中日新聞の「伝える工夫」という欄に「リクエストの賢い受け方」という中川 越さんの文が掲載されていました。
卒業、就職の季節となり、お祝い品を何にしようかと、迷っている方も多いはずです。
そんなとき、気楽に聞ける相手なら、「何がいい?欲しいものをリクエストして」と尋ねるのがいいかもしれません。
しかし、ここで問題になるのがお祝い品の額です。
あまり高いものをねだられると困ります。
非常識なリクエストは、まずありませんが、
「何がいい?」と聞いたからには、上限額を制限するのは、気が引けます。
では、どう聞くのがいいか。
詩人 生田 花世(いくた はなよ)は、高校を卒業する親しい人にこう書きました。
「折り返し、今一ばん欲しいと思いなさるものを云って来てくださいませんか。
・・・何をあげたら一番喜んでもらえるものか、少しも見当がつきません。
時計、帯、それとも御本ですか、
とにかく、心から愛子さんの蛍雪の功をお祝いしたいのです。
ただし、あっさりと言いますが、五千円までの準備しか出来ません」
好印象が際立つ金額制限の仕方です。
「あっさりと言いますが」が光ります。
卒業祝いに限らず、人に物を贈るときに応用できそうです。
そういえば、夏目漱石の手紙の中の次の言い方も、とても参考になります。
「本が読みたいというから何か送って上げようと思うが何を上げていいか分からない
注文があるなら買って送って上げましょう
どんな種類の本ですか 云って御よこしなさい
無暗(むやみ)に高い本は不可(いけ)ません」
漱石のように、楽しく制限するのも気が利いています。
以上です。
わが家の末っ子の孫も、今年の4月から中学生です。
入学祝いを贈らなければ。(笑)
うちはかみさんがお金を、息子の嫁さんに渡しています。
かみさんは、小学校はいくら、中学校はいくら、高校はいくら、大学はいくら、と決めているようです。
うちの家計で、3人とも同じ金額を渡せるように考慮したそうです。
ある孫の入学祝いの時には、家計に余裕があり、多く渡し、
ある孫の入学祝いの時には、家計に余裕がなく、少なく渡すなんてことは出来ません。
どんな時にも、同じ金額を渡せるよう配慮したようです。
去年 かみさんが、長男の孫の高校入学祝いを、息子の嫁さんに手渡しました。
あとで嫁さんが「助かりました」と言っていました。
高校の入学時は、けっこう物入りだったようです。
このように喜んでもらえると、こちらも贈った甲斐があったと思いますね。
Brenda Lee - The end of the world(1963)
卒業、就職の季節となり、お祝い品を何にしようかと、迷っている方も多いはずです。
そんなとき、気楽に聞ける相手なら、「何がいい?欲しいものをリクエストして」と尋ねるのがいいかもしれません。
しかし、ここで問題になるのがお祝い品の額です。
あまり高いものをねだられると困ります。
非常識なリクエストは、まずありませんが、
「何がいい?」と聞いたからには、上限額を制限するのは、気が引けます。
では、どう聞くのがいいか。
詩人 生田 花世(いくた はなよ)は、高校を卒業する親しい人にこう書きました。
「折り返し、今一ばん欲しいと思いなさるものを云って来てくださいませんか。
・・・何をあげたら一番喜んでもらえるものか、少しも見当がつきません。
時計、帯、それとも御本ですか、
とにかく、心から愛子さんの蛍雪の功をお祝いしたいのです。
ただし、あっさりと言いますが、五千円までの準備しか出来ません」
好印象が際立つ金額制限の仕方です。
「あっさりと言いますが」が光ります。
卒業祝いに限らず、人に物を贈るときに応用できそうです。
そういえば、夏目漱石の手紙の中の次の言い方も、とても参考になります。
「本が読みたいというから何か送って上げようと思うが何を上げていいか分からない
注文があるなら買って送って上げましょう
どんな種類の本ですか 云って御よこしなさい
無暗(むやみ)に高い本は不可(いけ)ません」
漱石のように、楽しく制限するのも気が利いています。
以上です。
わが家の末っ子の孫も、今年の4月から中学生です。
入学祝いを贈らなければ。(笑)
うちはかみさんがお金を、息子の嫁さんに渡しています。
かみさんは、小学校はいくら、中学校はいくら、高校はいくら、大学はいくら、と決めているようです。
うちの家計で、3人とも同じ金額を渡せるように考慮したそうです。
ある孫の入学祝いの時には、家計に余裕があり、多く渡し、
ある孫の入学祝いの時には、家計に余裕がなく、少なく渡すなんてことは出来ません。
どんな時にも、同じ金額を渡せるよう配慮したようです。
去年 かみさんが、長男の孫の高校入学祝いを、息子の嫁さんに手渡しました。
あとで嫁さんが「助かりました」と言っていました。
高校の入学時は、けっこう物入りだったようです。
このように喜んでもらえると、こちらも贈った甲斐があったと思いますね。
Brenda Lee - The end of the world(1963)