株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.3.09)

2009-04-02 21:06:36 | 明日のモニタリング銘柄
夜に入っても、米株価先物は上げるは、円安は進むは、それを受けて日経先物はついに8800円に乗せるは、まさしくとどまるところを知らない相場です。

もちろん欧州株も大幅高です。

面白いのは香港です。2月の小売売上高が予想の前年比-2%のところ、何と-12.6%です。6倍も予想が外れるとは、競馬の予想よりも難易度が高かったようです。多分韓国に観光客がごっそり取られたのでしょう。

そう言えば、両隣の家2軒の娘さん二人も、別々ですが韓国へと買い物ツアーに出かけたようです。

筆者といえば、家人が韓国や台湾、そして中国を好まないため、トンと縁がありません。もっとも、筆者自身は出張で何度か出かけておりますので、行く必要は全くありませんが。

余談ですが、ある時、韓国に出張した時、どういう訳かヒルトンがスイートルームを用意してくれました。料金は予約通りでした。多分ダブルブッキングだったのか、それとも今思えば、出張先のサムソンかラッキーゴールドスターあたりが手配したのか、真偽のほどは未だによく分かりません。

階段のある2階建てのような部屋でした。印象深かったのは、トイレまでが金ピカだったことです。二度とあんな良い思いはそれ以降はしておりません。

さて、ここまで上昇するなら、明日のモニタリング銘柄もへったくれもありませんが、とりあえず、簡単でも、落ちこぼれ銘柄中心に、いつも通りに気になる銘柄を挙げてみます。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補

1.3941レンゴー(503円)
2.4063信越化学(4780円)
3.2175エス・エム・エス(460K円)

【モニタリングB】 底値からの反転期待(今時、こんな銘柄は単なる落ちこぼれか?)

1.8113ユニ・チャーム(5870円)

以上です。

少し寂しいようなら、6310井関農機、5423東京製鐵、そして6744能美防災などを物色すれば、思わぬ掘り出し物があるかも知れません。
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ブレーキの効かない暴走車か?

2009-04-02 11:01:10 | 株に出会う
年度が変われば落ちるとの予測を立てていた、その裏を掻くような上げです。

こういうモーメンタムの変化は、誰もが想像できるような地点から反落するものではありません。何しろ意表を突いて儲けるのが株式市場という訳ですから。

今日の日経を大幅赤字の記事で飾った5332TOTOがその典型です。寄り付きで売った方はさぞかし後悔しているかと。このTOTOは2月24日に391円まで落ちて、そこから538円まで上りつめており、今回のニュースに反応して調整しても何らおかしくはありませんでした。

かと思うと、筆者が嵌った大幅増益の3333あさひは、今日も全く反応なし。

こういうのは需給相場というのでしょうが、常識では判断できない何かが市場を左右しているようです。

総じて内需銘柄がやられておりますが、6744能美防災のように息を吹き返した銘柄もあれば、業績好調なのに地味系が災いしてか、2003年以来の400円割れとなった8178マルエツのような銘柄もあります。

一旦、こうして空売り筋まで踏み上げられてしまうと、もうブレーキが効かない暴走車と同じです。

あさひの場合は、自転車の弱々しいブレーキが下り坂でいかれてしまったようです。

自動車関連銘柄の場合は、一旦、谷底まで落ちてしまったようで、後はブレーキが効かないどころか、なくても何ら支障がない、登り坂へと差し掛かりました。登り坂はアクセルだけでOK。

誰か、テッペンから大きな石でも落とさない限り、この集団暴走車の勢いを止めることは出来ない模様。

一応、8700円近辺に、その大石が控えているという情報もありますので、ご参考までに。その大石が突破されれば、更に弾みがついて山の頂上を越えて雲をも目指す勢いとなります。

その際は、大きな羽根が横に出っ張って、自動車が軽飛行機に「変身」しなければなりませんが、そうした陸空両用車も世の中には1400万円ぐらいで売っておりますので、心配はありません。これ本当の話です。今日は2日ですからエイプリル・フールではありません。

GMなどの破綻処理準備に一時を争う多忙なエグゼクティブ向けです。彼らは飛行場にその陸空両用車でかけつけ、寸暇を惜しんで、いきなり滑走路から飛び立つことが出来るという優れものです。

この陸空両用車が、今回の上げの勢いを果たしてどこまで加速できるのか?

但し、定員はわずか数名ですから、たくさん乗り過ぎるとあっという間に墜落しますので、呉々もご用心を。。。

持ち越しの1983東芝プラントシステムと2602日清オイリオは早々に利確。持ち越しはありません。
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市場概況(4.1.09)

2009-04-02 07:13:11 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説   赤字部は2日朝のコメント

後場の終盤に先物が炸裂した4月1日(水)の市場概況です。

◆日経先物:8380円(+260円)、OSC57%(+6%)3月31日の51%から二枚腰発揮か?
◆日経平均:8352円(+242円)、OSC52%(同値)3月31日の52%から三枚腰発揮か?
◆日経平均指数値倍率:120(-3)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:793.82(+20.2) OSC48%(-1%)3月26日の72%に収斂中。
◆マザーズ指数:310.35(+3.9)、OSC49%(+2%)3月31日の47%から二枚腰発揮か?
◆ヘラクレス指数:476.95(+9.01)OSC61%(+1%)3月31日の60%から二枚腰発揮か?
◆国債先物:ひまわり証券での取扱いが廃止となったため、しばらく休載します。
◆ドル・円:98.56円(44銭の円高)OSC57%(-4%)3月31日の61%から下落に転じたか?更新
◆日経先物イーブニングセッション:8380円(大証終値比変わらず)
◆シカゴ日経先物:8545円(円建て、大証終値比+165円)更新
◆NYダウ:7762ドル(+153ドル)OSC54%(-3%)3月26日の62%から下降中。更新

後場の終盤に先物が大きく切り返し8400円に届いております。G20への期待があるのでしょう。

今日、マイナスで終了するのと、このように切り返してプラス終了では、大いに違ってきます。これで3月31日までが押し目と市場に認識されたことにはなりますが、これは昨日の欧州やダウの上昇に支えられてのことですので、今晩以降にはまだ注意が必要かと。

引けにかけては、これまで押されていた2602日清オイリオと、1983東芝プラントシステムを3度目の正直で買いました。

3333あさひは今日もプラ転せず、安値は防御できたもののOSCはまだ下降傾向であり、残念ながら全軍撤退しました。引け前でしたので、昨日の撤退ラインとほぼ同じ1723円での損切りとなりました。

今回の3333あさひに向かっての行軍は、チョイとテクニカル無視の無謀なものだったということになります。ナポレオンのロシアへの行軍と同じでした。零下33度の寒さに耳(33)まで凍り付き、兵站も崩壊して「自転車操業」となり、全員凍死しました。

-------2日朝のコメント-------

NYダウは、ADP雇用統計の市場予想を8万人近く上回る大幅悪化(-74.2万人)であったにもかかわらず、3月のISM製造業景況指数が事前予想を0.3%上回り、中古住宅販売保留-2月が2.1%増となったり、建設支出が-2%の予想のところ-0.9%に留まったことなどから、続伸しました。

要は、FEDによるMBSの買い取りや、長期国債金利の低下に伴う住宅ローン利率の低下などの施策が、住宅在庫の減少、取引の再生の兆しと市場は受け止め、最悪期は脱しつつあるのではないかと認識したのが大きいと思います。

まだ住宅市場が底を脱したとはとても言えない状況ですが、市場はこのようなわずかなサインの積み上げを見ていくものです。だから株式市場は6ヶ月の先行きを見ると言われているのですね。

この先、このようなわずかな改善の兆しが覆されるような結果が出れば、市場は再度暗転するでしょうが、雇用統計がもし改善する時期が到来すれば、その時は既に市場の立ち上がりはかなり進んでいるので、買い向かっても遅いのですが、景気の本格反転とみての買い資金が株式市場へと入るものと思います。

その意味で、今は景気刺激策に敏感に反応する「先行指標」たる住宅市場のわずかな改善を市場は好感している段階です。雇用統計は日本の企業の行動を見ても、「遅行指標」の代表格ですね。

先行指標は、まずクルマや宝飾品といった高額品の急速な需要減退として現れます。それが、企業の在庫調整と設備投資の急減へと進行させ、不況が世間で騒がれることを通じて消費者信頼感指数に反映し、それらが更なる消費の悪化へと進んで、在庫圧縮だけでは足りず、人材圧縮としての「遅行指標」としての雇用調整へと向かう訳ですね。

その先行指標のアメリカの3月の自動車販売台数ですが、GMは前年比45%減だったものの前月より28%増えております。これも市場はもっと評価しても良いのですが、反応がなかったようです。

つまり、米自動車市場はこれまでの年間1000万台の販売台数といったペースでは、国民は25年も同じクルマを乗り続けることになり、これは続かないことです。15年程度の耐用年数がこれまでのアメリカでした。だからこそ、前月比で28%も増えたのですね。もちろん、購入を急激に押さえたその反動という側面もあると思いますが、こうしたマクロ的な面からの需要予測を踏まえないといけないと思います。

と言う訳で、一部の論調ではこの1-3月期が景気の底だとの声がありますが、それはチョイと早すぎる早春のウグイスの早鳴きというものでしょう。しかし、その兆候があることだけは確かなようです。
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