団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

「さて、この先どうなるのだろうか」と病室の窓からボーッと雲を見ていた

2020-03-07 03:47:16 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「私と相棒の『2020』」というタイトルで、62歳の女性が投稿されていました。


 2000年、夫は異国での事故で頚椎損傷による体幹機能障害となり、首から下の自由を失いました。

 事故前、夫は仕事も趣味もパワフルにこなし、子育てにも協力的でした。
事故後、すっかり無口になってしまった夫に付き添いながら、
20年間の結婚生活を振り返り、
「さて、この先どうなるのだろうか」と病室の窓からボーッと雲を見ていた時、良いことがひらめきました。

 「そうだ、この人と”再婚”することにしよう」
頼りがいがあって、お酒が大好きな夫と20年間連れ添いました。
本当にお世話になりました。

 「今日からは、自分の身の回りのことはできないが、
介助すると「ありがとう」と言い、
思い通りに動けなくても短気を起こさず、
尊敬できるこの人と”再婚”することにします」。
そう誓った20年前のことを、昨日のことのように覚えています。

 夫の身体障害から気付かせてもらえることはとても多かったです。
その上で夫は働ける場もいただき、
それをサポートできることが私の生きがいになりました。

 事故直後を支えてくださった方々と、その後、たくさんの仲間との出会いは、
私たちの40年の財産です。
感謝です。


 以上です。


投稿者さんのひらめきに感嘆しました。
なるほど、「頼りがいがあって、お酒が大好きな夫」とは別れ、
「『今日からは、自分の身の回りのことはできないが、
介助すると『ありがとう』と言い、
思い通りに動けなくても短気を起こさず、
尊敬できるこの人』」と再婚する。

 投稿者さんは、事故で変わられてしまったご主人の境遇を、
新たに受け入れられる決心をされたんですね。

 ご主人は奥様だけではなく、周りの仲間にも支えられ、
働く場も得られたようです。

 このような奥様を持たれて、ご主人は幸せですね。
私の場合は、あり得ない話ですが。(苦笑)



 





スピッツ / チェリー
コメント (8)
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