株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.27.06)

2007-11-26 20:49:41 | 明日のモニタリング銘柄
今日は先物が朝からGUして上げ、後場の寄り付きも更にGUして上げた割には収穫のない1日でした。モニタリング銘柄は行ったり来たり、右往左往でした。特段の買い上がりの勢いもなくエントリータイミングが難しい1日でした。

OSCで見ると、日経平均は-2%の45%、マザーズ指数は-4%の45%、ヘラクレス指数は指数値はかなり伸ばしたものの-1%の52%と、すべて前日比でアンダーとなっております。まだ切り返し鮮明というわけではなさそうです。

トレンド転換の目安としては再三触れてきているように、黄金分割比率の15670円を上回らない限り、まだ下方へのトレンドが継続となります。まずは11月15日の日経平均の高値、15587円を抜く勢いがないと駄目でしょうね。

それでは明日のモニタリング銘柄です。

1.6254野村マイクロサイエンス
 中間期で7.8%の連結経常減益で、公募価格の1800円から大きく下げ、RSIも15%、OSCは30%のまで落としております。通期は若干の増益を見込んでいるようですので、そろそろリバウンドがあるかどうか。

2.6016神戸発動機
 どれもこれもかなりチャートが乱れております。マイナーな株ですが、ここまでの押し目から、明日も切り返すかどうか?

3.9810日鐵商事
 マイナーついでにこれも。305円以下で仕込みたいところ。

4.4617中国塗料
 どうしても頭を押さえつけられて上に行けません。塗装に失敗すると、慌てて上に塗りたくってしまい、もっと状況が悪化することがありますが、まさにそのような面持ちです。この株。OSCも2%落としておりますが、これは11月19日の水準に逆戻りです。1100円台が固まれば上には行くのでしょうが、何しろ円高だと船舶が今悪いのと同じで逆風です。この膠着状態を凌ぎきるのかどうか?大きく押されたところでは、それなりに切り返しておりますのでチャンスかと。

5.5707東邦亜鉛
 亜鉛市況の悪化のせいで売られております。しかし、OSCはここ6日間で3度目となる33%で踏ん張りを見せております。そろそろ売り枯れても良さそうなものですが。

以上です。あまりにしけた銘柄ばかりなので、今日は特別に、

強気で攻めるなら銘柄:
 9438エムティアイは、19日の直近高値を今日は綺麗に抜いての終了。他にこのパターンの銘柄は、6849日本光電工業、6951日本電子、4091大陽日酸、3402東レ、8035東京エレクトロン、5017AOCホールディングス、2766日本風力開発、6890フェローテック、4281DAコンソーシアム、9793ダイセキ、9501東京電力、8306三菱UFJフィナンシャルG、4503アステラス製薬あたりです。
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トリッキーな動きが多すぎる

2007-11-26 11:16:11 | 株に出会う
今日は確かに先物も少しシカゴCMEよりも低く始まったためか、前場を終わってみると右肩上がりのじり高傾向です。

しかし、個別株を見ていると、動きのよい6330東洋エンジニアリングや8728M2Jは、先物の動きに連動しているのですが、前場に失敗した2138ウェブドゥジャパンのように出来高が少ない新興銘柄は、久し振りに手がけましたが、何とも後味の悪い値動きでした。動意付いたタイミングでの194K、195Kの追撃買いでしたが、これは言ってみればこの株をの罠のような動きであり、下で買うぞと置いていた買い指しの30枚程度がなくなると同時に、その1つ上の買い板もなくなっているという、まさに下品な手品のような手口でした。結局193Kと192Kで撤退。

やっぱり新興市場での出来高が少ない株は、乱打戦にでもなって、これらの姑息な騙し板が跋扈しない状態までにならないと、全く不快でしょうがありません。これでは買っても負けても嫌な気分が残ります。

もっとも、欲を掻いて買いに入った筆者が悪いといえば悪いのですが、しばらく新興市場の銘柄からは遠ざかっていたものですから、つい安易に手をつけたのが敗因。

さて、為替が予想通りに若干の円安方向に触れておりますので、後場は15000円を固めることができるかどうかに注目。今日プラス終了なら、11月20日が当面の底であったことが確認され、15500円程度までの上昇があるかも知れません。ここを抜けるのは、チョイと今回の下降相場では難しいように思います。

前場の先物の出来高を見ても、日経平均の出来高を見ても、かなり低調です。特に先物は先週末の半分程度の出来高推移です。しかし、両方とも5日MAラインは越えてきておりますので、後場に更なる上昇があるかも知れません。

いずれにしても、最近は後場は前場とは全く別の動きをします。安く始まるか高く始まるかで傾向が決まるようです。為替の動きとともに寄り付きの気配値を注目。
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明日のモニタリング銘柄(11.26.07)

2007-11-24 11:09:23 | 明日のモニタリング銘柄
NYダウは薄商いの中、クリスマス商戦への期待と、サブプライム対策基金の計画の進展?とやらを理由に、またこのところの下げの値頃感から181.8ドルの反発をし、シカゴ日経先物も大証のイーブニングセッションの終値より230円高で終わっております。

為替は一時107円半ばまで落ちましたがその後ドルが買い戻されております。原油、商品、そして金が値を戻しているのに呼応して、特にオーストラリアドルが上昇しております。この為替はテクニカルには、ドル・円、ユーロ・円、そしてカナダ・円がOSC他の分析から、月曜日に反発を示す形となっております。

こうした状況から、ひとまず、来週の月曜日は上げて始まるようですが、NYダウの上げ理由は、単なる期待感からのようであり、これが来週も続くのかどうかは疑問。OSCはこれだけ上げても-2%の43%です。今年のクリスマス商戦は期待はずれに終わるとの見方が優勢であり、これで下げ止まったとはとても言えない状況かと思います。

ということで、資源・原油関連銘柄の動きに特に注意しながらの、明日のモニタリング銘柄です。

1.6255エヌ・ピー・シー
 新興市場ではまずこれに注目。3300円という木曜日の安値を意識しての参戦。9月に2000円を割り込むなど、出来高が少ないと一気に下に持って行かれることがありますが、逆にそこがチャンスかと。

2.2138ウェブドゥジャパン
 高く始まりすぎると見送りも。195K程度だと妙味あり。来期はほどほどの決算予想であり可もなく不可もなしといったところ。

3.3823アクロディア
 もう一度この株。売りが出尽くしていれば、寄り付きからじりじりと上げていくはずですが、地合が良くても揉み合っているようならまだ出尽くし感はないのかも知れません。

4.2126GCAホールディングス
 すっかり安定感が出てきているようですが、明日は、一旦高く始まった場合は、一押しを待った方が良いかと思います。出来高が急増した時の高値掴みの方々が大勢控えております。戻り売りを仕掛ける人々です。そう言う意味では下げてきたからと言ってまだ買いにくい銘柄かも知れません。

5.8058三菱商事
 資源関連としては物産よりもこちらを注目。出来れば前日比マイナスに押されたところで買いたいところですが、3000円超で始まるでしょうね。

6.6432竹内製作所
 ユーロ高やらシティの目標価格引き下げやらで、ついに4500円台まで売り込まれております。出来高を伴ってのこの下げっぷりに「敬意」を表して明日のモニタリング銘柄に推挙します。14日のように高く始まりすぎたら押し目をじっくりと待つこと。

7.9110新和海運
 船舶からは再度これを。結構売り込まれておりましたが、そろそろ外国勢の換金売りも峠を越えたのではないかと。769円が抵抗線となるのかどうか?

8.6457グローリー
 もう一度3000円割れがあるようなら。このところの下げは円高で欧州向けビジネスへの影響を懸念してのものかと。

以上です。持ち越しは地味な7718スター精密のみ。地味銘柄にしては21日の出来高は凄かった。チョイと不可思議ですが、面白い動きの株です。
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日経平均と国債先物価格との逆相関性

2007-11-23 11:00:55 | 株に出会う
日本の長期国債価格と日経平均の相関性を調べていたら、面白いことに気づきました。比較は両者のOSC(究極のオシュレーター)を使ってのものです。

一般的には、今回のような日経平均の大幅下げ局面では、質への資金の逃避とやらで、長期国債の金利は低下します。(価格は上昇)これはアメリカも同様です。

日本の国債先物価格は、ある意味で非常に安定していて、過去何度か外国のヘッジファンドが揺さぶりをかけて、大儲けを企んでは挫折したほどの歴史があるそうです。

それは、今年のOSCで見ると、30%台程度から50%台前半程度の振幅で安定していることにも現れております。

ちなみに、8月以降の日経平均のOSCとの比較をしてみます。

 日付    国債先物  日経平均 
8月17日   54%   30%(ピークから下落)
9月7日    54%   57%(ピーク値をマーク)
9月28日   35%   68%(ほぼピーク値)
10月17日  43%   53%(ピークから下落)
11月5日   32%   53%(ピーク値から少し下落)
11月13日  53%   35%(ほぼボトム値)
11月20日  33%   47%(ボトム値より上昇中)
11月22日  37%   47%(ボトム値より上昇中)

現在進行中の直近の2つのデータは除いて、残り6つのデータにご注目下さい。国債先物価格のOSCが低い時は、9月7日の例外はありますが、日経平均のOSCは高いという逆相関の関係が「普通のこと」なのです。

注目すべきは、今の国債先物価格のOSCが30%台とまだ低いにもかかわらず、日経平均のOSCはあまり上昇していないことです。

国債先物価格のOSCは、2004年4月からの記録を見る限り、2007年1月10日の24%、2006年5月15日の28%、2005年12月12日の28%、2005年10月4日の27%、2005年8月11日の29%、2005年2月15日の29%、2004年11月1日の29%、そして、記録的な低さとの2004年6月17日の23%いう異例の値を含めて、3年半の間に20%台はたったの8回しかマークしておりません。それ以外は、30%台前半がボトム値なのです。

なぜ、こんな記事を書いているかというと、もうお分かりのことと思いますが、国債先物価格のOSCは、まだ現在水準の30%台から少なくとも50%台へとあげる余地を残しているのではないかということです。(ちなみに国債先物価格のOSCの最高値は2005年3月30日から3日連続でマークした77%です。ここまではまず行かないでしょうが、60%台への突入はあり得るかと。)

昨日は137.53円という高値を更新しました。(金利は低下)2006年1月18日の138.56円、それ以前には2005年9月2日の140.22円。そして、2005年6月30日の141.24円が控えております。

これらのデータからの結論は、日経平均がほぼ底を打ったと考えるのは早計ではないかということです。

ここから先の予測は、筆者の経験と知識では何の根拠もない(これまでもブログの気軽さから勝手なことを言ってきておりますが。)数字ですが、14500円には早めに到達し、そこで多少のもみ合いがありながらも、その先に14000円前半に近づき、そこで一息つく、といったシナリオが考えられそうです。


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先物の切り返しは本物か?

2007-11-22 11:23:32 | 株に出会う
日経先物は、朝方は14700円を切って始まりましたが、その後は14700円を抵抗線としながらじり高でしたが、前場の引けにかけては先物が不気味な上昇を見せての終了です。これが騙しなのかどうかは、昼以降の為替相場が大いに影響すると見ております。

その為替ですが、実はドル・円以外は昨日押されすぎの状態であり、どの通貨も今日の一押しからは反発必至と見ておりました。これはオシュレーター値と売買指数による筆者独自の判断ですが意外とあたります。その一押しがあったのが概ね10時頃です。そうやって見てみると、今日の先物は10時頃に朝のオーバーシュート気味の上昇からの14700円を挟んでの揉み合いを続け、そして、為替の円安方向への振れと共に前場の終わりにかけて上昇していっており、完全に符号しております。

前場はその10時頃のもたもたしている時に、M2Jや東洋エンジニアリングで薄利を3回。そして、この前引き前の動きに合わせて、指してあったうち、5563日本電工が758円で約定し唯一持ち越しております。

後場も為替次第のところはありますが、テクニカルには各通貨ともに反発体勢にあるものと見ておりますので、先物がGDして始まるのかどうかを注視。

今日の地合にしては、「少数精鋭」のモニタリング銘柄は善戦していると言えそうです。3勝1敗ですので悪くはありませんね。その1敗のブリヂストンも前日終値まで後ひと息です。(2勝2敗でした。威張るほどのことはありません。削除したい気持ちです。)この株、やはり相当な腕前の人が参戦しております。前場の先物の急伸に先立って、この銘柄だけ上へ上へと動意付いておりました。場の先行指標としては任天堂などと同じく頼りに出来そうです。

OSCは日経平均、先物、TOPIXともに1-2%コンバージェンス。マザーズ指数は同値の45%ですが、ヘラクレス指数だけ-4%の47%となっております。日経平均、TOPIXのRSIはわずかにコンバージェンスしております。この調子で後場に変調がなければ、切り返しての終了となる気配です。

しかし、NYダウの変調が止まっておりません。まだOSCは-1%の45%です。一旦8月17日の安値の12518ドルあたりまで試してから切り返すかもしれませんが、指数値で見る限り、後100ドル程度の下落でその8月17日に到達します。それからすると、12650ドルあたりで下げ止まるのではないでしょうか。このあたりの見通しは全くの山勘です。それを週末にかけて先取りして今日の日本市場が終わるかどうかが焦点ですね。

いずれにしても、この不安定な地合での持ち越しはしないつもりです。
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