それでも、アンケートの対象者が5000人にも及ぶということで、個人消費との連動性が高いようです。(4月の予想29.9に対して、39.2と大幅改善。)

なお、ケース・シラー住宅価格指数の2月度が発表されております。前年比でわずかな下落%の改善が見られるようですが、その分析は別稿で行ってみます。

アメリカでは日本が騒ぐほど豚インフルエンザの経済への影響を気にしておりません。たったの64件しかまだ確認されていないのです。

ということは、これでアメリカ経済が落ち込むなどと囃して、昨日の株式市場の大幅下落を誘ったのは何方さんかの仕掛けだった?ということになります。

筆者もまんまと豚を掴まされたくち。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほんの火遊びのつもりが

2009-04-28 11:29:06 | 株に出会う
今日は豚インフルエンザ銘柄だけは手を染めないよう誓いました。あの図体でも、「遁ずらする」という言い回しがあるように、逃げ足が意外と速いためです。

しかし、落ちたところは買いと思って登録していた9684スクウェア・エニックスに遁ずらされました。また、悪癖の高値掴みでした。まるであの豚の尻尾を掴んだような、頼りない感覚ではありましたが、二度ほど目の前で勢いよく上げているのがまぶたの裏に焼き付き、ちょうど、地方のさびれた温泉街でちらちらと点滅する青と赤のネオンサインに惹かれるがごとく、ついつい1746円で買ってしまいました。

1758円のその上に突き抜けたら売ろうなどと、浅ましいことを考えていたら、段々と雲行きが怪しくなり、そのうちこの株、女狐の本性を顕わにしてきましたので、これ以上はこの魑魅魍魎に充ち満ちた娑婆で、あえて吸血鬼に貢ぐようなものだと観念し、20円安で撤退です。

この世の中、獲物を引きつける時の常套手段は、きらびやかな色とりどりの模様と、派手な立ち回りであることを、この年にまでなっているのにすっかりと忘れておりました。

ジャングルでもどこでも色鮮やかなキノコなどは猛毒を持っているものと相場は決まっております。あのクジャクも、仮にそこが動物園であっても、雄があのあでやかな羽根を拡げてメスの歓心を買うように、この株式市場も同様のことが長いこと営々と行われているようなのです。

持ち越しの6305日立建機も、重量級の株ながら、朝方の乱高下の渦に巻き込まれ、何と、-7円の1303円で手放しました。全く言うことありません。コマツが下げているのを見れば、やはり昨日安値の1290円までの急落場面があると動揺するものですね。

しかし、こちらは女狐ではなく狸親父でした。さすが荒くれ者を相手の商売だけのことはあります。年季の入り方がそんじょそこらの青二才とは違います。「おんどりゃ、そこどかんか!!」とか何とか急に言われれば、そりゃ振り込め詐欺師に騙されやすいお年寄りでなくても、思わず脇に引っ込むと言うものです。

ところで、日経平均のOSCは前日同値の51%、TOPIXの方は、-2%の49%と芳しくありません。朝方からの円高傾向も悪さしております。米株価先物も冴えません。

やはり豚インフルエンザにかこつけて、少し上がった株を売り抜けている大口さんが、今のところ優勢な情勢かと思います。

新興市場も総じて一服状態です。豚インフルエンザ銘柄にしても、例えば、ダイワボウは右肩上がり、中外製薬は右肩下がりと様々です。

まあ、今は無理をすることはなく、さまざまな豚の饗宴でもゆっくりと見物するのが良いのかも知れません。豚のダンスなど、何の糞役にも立ちませんが。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(4.27.09)

2009-04-28 06:47:02 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は28日朝の更新

後場は円高と米株価先物に影響されてギャップダウンで始まるも、前場の突き落としと同様に、その後はジリジリと前日同値ラインまで戻した4月27日(月)の市場概況です。

◆日経先物:8750円(+10円)、OSC51%(+1%)4月16日の41%に収斂するのかどうかまだ微妙なところ。指数値倍率:113(-1)
◆日経平均:8726円(+18円)、OS51%(+4%)4月22日の45%から切り返し中。
◆日経平均指数値倍率:115(同値)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:833.1(+3.05) OSC51%(+3%)4月22日の48%から切り返しに転じたか?
◆マザーズ指数:352.27(+9.74)、OSC67%(+1%)4月16日の46%から切り返し継続中。一皮むけたか?
◆ヘラクレス指数:501.67(+3.03)OSC56%(同値)4月22日の55%から切り返し中。
◆ドル・円:96.73円(46銭の円高)OSC42%(-3%)1月15日の39%以来の低さ。ここから円安へと戻すかどうか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの前日値):1.07250%(前日比-0.01938%)
◆日経先物イーブニングセッション:8710円(大証終値比-40円)
◆シカゴ日経先物:8790円(円建て、大証終値比+40円)更新
◆NYダウ:8025ドル(-49ドル)OSC49%(-5%)3月11日の45%以来の低さ。ここからの下落を警戒。更新

後場の下落モードにもかかわらず、日経平均はかろうじてプラス終了で、OSCも4%上げました。まぁ、揉み合い状況と言えるかと思います。

今日決算の6305日立建機を少々持ち越しました。このところ下げており、ちょうど反発体勢にあったためです。これが、ずっと上げているのなら買いませんでした。

15時半に決算が出ましたが、今期は過ぎたためどうでも良いとして、来期はコンセンサス予想の43億円を大きく上回る270億円を計画しているという。これが株価にどう影響するか、最近のこの変動相場では皆目分かりません。

-------28日朝のコメント-------

ダウは小反落。豚インフルエンザの経済への影響が懸念され上値を追う勢いがありません。発生源のメキシコでは泣きっ面に蜂のマグニチュード6の地震が発生。これ幸いと豚が檻から逃げ国内中を遁走すれば、更に被害が拡がる恐れがあり。今のところ大量遁走の報告はなし。

誰もが外出を控えることになれば、ガソリンを使わなくなりますので、原油市場は軟調に推移し石油株がダウの下げを主導しております。昨日の新日鉱の寄り付きの強烈な下げは、このことを見越しての売り攻勢だったのか。。。

旅行会社やカジノ株も大きな影響を受けます。人を集める商売は駄目なようですね。娯楽産業なども駄目でしょう。食品関連も、買いだめ品以外は駄目なようです。外食はもっと駄目でしょうね。

とにかく、豚インフルエンザにかこつけての、大口投資家の市場からの遁走に気を付けよう。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする