株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.10.09)

2009-04-09 21:25:10 | 明日のモニタリング銘柄
今日の上げは、場が始まる前の2月の機械受注(前月比の予想-6.9%が+1.4%の実績)と、アメリカの金融機関に対するストレステストは、対象金融機関の全てが審査に合格する見通しとの報道によるものでした。

特に、後者のニュースが後場の爆上げにつながったようです。それに、今晩のNY市場はイースターを控え、大きな経済指標の発表もなく、様子見が強まるとの観測もあり、買いの安心感につながったようです。

ところで、ストレステストに全ての金融機関が合格する見込みとは、これはチョイと驚きですね。

SAD(Stress Accelerated Decline)という現象があります。これは、例の北半球の4分の1の蜂が行方不明になるという、CCD(Colony Collapse Disorder)の現象を指し示す言葉ですが、「ストレスが促進する衰退現象」との意味です。

BAD(Bee Autoimmune Deficiency)=蜜蜂の自己免疫欠乏症という症状も、CCDの原因の1つと考えられております。

つまり、SADとBADですので、悲しくて最悪、といったCCDの様子を良く現している言葉ということになりますが、どうも、今回のアメリカの金融機関に対するストレステストは、SADとBAD特有の現象について米財務省の検査官は理解していないのではないと、筆者は疑っております。

実は、このSADとBADの現象に襲われた蜂のコロニーは、強勢を保ち生産性が高い巣のように見えますが、蜂蜜を沢山作り出した後か、蜂児を育て上げた後に、非常に短期間のうちにコロニーに変化が生じて、蜂の姿が消えてなくなるのです。

(これは投資銀行のエグゼクティブ達のボーナス食い逃げ競争に実に良く似ております。これもフラクタル現象の1つかと。)

あたかも、鮭が産卵のために大海から生まれた川に必死の思いで戻って、産卵した直後にあっけなく命を落とすというあの感動的な話とそっくりですね。

このストレスが昂進した時に現れる特有の現象、つまり、一気に衰退する前の一瞬の生き生きとした姿を、金融機関のストレステストで見出したなら、これは「全員合格」となるに決まっております。

まさか、脂が乗りに乗ったあの鮭が、産卵という「ストレス」の結果であり、直後に死に絶えるとは誰も思わないものでしょう。

いずれ、移りゆく時が最終的な結果を指し示すものと思います。

さて、明日4月10日(金)のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補銘柄

1.1951協和エクシオ(764円)
2.2175エス・エム・エス(453K円)
3.1949住友電設(485円)

【モニタリングB】 底値からの反転期待銘柄

1.6779日本電波工業(1395円)

以上です。

しかし、主力銘柄は爆上げ状態です。但し、7974任天堂だけ蚊帳の外。さすが、7974(泣くなよ!)の証券番号を貰っただけのことはあります。超然としているとはこのことか。

数が極めて少ないのですが、もう桜は満開です。まだ咲いていない銘柄とか、明日咲きそうな銘柄を見つけ出すのが非常に困難な状況です。

任天堂やCCC、それに筆者が買ってしまったユニチャームなどは、世の中が悲観的になった時に咲く花ということにしておきます。全員が花見で浮かれるより、少々正気で卑屈な人間がいた方が、世の中全体としてのバランスは取れますね。

今日上げなかった株達の糞度胸に拍手を送りたい気持ちですが、筆者と同様、単なる市場の捨て子だったのかも知れません。
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緋鯉の御利益はなし

2009-04-09 11:25:59 | 株に出会う
昨日の飼い猫の祈りが通じて、今朝、いつものどぶ川で行方不明の緋鯉を見つけました。

確かに、場が始まる前の持株の気配は良好。こりゃ、今日こそ緋鯉の恩返し?を受けられると思いきや、先物は上がれど持株はさっぱり。

それでも4756CCCは急落前に売って利益を確保、7451菱食は昨日の買い上がりが忘れられず待ちましたが、うんともすんとも言わないので損切り。出来高の少ない慣れない株に手を染めるとろくなことはありませんね。

気心が全く知れていないので、いつ噴火するのか皆目見当がつかないのです。

それに輪をかけて、まるで悪女に掴まったように、3843フリービットに458Kあたりから動意づきそうなので手を出す始末。この株は一癖も二癖もある悪女であることは、頭の中では理解していたつもりでも、ついつい、燃えさかる時のあの激しさを想像してしまいました。案の定、買った後はいつものように冷たくあしらわれ、あえなく-3Kで撤退。その後、いつものように戻しております。ああ、この年になっても悪女の心理が分からない。。。

おまけに今日は下がると見ていた2670ABCマートの5本線が25本線を下から抜く、そのタイミングを逃がすし、今日の前場は全く緋鯉の御利益どころか、骨折れ損のくたびれ儲けといった具合でした。

前場は一応、先物も日経平均も安値・高値も更新してOSCも+7-8%ほど伸ばしております。チョイと伸ばしすぎの嫌いがありますが、まだまだ騰勢を保っている状態です。

しかし、追いかけても駄目、下で待っても駄目、ということは、何かやり方を工夫しないと、「行って鯉」を繰り返すのは必定かと。

それには、あえて意識して自分の心理に逆らって、見放された株にそっとやさしく手を差しのべるのが手っ取り早いのかも知れません。

悪女の深情けに裏切られるより、マッチ売りの少女や、鶴の恩返しならぬ鯉の恩返しを期待する方がよっぽど報われる気がしてなりません。

しかし、そもそも恩返しを期待するその心根の浅はかさが、筆者のいわば心眼を曇らせており、マッチ売りの少女と思ったのが、単に山姥が化けていただけだったりするようです。

この際、筆者も老骨に鞭を打って、永平寺に修行に行くとするか。。。多分、1日で頓死するでしょう。
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市場概況(4.8.09)

2009-04-09 07:24:20 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説   赤字部は9日朝の更新

後場は大きく窓を空けて先物が落下し、力無く低位で安定した4月8日(水)の市場概況です。

◆日経先物:8580円(-280円)、OSC45%(-3%)4月6日の52%から自然落下中。
◆日経平均:8595円(-238円)、OSC52%(-2%)4月2日の56%から自然落下中。
◆日経平均指数値倍率:116(+3)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:815.26(-17) OSC50%(+4%)4月2日の53%から自然落下中。
◆マザーズ指数:312.47(-2.9)、OSC51%(+5%)3月25日の55%に収斂中。
◆ヘラクレス指数:488.48(+2.1)OSC60(+4%)4月6日の54%から切り返しに転じる。
◆国債先物:ひまわり証券での取扱いが廃止となったため、しばらく休載します。
◆ドル・円:99.79円(66銭の円高)OSC61%(-1%)4月7日の62%から緩やかな下落に転じたか?更新
◆日経先物イーブニングセッション:8650円(大証終値比+70円)更新
◆シカゴ日経先物:8665円(円建て、大証終値比+85円)更新
◆NYダウ:7837ドル(+48ドル)OSC61%(+5%)4月1日の54%から二枚腰発揮中。更新

後場は、これまでの踏んばりが嘘のような自然落下状態です。要するに、市場の何かのつっかえ棒がどこかに消えて、手元不如意の状態に陥ったかのようです。

3843フリービットなど、とんでもない失速状態です。454Kで切りました。

後場の見所は、この下げ相場の中、狂気の上げを演じた2670ABCマートです。

何ですか、この株のエレベーターのような上げ下げは。地味な靴の小売り屋さんと思っておりましたがとんでもありません。

と思って引け後のニュースを見たら、15時に決算が発表されておりました。

会社見通しより少し未達だったようです。明日は多分下げるのではないかと思います。

持ち越しは、4756CCCの632円の買いと、地味系7451菱食の平均2130円での買いの2つです。

ところでまたまた馬鹿を演じるところでした。

散々、辛酸をなめた3333あさひが、引け際にプラ転しそうなので1701円で指して出来たのですが、その直後1700円で大きな売りが湧いてきて、またしても昨日の安値を下回るレベルまで落とされました。かろうじて、1699円で逃げましたが、もうこの株からはしばらく撤退します。まだOSCが51%(-2%)と中途半端なのです。

ちなみに、菱食は+2%の42%、CCCは+3%の41%と、筆者の買いの条件を満たしております。

しかし、地合は一気に悪化しましたね。もう少し、裏を掻くのかと思って、ついつい下げたところからの反発を想定してしまう悪い癖が出ました。

今日、NYダウが反転しなければ、今回の上げ相場に終止符が打たれる可能性が大です。

その場合、この間の上げで良い思いをしてきた株は売られ、いじめられ続けて来た株に資金移動がなされるのが常ですので、そのあたりを意識しながら、切り返しの胎動の見える株に焦点を当てて、今晩、「明日のモニタリング銘柄」を検討したいと思っております。

このところ、内需中心に押された銘柄ばかりリストアップし外してばかりでしたので、何とか一矢を報いたいところですが、既に鯉ヘルペスに罹って弱った身体で、果たしてどこまで立ち向かえるのか、些か不安な心境であります。

明日の朝、近所のどぶ川で行方不明の緋鯉にお目にかかるよう、この際、飼い猫にでもお祈りをさせることとします。

しかし、猫と鯉ではいかにも取り合わせが悪いか。。。こりゃ明日も駄目だ。

-------9日朝のコメント-------

NYダウは滑落を何とか免れました。OSCは61%に達しておりこれ以上の上値には材料不足か。

FOMCの議事録公開で、依然として悲観的な見通しが示されたことで、このところの経済指標の底打ち気配で、薄明かりを求めていた市場関係者はがっかりした様子。

ここでFRBが楽観的な見通しをもし示すなら、幾ら何でも自分は藪医者であることを公言することを意味し、これは将来の免許剥奪にも繋がるので、間違ってもそのようなことは言えません。

昔の結核患者が静養先の神奈川県の鵠沼海岸あたりで、ちょうど桜の咲く頃の春の陽気に少し気分がよくなり、久々に庭に出ることが叶い、これは順調に回復しているのでは、とのほのかな気持ちが少し出てきた状態が、今の株式市場だと言えます。

しかし、病は深く静かに進行しているのが、当時の肺結核患者の特徴でした。何しろ、栄養のある食事をして安静にするしか方法がなかったほどです。

その病人に対して、この調子で時間さえ経てば良くなりますよ、と言って励ましたいのは山々ですが、何しろ、未だ特効薬はありません。それどころか、チョイと咳をしただけで周囲の人々に感染する恐れが未だ残っております。

その咳払いの回数が少々減ったのが今の症状かと。下手すると、5年以上も療養生活が続くかも知れません。

これが、ハリセンボンが罹った現代の肺結核と、当時の肺結核との決定的な違いですね。

ところで、箕輪何とかというハリセンボンの肺結核のニュースで、保健所には若者からの問い合わせが殺到しているとのこと。ライブを見に行ったのですが大丈夫でしょうか?と口々に心配しているようです。

理科系男子を対象とした、女性とどう付き合うかをテーマとした講座で講師が、できるだけデートの後は、速やかに相手に電話をかけて自分の気持ちを伝えましょうと言ったら、「何日後に電話したら良いのですか?」との質問があったそうな。

そんなこと、自分の頭で考えろ!と言いたいのを講師はぐ~とこらえて、「速やかにということは翌日あたりということです」と答えたら、皆さん安心してそれを熱心にメモしていたそうな。(「どういう気持ちをですか?」と聞かなかっただけましか。。。)

何でこんな虚弱な人間がこの国に増えたのだろう?

いつの間にやら、大平天国の世が続きすぎたため、精神の肺結核に罹ってしまった人間が増殖しているようです。こっちの方が、今の経済・金融危機よりよほど深刻かも知れません。

彼らを全員、永平寺にでも送り出して、あの厳しい修行をさせた方が良さそうですが、これはアメリカのストレステストの比ではありません。何しろ夜逃げが続出する厳しい修行です。ひ弱な彼らは数日で頓死するかも知れません。

しかし、その方が日本の将来のためになるか。。。

追伸:ただいま朝の散歩から帰ってきました。朗報です。行方不明の緋鯉が見つかりました。今日の日本市場は活気づくでしょう。
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