クライマックス間近

今日は、前場終わり頃急用ができたので出かけてしまいました。１２時過ぎに帰ったところです。

新興市場はいよいよクライマックスが近くなっているようです。筆者も上場来安値を下回った３０７３ダイヤモンドダイニングを６４０Ｋでついに仕込みましたが、その後に６２３Ｋまで更に落とされる過程で－４Ｋであえなく撤退。

あまり底値で拾おうとせずに、きちんと切り返しが確認されてからが大原則なのに、どうも人間、欲の皮がどうしても突っ張ってしまうようです。

マザーズ指数のＯＳＣは２７％、ヘラクレス指数も３１％とついに年初来安値を更新。２５％程度までマザーズ指数が落ちれば、これまでの推移からも自律反発基調に戻るでしょう。それは、ＯＳＣのコンバージェンスで確認できます。

後場にそのクライマックスが来て反転するのか、それともジリジリと下げ続けたまま週末ということで終了するのかによって、月曜日の地合ががらっと変わってくるものと思います。

もう１つのサインは９９８４ソフトバンクが切り返すかどうかです。ＯＳＣは－１％の２５％にまで押されました。これがマイナス終了でもよいので、引けにコンバージェンスすれば、雰囲気はかなり違ってくるものと思います。

明日の注目銘柄（４．２０．０７）

後場は前場と比べて、日経平均とマザーズ指数が少し持ち直し、ヘラクレス指数はほぼ変わらずといった状況でした。依然としてＯＳＣ値的には下落モードが継続です。マザーズ指数が－２％の３２％、ヘラクレス指数が－１％の３４％、日経平均も－１％の４５％、そしてＴＯＰＩＸが－４％の５１％です。

マザーズ指数は３月１９日のＯＳＣ３１％に対して後１％の差まで迫っており、まさに底割れ寸前です。明日、何らかの悲観的な材料から先物でも下げて始まるようなら、これは２０％台への突入が必至かと思います。

せめてコンバージェンスでもしていればまだ希望が持てる訳ですが、それもなく、持株は綺麗に処分しました。家人の２１２６ＧＣＡは引けの下落局面でもやけに強く、明日８５０Ｋあたりまで寄り付きで来れば売ることとしております。

今日は何と言っても３０７３ダイヤモンドダイニングと２１２２インタースペースの損切りが大きかったですね。４０８０田中化学研究所の７９円のプラスと３８４１ジーダットでの少々のプラスではカバーしきれずといったところでした。いずれもテクニカルな形の上では、明らかな下降傾向を示しておりましたので、明日は更に押すものと判断。その押してからの上げのサインの時に、何とか今日のリベンジを果たしたいと思います。

それにしても、今日の寄り付きで先物の大幅マイナスから、一斉に売り浴びせがあるのはある程度想定しておりましたが、寄り付きからの下げのスピードが速く、あっという間の出来事でしたので、寄り付きからの成り売りでもかけていないととても対応できませんでした。しかし、マイナスを覚悟して寄り付きからの成り売りもなかなか出来ないものです。それが底だったりすることがよくありますので。

市場が総悲観と言うわけでもなく、これまで押されていた銘柄はそれなりに反発しております。５７４２エヌ・アイ・シーはまさに寄りから２分くらいの電光石火のストップ高です。４２９３セプテーニも下げすぎたせいか、今日は昨日安値を下回らずに後場に急騰しストップ高。先日から注目している４２９０プレステージインターナショナルは、筆者が監視を怠った隙に後場から２１Ｋ高です。また、今日の注目銘柄の６３７８木村化工機もこの株の癖を知っていたつもりが、つい寄り付きからの動きを見ていなかったため、一旦５３５円まで押されてからの、前日安値の５４１円抜きの時に場を見ておらず、気がついたのは急騰の後の祭りでした。

このように、目星を付けた銘柄は少しタイムラグを伴いながらも上げてはおります。何とか取り逃がさない算段をもう少し工夫しながら、このめまぐるしい相場で勝ち抜いて行きたいものです。

そこで、明日の注目銘柄です。今晩は少し厳選してみます。

テクニカル用語の簡単解説

１．２４６１ファンコミュニケーションズ
　ジリジリと押されての１８３Ｋの安値は上場来安値更新。ＯＳＣは＋２％の３１％とコンバージェンス。明日押されてからこの１８３Ｋを下抜くようだと、底値脱出かと思います。

２．３０７３ダイヤモンドダイニング　逆張り
　この株、かろうじて４月４日のＯＳＣ３４％を上回る３５％で終わっております。終値比で５９Ｋものダイバージェンスです。底抜けの可能性もありますが、抜けたら抜けただけその後の反転のエネルギーが溜まるはず。一旦今日は損切りしたため、何としてもこの業績好調銘柄で一矢を報いたいと思っております。

３．３８３７アドソル日進　逆張り
　この株、また公募価格（３１５０円）付近まで落とされております。ＯＳＣは何と２２％です。出来高も少ないシステム開発会社ですが、ＰＥＲ１２倍は少々過小評価ではないでしょうか。明日公募価格を割ったところからの反発に期待。

４．９９８４ソフトバンク　逆張り
　この株のＯＳＣが２０％台に落ちたのは、昨年の１１月２０日以来のこと。２６％です。昨年の４月２１日と並ぶ、近来稀に見る低さです。明日のポイントは引けにかけてＯＳＣがコンバージェンスするかどうかです。過去の例ではコンバージェンスした翌日は押さずにそのまま上げております。底打ち確認の意味でも、この新興（１部だが）の星の明日に注目です。

５．９４３３ＫＤＤＩ
　押し目が続いているこの株、ＯＳＣは＋２％の４２％とコンバージェンスしました。１２日以来連続してＯＳＣを下げ続けて来ましたが、ＯＳＣ値の４４％という低い位置からは、これまではかなりの確率で切りかえしております。明日は９５２Ｋ前後からの猛反発に期待。同じ通信銘柄の９４３２ＮＴＴもついでに注目。６０４Ｋの攻防。

６．６７２７ワコム　逆張り
　この株、久々にＯＳＣを２７％まで落としております。ＲＳＩも１４％です。ＲＳＩの１０％台は昨年１０月１３日以来です。この時はＯＳＣは３５％でした。指数値は２７Ｋ分ほど高めですが、このようなオシュレーター系テクニカル指標の位置から、明日は、２８６Ｋを割り込んで、直近の安値の２７８Ｋあたりまで落ちた時は買いでしょうか。

７．６８９０フェローテック　逆張り
　いよいよ煮詰まってきました。ＲＳＩも１２％まで急落。ＯＳＣは３８％で４月１１日の３６％に迫りました。明日はずばり８３８円を巡る攻防からの抜けだしに要注意。

８．４８３９ＷＯＷＯＷ　逆張り
　明日は３５１Ｋ割れの押し目からの反発狙い。ＯＳＣは３６％まで下落。３月２０日の並びました。３２９Ｋまで押されれば理想的。後２３Ｋの下落です。

９．２３７１カカクコム　逆張り
　この株今日は３３５Ｋまで押されましたが、まだまだ明日は押される筈です。昨年１１月２１日の安値３２０Ｋあたりまでの下落を覚悟すれば、４月９日のＯＳＣ２７％と今日の終値でのＯＳＣ３９％とのバランスが取れそうです。しかし出来高を伴って下げましたね。決算がやや予想を下回るので見切り売りのようなものが出ているのかも知れません。それだけに、もう一押しか二押し欲しいところです。

１０．５３８４フジミインコーポレーティッド　逆張り
　ＯＳＣは＋１％の２９％とコンバージェンス。ＲＳＩは１８％まで落としております。直近安値では３月１９日の３１７０円というのがありますが、このあたりまでの下落を意識しながらそろそろ反発時期狙いです。

１１．６７７９日本電波工業
　今日の５６３０円は買いのようでした。明日は出来るだけこの線に近づいてからの買い出動です。ＯＳＣは３４％→４３％と切りかえしすぎのようです。

１２．３９７１東セロ　逆張り
　やっとこの株ＯＳＣを連日３５％にしての底打ち気配です。安値も１２３５円をキープ。ダイバージェンス度は６０円ほどあります。明日はプラス始まりをするようなら、切り返すかと思います。

１３．４７１９アルファシステムズ
　きっちりと切りかえしたのはこちら。ＯＳＣも＋２％の３８％に上げての＋４０円です。控えめですが、反転するときは随分とイナーシャがかかるものです。一旦、弾みがつくと後は１００円位の上昇は軽くなります。この株、明日復活したとすれば数日間は保有して３５００円くらいまでになるまで醸成をすると良いでしょう。

以上です。逆張りがやけに多いですね。それだけ地合が悪いということでしょうか。もし明日コンバージェンスかプラ転銘柄が増えれば、一旦来週からの反発体勢に入るものと思われます。

悪い雰囲気をそのまま引きずって

今日は昨日の下落からの反転のきっかけができるのかと思ってみておりましたが、ヘラクレス指数だけが一時プラ転するも、予想外の先物の下げに始まっての日経平均の下げの前には、新興市場銘柄はひとたまりもなく軒並み下落。一部の動かない銘柄のみそのままの状態です。その動かない銘柄の代表格８９２３トーセイは＋１Ｋでとりあえず売却。

その他の持ち越し銘柄は、底が近いと判断しての我慢の子でホールド中。唯一プラ転しているのは、４０８０田中化学研究所と、昨日８３５Ｋで家人に成り代わって仕込んだ２１２６ＧＣＡです。このＧＣＡも８５８Ｋの高値から、前場終了段階では８１７Ｋへ急落。

後場にかけての動きを注視する必要がありますが、引けにかけての判断で損切りラインを下回った銘柄は一旦降りざるを得ません。前日安値を割り込んでのＯＳＣも前日比マイナスに沈んだ場合は、そのルールに抵触します。今の相場は底が近いので、何らかの事情で明日は一気にプラ転する可能性もありますが、それはその時です。確率的には、市場全体が悲観に沈んでいる時は、少なくとも明日の前場まではその雰囲気を引きずるものです。

日経平均のＯＳＣは昨日のＯＳＣが－４％の４６％だったことを受けて、今日は更に４％マイナスの４２％まで落ちております。あえなく１７５００円割れです。これが後場に回復して終了しない限り下降トレンドです。

新興市場もマザーズ指数のＯＳＣが２９％とやっと２０％台に突入。朝方の下げでもこの２９％までの下落でした。その後３０％台に復帰するも、再度の下落です。日経が上げても上がらないので下げれば落ちるのみ。ヘラクレス指数のＯＳＣは－１％の３４％です。今日は一時プラ転しましたが、その後の勢いがなく、高値、安値ともに前日を下回っております。

明日の注目銘柄（４．１９．０７）

後場は多少は新興市場も持ち直した感じでした。ＯＳＣも前場より１－２％上げております。しかしマイナス終了の悪い形で終わっていることには変わりありません。

その悪い地合に吸い込まれるように、結構な銘柄に手を染めました。２１２２インタースペースを１８５Ｋで、２４５９アウンコンサルティングを２２６Ｋで、３０７３ダイヤモンドダイニングを６９６Ｋで、４０８０トーセイを１０８Ｋで、そして４０８０田中化学研究所を９００円での購入でした。家人の２１２６ＧＣＡとともに持ち越しです。こんな地合で持ち越しはリスクがありますが、テクニカルには買い条件を備えておりましたので、「一歩先んじての買い」という投資スタイルの変化に転換した以上、このやり方を試行することはやむを得ません。

さて、明日こそ実りあるトレーディングを行うための注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

１．２４１３ソネットＭ３
　もう一度３５５Ｋ近辺まで押せば、底固めの駄目押しから３７０Ｋから３８０Ｋまでの上昇を期待。
　
２．３７７０ザッパラス
　１１４Ｋの安値は何とか死守。ＯＳＣも＋４％の３８％と伸ばしております。明日は１１４Ｋから１１５Ｋまでで買い。

３．２１２７日本Ｍ＆Ａセンター
　明日６２６Ｋ割れがなければ。ＯＳＣも＋１％の３４％とコンバージェンスしておりますがまだ膠着状態。指数値、ＲＳＩとも最低レベル。

４．２４７８ＭＫキャピタルマネージメント
　明日は３５０Ｋに近づく時に買い、３６５Ｋから場合によっては３８０Ｋまでの上昇で売り。切り返し顕著。

５．３８４１ジーダット
　初めてＯＳＣを３０％台に乗せました。指数値は上場来最低値。乖離幅は５Ｋあります。明日は、今日の２６８Ｋが守れるかどうかがポイント。そこから切り返すようだとそこに乗る手。

６．３８１２ゲームオン
　まだ微細な兆候ですが、ＯＳＣは＋１％の２９％で指数値は最低値更新。ＲＳＩがまだ４８％と高いので、明日の２４６Ｋ割れも覚悟しながらのウォッチです。何といっても２１２Ｋという３月１９日の安値が喉に刺さっております。

７．９９８４ソフトバンク
　もうすぐ底を脱出するかと思います。上げる時は１００円以上の上昇となります。そのシグナルは、明日高く始まり２５９５円割れがなく、そのまま気流に乗って空高く舞い上がるかどうかです。再度今日の安値の２５９５円を下回るようだとまだ下押し圧力が健在ということになり、もう少し日柄が必要です。ＯＳＣは１６日の２９％を底にして、３１％、３２％と上昇中。指数値ではあと２５円の下落で一昨年１２月以来の最低値に並びます。ということは２６００円で明日踏みとどまれるかというあたりがポイントとなります。

８．４５６５そーせいグループ
　明日は１８７Ｋまで押されて、そこが割れなければ買い。４月１１日のＯＳＣ３７％を底にして今日でで５３％と伸ばしながら、終値で５Ｋ分のダイバージェンスです。指数値では後３Ｋの下落でこのところの最低値に並びます。やはり１８７Ｋを巡る攻防となりそうです。出来高も徐々に増えているのは心強いが、アンジェスＭＧほどの新薬の種がないのが停滞の原因かと。

９．６９０２デンソー
　自動車関連銘柄の低迷がこのところ目につきます。この株もそうです。しかし、昨日のＯＳＣ２８％を底にして、今日は＋２％の３０％での＋８０円終了は評価できます。明日は、今日の安値４１１０円前後まで押されるならそこが絶好の買い場かと。何しろ世界のデンソーです。トヨタ系というのが筆者にはネック。しかし、トヨタはいすゞやスバルの取り込みといい、さすが目が利きます。

１０．２３０６ビック東海
　今日の安値１０３０円から１０５５円の高値終了で、ＯＳＣも前日同値の４３％に戻しました。３月２９日の再来なるか明日は注目。

１１．８８８８クリード
　明日は３３２Ｋまでの調整があれば買い。そのまま大人しく始まりじり高のようだと３５０Ｋまでの上昇を見込んでの即乗りでの買い。機は熟しております。

１２．２３２６デジタルアーツ
　引き続き注目。明日の押し目で１２３Ｋ～１３２Ｋの間で拾う手。そのまま上昇するようなら見送り。上値は限定されております。

１３．４７５５楽天
　押しに押されておりますが、ダイバージェンス度は高まっております。今日は４６６００円まで下げましたが、これが割れるかどうかに注目。一応３万円台も付けた株です。何が起こるか分かりません。とにかく押し目からの逆襲に乗じることです。

１４．３７２２日本ベリサイン
　１４１Ｋ～１４３Ｋまで落ちるようだと買い。タコ部屋株です。一度迂闊に潜り込むと、吸い付かれて出るに出られないという、あのタコ部屋を連想する株です。うっかり近づくと裏切られます。要注意。

１５．８８６８アーバンコーポレーション
　普通なら１６００円近くまでは切り返す筈。受難中の不動産関連だけに少し慎重に立ち回る必要がありますが、明日の寄り付きからの勢いに注目。１５６２円をまた割るようだと、また床に伏せるか。８８７４ジョイントも同じ。

１６．６３７９新興プランテック
　さすがに引けにかけて、昨日安値を下から抜いてのほぼゼロ終了です。これで明日は１２００円奪還に向けての動きが加速するはず。ＲＳＩも前日同値の２２％と最低水準。ＶＲ改はなんと１８％です。ここまで腰を低くすれば、明日はひょっとするとロケットスタートかも知れません。

１７．６３７８木村化工機
　この株、突っ込み買い候補。まさかとは思いますが、５１０円位まで押しに押されたらそこで買い。ＯＳＣが３２％にまで急落しております。ＲＳＩも２２％です。指数値は今回の上昇相場の初動の時に比べればまだ２００円分程度は高いのですが、ほぼ３月２２日ごろの水準には達しております。その日の安値の５１１円が下げ目途という訳です。そう目論見通りにはいかないかも知れませんが、こうした仕手株はこのくらいの厳しい見立てでちょうどよいのです。

１８．１９７０日立プラントテクノロジー
　同じ原発銘柄では、この株が一足早くプラ転。しかし、ＯＳＣが３９％と４％下げております。このあたりがチョイと気になりますが、この位置からのＯＳＣダイバージェンスがどう出るかを見定める意味でも注目。やはり今日の安値７１４円割れがあるかどうかが焦点。

以上です。

結果が出ない

今日は日経平均は上げているものの、ＴＯＰＩＸコア３０銘柄を見ても、軒並み上昇ではなく、これまでに押されていた８６０４野村ホールディングスや８５９１オリックス、クルマ関連、そして鉄鋼関連銘柄中心の動きです。

新興市場は、もはや見切り売りも続出の状態。

前場は、押していた６７２７ワコムを今日の安値の２９１Ｋで待って買いましたが、前場引けには昨日安値の２８８Ｋめがけて落とす勢いです。同値降りをしようとしましたが、すぐにかぶせ玉が入り、売り仕掛けが見え見えの状態。ＯＳＣも－１％の２９％まで転落。少々売りヘッジをかけねばならないかも知れません。

日経にしてもＯＳＣは－４％の４６％と下降傾向にあることに注意。４月１１日の節目の１７６１８円という安値はきちんと下から抜いているのですが、その後が重い。一気に１８０００円を目指す以外にはボックス圏での右往左往を余儀なくされるポジションです。

新興市場は、マザーズ指数のＯＳＣが－３％の３３％、ヘラクレス指数も－４％の３３％です。ここで下手に踏ん張らないで、一気に２０％台の半ばまで落ち込まないと、離散したお客さんは帰ってこないでしょう。その時でも帰ってくるお客さんは、業績不安が少ない優良銘柄に限られますので、銘柄選定には注意が必要です。

今日は家人が久々にトレードに復帰しました。大崎エンジニアリングとクオールの「損切り」にやっと片が付いたためです。早速、９００Ｋを大きく切っている２１２６ＧＣＡを買いたくて買いたくて仕方ないとのこと。まだ証券会社への入金が出来ていないので、筆者の名義で肩代わり発注しました。減益発表したのでもう少し待ったらとの「助言」を振り切っての８３５Ｋでの指し値＆爆死です。

クオールの時も大崎の時もそうでしたが、今日はありえないだろう＋３０Ｋの８６５Ｋで売り指しするように筆者に命じて、病院にクスリをもらいに出かけました。やれやれです。あっというまの８００Ｋ割れです。疲れがどっと出ました。筆者のトレードどころの話ではありません。もう少し様子を見るように助言はしたのですが、最近、筆者がテクニカル指標の勉強をこれだけしても、結果が出せていないものだから、勉強してもそうなら、するだけ損だとのたまわる次第。この開き直りにはもう手の施しようがありません。こういうトレーダーが雨後の竹の子のように新興市場にも涌いて出るのを、切に望む次第です。それも、家人のようなタケノコご飯がやっとの零細投資家ではなく、松茸ご飯を常食とする真のブルジョワ投資家の登場を切に期待します。

前場はいくつかの銘柄を下で指しておりますが出来ず。こうなりゃ、徹底的に下げるまで待つ以外にありません。