株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

何故短期勝負なのか?

2007-04-24 11:18:42 | 株に出会う
今日のマザーズ指数は昨日安値をわずかに下回ってからの切り返しで、あれよあれよと930ポイントあたりまで上昇。ヘラクレス指数もマザーズ指数に引っ張られるようにしてプラス圏へ。

しかし、先物が前場終わりに今日の安値に迫るやいなや、皆さん一斉に下車を始めております。これだけ押されて、日経の3面記事になるほどにまで下落した新興市場ですが、以前だと、一度反転の勢いがつくと、次から次へと買いが涌いて出たものです。このあたりは、徹底的に不信を買っている今年の新興市場と、まだ上昇期待が色濃く残っていた昨年との違いでしょうか。言ってみれば、上海市場がバブルだと言われ、粉飾決算が横行しているのではないかと言われても、新規の口座開設者が後を絶たずに、世界同時株安は絶好の買い時と捉えられて上げ続けていますが、それが一昨年から昨年頭までの新興市場だったようです。

そうなると、短期筋同士の食い合いの様相を呈してきます。まだまだ今日のリバウンド程度では、明日以降の反発局面が見えないものと思えます。

市場の雰囲気がそういう方向に傾くと、ホールドをしようとしている人間まで、とりあえず利益が出ている分から売っておこうか、という考えにならざるを得ません。そうした考えが連鎖してのこの相場ですので、筆者も上記のような偉そうな口上を垂れる資格はありません。皆さん、我が身大事さで動かざるを得ないのですね。

と言うわけで、遅ればせながらの買い参入で3840イー・キャッシュを447Kで買い、前場引けに459Kで売り、公募割れの仇を返そうと3078ユニバースを1501円で買い、これも1514円で売りでした。

残りの3073ダイヤモンドダイニングと2459アウンコンサルティングは含み損状態です。しかしこのリバウンド地合です。明らかな売りサインが引けに出るまではホールドが筋です。また、地合そのものがこのまま推移するなら、他銘柄の買い増しをしなければなりません。

マザーズ指数のOSCは+4%の29%、ヘラクレス指数のそれは+4%の37%となっており、明らかにリバウンドしております。日経ジャスダック平均だけが2028円と安値更新してそこからの脱出ができない状態ですが、ジャスダック全体はプラ転しております。

このわずかでも良いのでプラス圏での終了なら、明日以降は期待が持てると見ております。朝の1時間程度が、ボリンジャーバンドが-3σを下回った今回の下落相場のリバウンド局面だったというのでは、それこそ本当に市場から皆さん逃げるでしょう。テクニカルにも反応しない市場というのは、砂漠のようにほぼ死にかかっていると思えるからです。

今日の後場は、そういした期待も込めて、最悪でもプラスで終了し、OSCもプラスに戻して、明日以降の第2、第3の買い手の市場への参加を促したいところですね。
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明日の注目銘柄(4.24.07)

2007-04-23 19:53:13 | 明日のモニタリング銘柄
さて、今日の新興市場はシナリオとしては後場にジリ下げで、一旦マザーズ指数が900ポイント割れとなる、という予想に沿っての展開でした。引けにかけては多少の切り返しがあったものの、直近IPOの一角を除いては安値圏に沈んだままでした。

マザーズ指数のOSCは-2%の26%、ヘラクレス指数は+2%の33%とコンバージェンスしております。ヘラクレス指数の方が、金曜日の31%を底にして一足先に切り返した形です。いずれも今年最低水準までの到達でした。マザーズ指数のRSIは今年はきっちりと21%を底にして切りかえしております。今日は23%です。ヘラクレス指数のRSIは前日同値の17%ですが、これは昨年11月21日の19%を上回る低さです。

明日は、マザーズ指数、ヘラクレス指数ともにプラスから始まるようだと、これはリバウンドの日となります。もしマイナスから始まっても、今日の安値の897ポイント、および1514ポイント近辺からの切り返しの動きがあれば、そこを底としての反転攻勢が始まる筈です。NYが今晩大きく下げれば、これは日経も引きずられての大幅下げになるでしょうから、新興市場もマザーズ指数が今日つけた安値を更に下回って、OSCでいうと20%そこそこまでの下落に見舞われる公算が大となります。しかし、20%以下にOSCが落ちることはまずありません。一昨年の10月からのデータではこれまでの最低値は21%です。

以上の状況証拠?から、明日は押し目があれば積極的な買いでしょう。これまで修羅場をくぐってきている方々も、虎視眈々と狙っているかと思います。何しろ、新興市場はリバウンドが本格化すれば、一部市場の値動きの比ではありません。そこが魅力なのです。

筆者はキャッシュ100%で満を持しております。

さて、そうした環境を踏まえての明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.2461ファンコミュニケーションズ
 映画のロッキーではありませんが、こてんぱんに売り込まれております。しかし、OSCは前日同値の30%と善戦。明日は今日の安値の260Kを割り込めば割り込むほど、場の好転からの反発のエネルギーが溜まっている筈。売り方も買い戻しに大わらわとなるでしょう。PERは22倍まで落ちております。ネット関連銘柄としてはチョイと低すぎでは。出来高は3000株を超えております。皆さん、投げたのでしょうか。或いは空売りで大賑わいしたのか?

2.2459アウンコンサルティング
 これもトコトン売り込まれました。筆者は201K買いの199Kでの逃げでしたが、そのような弱気な行動も、後場のこの株の一層の下落を誘ったのかも知れません。一抹の責任を感じます。しかし、何とかOSCでは前日同値の32%で終わっております。RSIも15%です。昨年の9月14日と6月1日が16%でした。今日はそれらをも下回る、記録を取り始めて以来の最低値です。ここはもう突っ込み買いで黙って1週間ほどは寝て果報を待つ以外にはありません。仮にこの水準から落とされても、2週間もすれば買値を上回っていることでしょう。

3.2127日本M&Aセンター
 この株もよもやの水準まで落とされましたが、OSCは+1%の25%とコンバージェンスしております。明日は今日の548Kという安値を意識しながらの突っ込み買いです。何しろ、今年1月初めの段階まで落とされております。PERは楽天のMSのデータだと何と17倍です。GCAは92倍。何という落差。家人はGCAがお気に入りで、755Kで今日早速仕込んでおります。しかし、テクニカルにはこの株に軍配が上がります。

4.3073ダイヤモンドダイニング
 公募価格80万円。それが今日は608Kの終値です。業績の伸びが評価されて956Kを付けたのは4月12日でした。そこからは約35万円の下落。たったの7日です。こういうのを見ると、うぶな団塊の世代は株の恐ろしさにおののいてしまうことでしょう。しかし、これが株です。業績が良かろうが何だろうが、皆さんが売れば下がります。買えば上がります。ただそれだけです。OSCは25%→29%とコンバージェンスしました。上場来安値を今日は更新しました。さすがに後場はそれでも投げ売る方は、すっかり影を潜めました。皆さん、もう観念したのでしょう。それがOSCのコンバージェンスに表現されております。明日は、587Kに近づけば近づくほど買い場かと。608K越えで始まってしまうかも知れません。その時はやれやれ売りを下で待つことです。

5.3842ネクストジェン
 次世代通信網NGNに関わるこの株、944Kの高値からの転落です。しかし、このまま沈む銘柄ではありません。OSCも+6%の40%まで回復。+11Kでの終了です。明日500Kを越えれば、そこからは一気の上昇で600K近くまでの飛翔もあり得るかと。

6.2766日本風力開発
 この株にPERが高いだのという講釈は関係ありません。今をときめく環境銘柄です。今日の253Kの安値割れがなければ、このまま再飛翔するかと思います。風次第。

7.4321ケネディクス
 不動産銘柄は押しに押されておりますので、あまり強気にはなれません。しかし、あえて挙げるとすればこの株。500K割れは昨年の11月20日以来。OSCは+1%の44%での+1Kです。かろうじて反転の兆しを見せております。11月21日も同じような兆しでした。明日は再度の500K割れがあっても、今日の安値の493Kを意地でも守ることができるなら、復活の日も近いでしょう。しかし、なぜ不動産銘柄がここまで売り込まれているかを考えなければなりません。メッキが剥がれたと見られているのです。決算の数字で業績を真っ当に評価できない複雑な会計の仕組みも問題かと。これは構造的な問題です。この株も長居は禁物です。

8.2385総医研ホールディングス
 81500円まで売り込まれてしまいました。先日100Kを死守したその粘りを評価したばかりです。しかし100K割れとなるやダムが決壊するかのような急落です。何とか救命治療で小康状態を保っていた命が、チョイとした容体の変化で、あっという間のご臨終といったことがよくありますが、まさにそのような下落ぶりです。しかし、人間と違って株に生死はありません。会社が潰れない限り値段は付きます。さてこの株、RSIも17%にまで落ちました。3月5日以来です。OSCは+2%の35%とコンバージェンスしました。明日は今日の安値の81500円が防御できれば、この得体の知れないパニック下げの終焉も近いかと。

9.8929船井財産コンサルタンツ
 今日は520Kまで貶められたようです。しかし、そこからは切りかえして563K終了で、OSCも一気に15%上げて43%です。明日はこの上げすぎの反動につけ込む算段です。550Kあたりでの待ち伏せはどうでしょうか。

10.5727東邦チタニウム
 これは逆張り。OSCの34%というのは久し振りです。明日は5450円という今日の安値が破られれば、5200円あたりまでの下落からは反発に転じることを期待。

11.6378木村化工機
 もう1つ逆張り。これもOSCは-2%の35%と再度の下落に見舞われております。18日が32%で翌日は535円まで下げて、前日の541円を下から抜いてからは、609円まで上り詰めております。明日も、一旦533円の今日の安値を下回ってからの反発力があるかどうかに注目。柳の下にドジョウがいるのかどうか。なお、指数値面では後21円ばかりの下落で3月23日の指数値に並びます。ということは525円あたりが下げ目安となると予想。最悪、3月22日の安値に近い510円程度までの下落も想定しておいた方が良さそうです。

以上です。最後に4月21日のブログで、OSCコンバージェンス銘柄の数の推移を計算しております。ついでに今日の結果を追加してみます。

 ・OSCコンバージェンス銘柄(完全なプラ転も含む):
  4月19日→68銘柄(161銘柄中)42.2%
  4月20日→61銘柄(161銘柄中)37.9%
  4月23日→76銘柄(161銘柄中)47.2%

特に、直近IPOの反転度合いが大きかったようです。また、不動産銘柄も悪いながらに反転しているのが多く見られました。

というデータからも、明日は底打ち気配が濃厚と言えそうです。
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新興、そろそろ底近し

2007-04-23 11:13:09 | 株に出会う
いくらNYダウが上げようが、下方へのイナーシャがついた新興市場は、じりじりと下げております。最初はプラスだったヘラクレス指数もマイナス圏へ。

しかし、オシュレーター値はマザーズ指数が待望の24%と20%台の前半まで来ました。昨年9月14日と10月11日に21%という最低値をマークしておりますが、概ねこのあたりまで来れば、翌日の前場を底にしての切り返しがありそうです。

これからのシナリオは、後場に各銘柄のOSCがダイバージェンスし始め、終値もプラ転する銘柄が出始まりようなら、これは反転の確認ができたということになります。

そうではなく、多少の反発がありながらもマザーズ指数で900ポイント前後を底にして打ち止まるなら、明日は寄り付きの少々の下落からの急反発ということも考えられます。

いずれにしても今日の後場から明日の前場にかけてがまさに天王山ということになります。

持ち越しの9984ソフトバンクは残念ながら、OSCコンバージェンスで金曜日に終了しておきながら、GUして始まることができず、一旦期待が集まったものの、ついに2530円という金曜日の安値を度々割り込む、いわゆる底割れを起こしました。しかたなく2525円(-30円)で処分。6672レイテックスは堅調に切りかえしておりますのでそのままホールド。途中の反発局面で迂闊にも指して買った2459アウンコンサルティングはその後も成り売りがあり、やむなく-2Kで撤退。中途半端な段階では手をつけてはいけないのに、やはり欲が先行してしまうようです。

ということで、目先の動きに惑わされずに、場全体の流れを見極めて、後場に仕込むかどうかを決めたいと思っております。このまま明日以降もジリジリと多少の反発を交えながら連休後までもつれ込むという最悪のシナリオも、こと新興市場に関してはあるのかも知れません。
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明日の注目銘柄(4.23.07)

2007-04-22 07:59:45 | 明日のモニタリング銘柄
さて、明日は底堅く上げにかかるのか、新興市場の下落が打ち止めとなり反転に転じるのか、非常に微妙な段階を迎えております。そこで、新興銘柄は落ちすぎての自律反発狙いの、東証銘柄については底値からの切り返しエネルギーが蓄積されている銘柄を中心に、明日の注目銘柄を洗ってみました。

テクニカル用語の簡単解説

1.2120ネクスト
 2月19日の安値の234Kまで届いたら買いか。あるいはそのまま240Kの金曜日の安値をボトムにしての切り返しとなるか。

2.9984ソフトバンク
 過去、OSCが20%台からコンバージェンスし、RSIもコンバージェンスしているケースでは、ギャップアップして始まりプラス終了しているというジンクスは今回も生きるか、それともあえなく頓挫するのかに注目。

3.6727ワコム
 278Kという3月6日の安値が意識される水準まで押されて、OSCもこの株としては記録にない28%まで落ちました。但し、前日からは1%コンバージェンス。RSIも+1%の15%です。ソフトバンクと似たような軌跡を辿っております。押された場合は275Kあたりまでの下落は想定しておいた方が良いかと思います。

4.2371カカクコム
 2月9日の3Q決算は、やや予想を下回る内容とのことで下げ、また三菱UFJのレーティング下げも追い打ちをかけ、ここまで下落。昨年11月の320Kまでの押し目は覚悟しながらも、明日338Kが底堅く地合が好転すれば買いか。5月15日本決算。

5.5384フジミインコーポレーティッド
 もうそろそろでしょう。3月19日の3170円の安値近辺まで一旦落ちるかも知れません。その安値を底にしての切り返しで明日は終了し、翌日、その値段を割らなければOK。3000円近くまで落ちれば迷わず買い。

6.6779日本電波工業
 4月6日に上方修正してから6420円まで上げ、その後お定まりの調整を食らっております。しかし、金曜日は下げたとはいえ安値は前日より30円高の5670円。ここが明日の攻防ラインです。これが底値と確認されれば買い上がりもあり。但し6000円を超えない限り上値は重いかも知れません。優良株はなかなか一気に落ちないもの。堅実投資家向け?


【押されすぎ銘柄】

・3787テクノマセマティカル 次の節目は775K。
・2461ファンコミュニケーションズ 既に底なし沼へ転落。
・2459アウンコンサルティング これも底なし沼組。RSIに妙味あり。
・8941レイコフ OSC20%台、RSI10%台からの反発実績はあり。
・3237イントランス OSCが何と20%へ。171Kも意識。
・3073ダイヤモンドダイニング 上場来安値更新中の業績絶好調銘柄。食い時。
・7261マツダ 607円割れなければ。2月9日下方修正。注意。
・2792ハニーズ 4000円台への再突入からの下落なければ反発も。
・2766日本風力開発 240K近くまで降りてくるなら復活も。まだ下落途上。
・6890フェローテック 831円の底が抜けなければ。
・2395新日本科学 1720円の底値確認のこと。そろそろ。5月15日本決算。
・3727アプリックス まだ落ちます。後OSCで7%、20Kばかりの下落待ち。
・8940インテリックス OSC17%、RSI10%は前代未聞。235Kなら。
・6855日本電子材料 OSC25%で崖から転落。2500円割れからの反転狙い。
・8929船井財産コンサルタンツ OSC29%、RSI14%は過去最低値レベル。

以上です。いよいよ勝負時がやってきました。皆さんの幸運を祈ります。いや、撤回します。勝負事は運に頼ってはいけません。皆さんの「実力勝ち」を祈ります。
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来週の新興市場はどうなる?

2007-04-21 14:19:22 | 市場概況
NYダウがまた上げておりますが、さすがに13000ドルを一瞬達成してからは、割り込んでおります。重量挙げで言うと、最後の力を振り絞っての「世界新記録」達成で、やや力尽きたようです。世界新記録達成後も、もっと力を振り絞れと歓声を上げる人はいないのと同じで、少しゆっくりと体を休ませて上げたいと思うのが人情というものです。そうした普遍的な市場心理からの下落でしょうか。

それに引き替え、日経平均は落ちそうで落ちず、上げそうで上げずといった日替わりメニューをこなすうちに、段々と力が抜けていっているような感があります。4月11日がOSCでピーク値を付けておりますが、ここからは徐々に下落中。TOPIXも同様ですが、落ちると言うよりも停滞しているといったところです。

一方、新興市場はもうすぐ奈落に到達するような下落ぶりです。ジャスダックのデータがありませんが、日経ジャスダック平均で見ると、昨年11月22日の2030円には実はまだ届いておりません。後15円ばかりの下落です。マザーズ指数、ヘラクレス指数は最低値更新ですが、OSCがまだ少々高止まりです。マザーズ指数で27%、ヘラクレス指数で31%です。これは下げたと言ってもひと頃のような100ポイント近い下げが、3月5日以来はなされていない、いわばジリ下げ基調であることが効いております。

市場全体の指数だけでなく、個別銘柄のOSC値のコンバージェンス(終値が前日比マイナスだがOSC値は同値か上昇していること)銘柄数比率が明日の予想を占いますので、ついでに、監視中の新興市場銘柄についてカウントしてみました。

・OSCコンバージェンス銘柄(完全なプラ転も含む):
  4月19日→68銘柄(161銘柄中)42.2%
  4月20日→61銘柄161銘柄中)37.9%

チョイとデータが古いのですが、昨年の2月のライブドアショックの後2月14日から17日までのデータがありますので、新興市場銘柄だけを取り出して見ました。(2.19.06の明日のテクニカル予想、参照。)

・OSCコンバージェンス銘柄(新興市場銘柄のみ。東証関連除く):

 2月15日→34銘柄(172銘柄中)19.7%
 2月16日→53銘柄(172銘柄中)30.8%
 2月17日→48銘柄(172銘柄中)27.9%

最後の2月17日はマザーズ指数のOSCは35%であり、終値が1624ポイントでした。翌日2月20日が大底で、1485ポイントという安値を付けております。この日でOSCを32%に落としました。

さて、ここから何を読み取るですが、今回の2日のデータを見る限り、OSCがコンバージェンスしている銘柄が昨年2月に比べてまだまだ多いことが窺えます。OSCは過去28日間だけのデータです。今回は既に27%になっており、昨年2月に比べて低いから既に底打ちとは必ずしも言えません。あくまで個別銘柄の動向を総合して判断する、OSCのコンバージェンス比率の方を重視したいと思います。

そうなると、ジャスダック平均がまだ底打ちしていないこともあり、月曜日はもう一段の下げに見舞われてから、昨年2月と同様、OSCコンバージェンス比率が20-30%程度に落ち、その後底打ち確認と見ての反転が始まるというシナリオが有力です。

月曜日に一気に下落すれば火曜日の寄り付きから、ジリジリと押される下落ならば、火曜日から水曜日にかけてがヤマ場かと思います。その間に、NYが史上最高だという浮かれた気持ちでまた中途半端なリバウンドを見せるなら、今回は連休を挟むこともあり、連休明けまで調整が長引くこともあるかと思います。

まあ、これは勝手な推測ですが、悲観度を見るのには過去のデータもそれなりに手がかりにはなるかと思います。参考までに。

持株ですが、筆者にしては珍しく久方ぶりに9984ソフトバンクを大引けに買いました。(実は、筆者は家人ともども3月にホワイトプランに新規加入しました。色々毀誉褒貶はありますが、孫さんの事業に対するビジョンと取り組みは素晴らしいものがあります。)この株、OSCが26%→28%とコンバージェンスしていることが手がかりです。明日、プラスで始まりそのまま浮揚するようなら、一旦新興市場も小反発日となるかも知れません。その他、押しに押されていた6672レイテックスが金曜日に強いのを見て少々購入しました。

一応、明日の反転に備えて、押しに押されている銘柄を中心に、明日の注目銘柄は日曜日までにアップする予定です。
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