今日の特に後場からの新興市場の強さには裏をかかれました。
主力市場の先物主導での停滞が新興市場にも影響を与えると思いきや、ネット関連銘柄は終わってみれば、軒並みじり高の上昇でした。ジョインベスト・エキスプレスで、やけに新興市場が強いことは前場終わりのブログでコメントした通りでしたが、例えばモニタリング銘柄の3823アクロディアなど、前場は行ったり来たりでほとんど動かずでした。そのため、後場からは監視を外しましたが、引けにチェックすると後場から急伸でした。
同じ新興市場でも8728M2Jを見ておりましたので、全くこの予想外の動きは蚊帳の外でした。主力市場が停滞しているのを見て、後場からは新興市場に資金が流入したようです。あるいは、主力市場はグローバル展開している関係上、アメリカのサブプライム問題や為替の影響が不可避と見て、そこからは距離をあけている新興市場に物色の矛先が向かったと言うこともできそうです。
さて、そうは言っても、日経平均も安値を切り上げ反発体勢にはあります。このままだと11月20日の14751円が底値として意識されそうです。そうなると、本格反転のためには、11月15日の高値の15587円を抜く伸びが必要となります。これを越える流れが作られるかどうかが、明日以降の注目です。個別銘柄では既に、この直近高値を抜いている銘柄が散見されます。
今日急伸した新興市場銘柄は、この直近高値を抜くタイミングにあったものが多いように思います。
そこで、明日のモニタリング銘柄は、主としてこの直近高値抜きの手前に位置する、上り坂の銘柄と、11月20日が底打ちとして、反転のエネルギーが溜まっているであろう、押しに押された銘柄の両面から探ってみたいと思います。
テクニカル用語の簡単解説
1.3854アイル
320Kの高値を目指す勢い。出来高も急伸。といってもまだ259株。まずは305Kを抜けるかどうか?
2.6256ニューフレアテクノロジー
公募価格まで復帰。230K以下なら買いか。これも出遅れ銘柄だが、今日は出来高が急伸し635株の出来高は久し振り。
3.2148アイティメディア
148Kの直近高値がもうすぐ。出来高も前日比3倍。
4.2150ケアネット
これも同様に出来高が前日比3倍。やっと切り返しの動き。171Kを抜けるかどうか。
5.3846エイチアイ
色々ありましたが、ネット関連ということで再度見直し買いが入っているようです。出来高も伸びて、418Kの直近の高値も間近。
6.2459アウンコンサルティング
この株も来てましたか。3000株を越える出来高で、直近高値の228Kはほんの目の前にあります。
7.9432日本電信電話
これは逆張り。今日の476Kの割り込みがないことを確認。あっても、そこからきちんと切り返すなら、明日以降に持ち越しも。
8.6432竹内製作所
何とか4520円の昨日安値を下回らずに、OSCを+1%の39%にコンバージェンスさせての終了でした。まだ安心感はないかと思いますが、ユーロ・円も円安方向に振れております。明日あたり勢いが付く可能性が高まってきました。
9.5711三菱マテリアル
これも511円の昨日安値をかろうじて凌いで、OSCは43%のままでのコンバージェンスです。もうこのあたりが我慢のギリギリのところかと。
10.4062イビデン
これもこんなところでウロウロしている株ではありません。火曜日の7730円で灰汁抜けしているのかどうか。OSCは+4%の47%と切り返し基調が鮮明。
11.5310東洋炭素
今日も押されて、ついにOSCが32%まで下落。指数値は今年の最低値。明日は幾ら何でも切り返すでしょう。
12.6767ミツミ電機
なかなかに頭が重い1日でした。それでもOSCは+4%の38%で、下値は何とか固めたようです。3800円台を抜ければ、4000円までは近いかと。
13.4617中国塗料
今日は出だしは飛び出しましたが、その後は例によってじり貧。明日、もう一度1080円前後まで押されて下値を固めきれば、何とか膠着状態からは脱する契機が得られるかも知れません。船舶の停滞と軌を一にしているようです。そりゃ、船あっての塗装です。船を置き去りにして、塗料だけ沖合に出ることは出来ません。何と遠慮深い株でしょう。しかし、一気にざくざくと上げる快感を与える希有な株ではあります。
14.5479日本金属工業
この株に一気に戻す力が残っているのかどうか。今日は日本金属が特買いから始まりました。11月6日に下方修正しているこの株は出遅れてもやむを得ませんが、ここまで落ちれば、アメリカの金融株と同じで、どこかで自律反発もあるかと思います。OSCはわずかですが、コンバージェンスして44%です。11月19日に29%で底を打っております。RSIもちなみに+2%の18%でコンバージェンスです。
15.5563日本電工
日本金属工業と異なり、こちらは業績面での不安はない筈。にもかかわらず、今日も安値は更新。743円の直近安値も目の前です。しかし、VR改も39%です。明日、もう一押しあってからの反発に期待。今日も出だしは好調でした。
16.4563アンジェスMG
最後にこのバイオ株で幕を閉じます。623Kの直近高値が目の前です。出来高さえ伴えば軽く越える筈です。しかし、赤字幅を拡大させながらも、よくこの株価を保てるものです。あのオンコセラピーも息を吹き返しております。片や東大、こちらは阪大。
以上です。結構な数が、特に新興市場銘柄を中心に挙がりました。しかし明日、新興市場にお金が回らなければパーです。そこは十分にご注意を。世の中思い通りには行きません。ひと息つく可能性もあります。
持ち越しはゼロ。M2Jなどにかかわったお陰で、今日の損得もゼロでした。
主力市場の先物主導での停滞が新興市場にも影響を与えると思いきや、ネット関連銘柄は終わってみれば、軒並みじり高の上昇でした。ジョインベスト・エキスプレスで、やけに新興市場が強いことは前場終わりのブログでコメントした通りでしたが、例えばモニタリング銘柄の3823アクロディアなど、前場は行ったり来たりでほとんど動かずでした。そのため、後場からは監視を外しましたが、引けにチェックすると後場から急伸でした。
同じ新興市場でも8728M2Jを見ておりましたので、全くこの予想外の動きは蚊帳の外でした。主力市場が停滞しているのを見て、後場からは新興市場に資金が流入したようです。あるいは、主力市場はグローバル展開している関係上、アメリカのサブプライム問題や為替の影響が不可避と見て、そこからは距離をあけている新興市場に物色の矛先が向かったと言うこともできそうです。
さて、そうは言っても、日経平均も安値を切り上げ反発体勢にはあります。このままだと11月20日の14751円が底値として意識されそうです。そうなると、本格反転のためには、11月15日の高値の15587円を抜く伸びが必要となります。これを越える流れが作られるかどうかが、明日以降の注目です。個別銘柄では既に、この直近高値を抜いている銘柄が散見されます。
今日急伸した新興市場銘柄は、この直近高値を抜くタイミングにあったものが多いように思います。
そこで、明日のモニタリング銘柄は、主としてこの直近高値抜きの手前に位置する、上り坂の銘柄と、11月20日が底打ちとして、反転のエネルギーが溜まっているであろう、押しに押された銘柄の両面から探ってみたいと思います。
テクニカル用語の簡単解説
1.3854アイル
320Kの高値を目指す勢い。出来高も急伸。といってもまだ259株。まずは305Kを抜けるかどうか?
2.6256ニューフレアテクノロジー
公募価格まで復帰。230K以下なら買いか。これも出遅れ銘柄だが、今日は出来高が急伸し635株の出来高は久し振り。
3.2148アイティメディア
148Kの直近高値がもうすぐ。出来高も前日比3倍。
4.2150ケアネット
これも同様に出来高が前日比3倍。やっと切り返しの動き。171Kを抜けるかどうか。
5.3846エイチアイ
色々ありましたが、ネット関連ということで再度見直し買いが入っているようです。出来高も伸びて、418Kの直近の高値も間近。
6.2459アウンコンサルティング
この株も来てましたか。3000株を越える出来高で、直近高値の228Kはほんの目の前にあります。
7.9432日本電信電話
これは逆張り。今日の476Kの割り込みがないことを確認。あっても、そこからきちんと切り返すなら、明日以降に持ち越しも。
8.6432竹内製作所
何とか4520円の昨日安値を下回らずに、OSCを+1%の39%にコンバージェンスさせての終了でした。まだ安心感はないかと思いますが、ユーロ・円も円安方向に振れております。明日あたり勢いが付く可能性が高まってきました。
9.5711三菱マテリアル
これも511円の昨日安値をかろうじて凌いで、OSCは43%のままでのコンバージェンスです。もうこのあたりが我慢のギリギリのところかと。
10.4062イビデン
これもこんなところでウロウロしている株ではありません。火曜日の7730円で灰汁抜けしているのかどうか。OSCは+4%の47%と切り返し基調が鮮明。
11.5310東洋炭素
今日も押されて、ついにOSCが32%まで下落。指数値は今年の最低値。明日は幾ら何でも切り返すでしょう。
12.6767ミツミ電機
なかなかに頭が重い1日でした。それでもOSCは+4%の38%で、下値は何とか固めたようです。3800円台を抜ければ、4000円までは近いかと。
13.4617中国塗料
今日は出だしは飛び出しましたが、その後は例によってじり貧。明日、もう一度1080円前後まで押されて下値を固めきれば、何とか膠着状態からは脱する契機が得られるかも知れません。船舶の停滞と軌を一にしているようです。そりゃ、船あっての塗装です。船を置き去りにして、塗料だけ沖合に出ることは出来ません。何と遠慮深い株でしょう。しかし、一気にざくざくと上げる快感を与える希有な株ではあります。
14.5479日本金属工業
この株に一気に戻す力が残っているのかどうか。今日は日本金属が特買いから始まりました。11月6日に下方修正しているこの株は出遅れてもやむを得ませんが、ここまで落ちれば、アメリカの金融株と同じで、どこかで自律反発もあるかと思います。OSCはわずかですが、コンバージェンスして44%です。11月19日に29%で底を打っております。RSIもちなみに+2%の18%でコンバージェンスです。
15.5563日本電工
日本金属工業と異なり、こちらは業績面での不安はない筈。にもかかわらず、今日も安値は更新。743円の直近安値も目の前です。しかし、VR改も39%です。明日、もう一押しあってからの反発に期待。今日も出だしは好調でした。
16.4563アンジェスMG
最後にこのバイオ株で幕を閉じます。623Kの直近高値が目の前です。出来高さえ伴えば軽く越える筈です。しかし、赤字幅を拡大させながらも、よくこの株価を保てるものです。あのオンコセラピーも息を吹き返しております。片や東大、こちらは阪大。
以上です。結構な数が、特に新興市場銘柄を中心に挙がりました。しかし明日、新興市場にお金が回らなければパーです。そこは十分にご注意を。世の中思い通りには行きません。ひと息つく可能性もあります。
持ち越しはゼロ。M2Jなどにかかわったお陰で、今日の損得もゼロでした。